【個人事業主のための資金繰り指南】お金の流れと使い方を解説
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
個人事業主のための資金繰り
を解説します。
それでは、スタートです!!
個人事業主のお金の流れを理解する
①事業経費や生活費の支払
②売上金の回収
一般的にはお金が出ていく
ことが先に発生して
売上金の回収が行われて
次の支払に使われる
といった流れです。
フリーランス形態では
2つが考えられます。
1つは勤務をやめて完全に
個人事業主に専念する
もう1つは勤務を継続して
副業で個人事業主をする
ケースです。
個人事業主に専念した場合
事業資金のために最初に
銀行から融資を行って
売上があがるまでの経費と
生活費に使われることが
あると思います。
貯金があったとしても
売上がなければいずれは
銀行から借入をする必要が
あるため同じようになります。
一方、勤務を継続した副業
の方であれば
給与を事業資金に回す融通
があるため
借入をすることなしに
事業資金を回せる可能性
があります。
あなたのお金の使い方を理解する
個人事業主になる前と
なった後ではお金の使い方
が変化します。
資金繰りを考える場合には
あなたのお金の使い方を
理解することが必要です。
自分のお金の使い方は
理解していても本質的な
お金の流れを理解していない
可能性があります。
本質的なお金の流れとは
いつお金が入ってきて
何にいくら使っているのか
を知ることです。
個人事業主は年に1度
確定申告をするときに
1年分を一気に帳簿にする
ため結果だけを確認する
傾向があります。
これだと日々のお金の管理は
行っていないのと同じです。
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お金の流れは先ほど
申し上げた通りです。
問題は何にいくら使って
いるのかの部分です。
いきなり細かくすると
きついため
ざっくり、1か月間に事業経費
と生活費にいくら使っているのか
分けて金額を知る
ことから始めましょう。
これを3か月くらいやって
観察しているとお金を使う
傾向がわかって来ると思います。
傾向がわかったら削減できる
部分を特定するために
費目別、飲食代、消耗品など
に分けてみることで
削減対象を見つけて
無駄使いをやめていく
という方法があります。
節税や住宅ローンのお金事情
所得税と住民税を減らしたい
と考えて節税を考える方が
多くいらっしゃいます。
節税はお金を使う方法が
ほとんどになります。
小規模企業共済掛金、ふるさと納税
iDeCoなど色々と節税策はありますが
いずれもお金を使います。
資金繰りの観点から
申し上げると
節税をする場合には
ある程度お金が貯まったら
行うようにすることが
鉄則になります。
税金を支払いたくない
といった考え方をすると
一般的には事業経費にならない
経費を計上するといった不法行為
によって事業所得を圧縮する
傾向になりえます。
税金は利益が出たら払うので
払いたくないという考え方は
意味がありません。
個人事業主になったら
住宅ローン審査が通らない
といったことがあります。
理由は
返済可能性が低くなるため
です。
住宅ローンは35年にわたって
返済を行うことが一般になり
35年間ずっと返済してくれる
方であり、かつ、購入物件の
価値があるのかで決まります。
個人事業主は毎月の売上が
そもそも不安定であり
いつ仕事がなくなるのかが
不透明なため
住宅ローン審査が通りずらい
傾向になると考えます。
住宅ローン審査に通り
やすくする方法としては
①頭金を貯めておく(住宅ローン負担が減るため)
②3年から5年にわたって確定申告により売上が増えていることを証明する
③頭金以外のお金を増やしておく(住宅ローン返済や生活費に支障がないことを説明する)
どれもネットなどで言われている
基本的なポイントになります。
住宅ローン審査に落ちないため
には3つすべてを満たすことに
集中することになります。
編集後記
住宅ローンは返済可能性が
最も重要なことです。
残念な事実ですがお金を
持っていればいるほど
住宅ローン審査は通過
しやすいと思います。
銀行の立場から見ると
物件の売却で回収できなく
なったとしても
本人の財力があれば
お金を回収できるからです。
こういった視点からも
あなたの資金繰りをあなたが
知ることが重要です。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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