【士業の独立後に築いた人間関係からの巣立ち】メンター、師匠からはいつかは旅立つ!




独立後に築いた人間関係からの巣立ち

独立後に築いた人間関係からは巣立つことが

あると思います。

 

つまり、独立後にメンターや師匠になってもらった

人から旅立つのです。

 

これは非常に重要なことだと私は思ってます。

 

というのは、自分がその人から旅立つことで、

自分だけで生きる巣立ちの意味があるからです。

 

いつまでもメンターや師匠に頼っていては、

自分本来の成長はできません。

 

悩んだ時に相談できる人間関係があることは

頼もしいですが、最終的な決断は自分でしなければなりません。

 

独立とは孤独なのです。

 

この孤独を甘受して事業をやることで自分の成長を

速めていけるのではないかと思のです。

 

独立後のメンター、師匠を見つける

私は独立後にメンターや師匠となる人を探していました。

色々税理士の集まりに参加してみたり、本を読んでみたり、

でもなかなかそういった人は見当たりませんでした。

 

唯一、支部のお歴々で尊敬できる方がいたので、

その方から学ばせてもらおうと思い、頻繁にあったりしていました。

 

このようにメンターや師匠と呼べる人はまずは

自分で探さないといけません。

 

探さないと見つかりません。

 

ここでメンターとは、仕事や人生の指導者、助言者といった人です。

師匠も同じような意味合いで私は今回使っています。

 

なぜ、独立後はメンターや師匠が必要なのでしょうか?

 

独立直後は正確な判断をできる状態ではないからです!

 

どういった意味なのかというと、士業は通常組織などで

サラリーマン生活を経験された人がなっていきます。

 

規模の大小はあれど、とどのつまり雇われ精神の塊で

自分が生活できるのは勤めているからです。

 

これが独立すると、自分の事業の規模はどうであれ、

周りからは一斉に先生!先生!と呼ばれる、無駄な営業はされる、

といった、勤務時代とはかけ離れた世界に行きます。

 

また、独立した自由から色々なものが新鮮に見えますし、

事業をうまく軌道に乗せようと今までのアイデアを実現するように

自分で動き始めます。

 

さて、ここでいったん思考をストップしていただいて、

そういった自分の行動を誰かに相談しましたか?

又は、誰かから意見を言ってもらえる状況でしたか?

 

私は今考えるとそういった状況ではありませんでした。

もし相談できる人がいれば、意見を言ってくれる人がいれば

と当時も今も振り返ることがありますね。

 

私の場合幸運だったのは、事業の失敗を独立後半年くらいで

確認できる環境にいたので、早めの対策をすることができました。

 

ですから、メンターや師匠は必要だなあという

結論に現在では至っています。

 

 

メンター、師匠からの旅立ち

さて、メンターや師匠がいることは確かに心強いですが!

いつかは旅立たねばなりません。

 

その理由は、いつまでも他人に甘えてはいけないからです!!

 

独立とは孤独で、長期の戦いをイメージしていただけると

良いと思います。

 

事業は止めるまでずっと続きます。

今後、先進国は平均寿命が100歳近くとなります。

 

残念ながら、こういった時代に対応してきた人は

今までいません。

 

何が正しくて、何が間違っているのかはわかりません。

十人十色の正しさ、間違いが出てくるのだと思います。

 

ですから、自分で正しさ、間違いを判断していかねばなりません!

 

また、いつまでもメンターや師匠がこの地上に存在し続ける

ということはあり得ません。

 

今は使わなくなりましたが生き字引という言葉があります。

知識が広い分野にわたって豊富なことを言います。

 

このような人は一般的に考えて自分よりも年上の方が

多い傾向にあると思います。

 

 

 

 

ですから、自分よりも先に亡くなってしまうことが

容易に予想できます。

 

そんなときにいきなり世の中という荒野に一人残されるよりも

自分から荒野へ飛び込むことを選んで欲しいということです。

 

いきなり放り出されるよりも、自分の意思で自分を

荒野へ放り出してほしいと私は考えています。

 

自分で荒野に自分を放り出そうと決めた人は

当然精神的、肉体的に強くたくましくなります。

 

強かな戦術や生き残り戦術も考えて事業をやっていきます。

 

この時に重要なのが、自分の生き方を模索するということです!

 

独立では自分の生き方を模索する!

では、自分の生き方を模索する!とは一体どのような

意味なのかを考えてみたいと思います。

 

まず、思いつきそうなのは、金持ちになりたいのか

という経済的な生き方ですね。

 

士業全体ではわかりませんが、税理士業界では報酬の低下が

継続しているように思われます。

 

ですから、税理士業だけでやっていることは非常にリスク

という発想もあり、いろいろな考えを持った税理士が

昨今では生まれていますね。

 

ですが、一番初めに考えることは経済的なことから逆算して

考えるよりもどのような生き方が自分に合っているのか?を

考えた方が結論が出やすいというとです。

 

私が士業で独立する人、した人に聞きたいことはなぜ独立したのか?

そして自分の仕事は好きかどうかということです。

 

つまり、好きなことを好きなように仕事をしたいから

独立したのではないかということです!

 

大体はこのような結論になるはずです。

 

ここから出発して、そのあとに好きなように仕事をしたい!

という願望は個人差ありますから、それを実現させるために

どうやってやっていくのかを考えるのだと思います。

 

いきなり、好きなように仕事ができないのは当然ですが、

好きなように仕事ができるように戦略を練る、実現できるように

努力することになると思います。

 

私の場合で申し上げれば、平日の日中に遊びにいって、

遊んだら仕事をするというようなことです。

 

誰かが仕事をしているときに遊んで、誰かが遊んでいるときに

仕事をするということです。

 

一言で申し上げるとこのようなことではありますが、

とどのつまり、土日祝時関係なく仕事をします。

 

他の人から見るとそんな生き方嫌だと思われるかもしれませんが、

私は現在の生き方が楽で、楽しささえ感じます。

 

経済的には成功したとは言えませんが、自分で生きている

実感がものすごくあります。

 

士業で独立する方、した方には自分で生きている実感を

持った生き方をしてほしいと思います。

 

 

メンターや師匠を探すコツは?

最後にメンターや師匠を探すコツを考えたいと思います。

 

コツとしては、自分が尊敬できる人かどうか?

というただ1点に尽きると思います。

 

尊敬できる人でないと意見を聞けませんし、

相談することもできませんね。

 

また、尊敬できるからと言って改まる必要はありません。

自然体で接することができる方だとより良いと思います。

 

もっと申し上げるのであれば、周りにいないのであれば、

本を書いている著者でも良いと思いますね。

 

色々本を読んでいるとメンターにしたい人の傾向が

分かってきます。

 

独立すると経営指南書を読んでしまうと思いますが、

それよりももっと生き方的な本を読んでみると

良いのだと思います。

 

士業の場合、契約をする顧問先、お客様からすれば、

あなたに任せたいから契約するという場合が多いです。

 

ですから、人間的な成長は必然的に必要で、

そういった人でないと事業もうまくいきません。

 

経営ができる=経済的に成功する

という方程式は成り立ちません。

 

どれくらいお客様に寄り添えることができるのかが

重要となってきます。

 

人間的に成長できるかは自分の問題でメンターがいる、いないは

関係はありませんが、影響されることが多いです。

 

ですから、メンターを選択する場合には本当に尊敬できる人に

なってもらうことが重要なのです。

 

 

 


編集後記

さて、本日2018年12月31日となりました。

本年も今日が最後となります。

 

どうやら平成最後の年越しとなる年でも、

私はいつもの通りに仕事はするようです。

 

来年(明日ですが)は今年よりも良い年になってくれれば

良いなあと思います。

 

 

では国際税務の税理士齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。