【所得税の税務調査】個人にはどうやって行われるのか?

税務調査 個人




【所得税の税務調査】個人にはどうやって行われるのか?

こんにちは!

 

税理士・行政書士・社会保険労務

の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

個人事業主への税務調査を

解説します。

 

以降は、顧問税理士がいないことを

前提とした内容です。

 

それでは、スタートです!!

 

税務調査の始まりはどうなる?

確定申告書を提出した税務署

の個人課税課の担当者から電話で

税務調査をしたい旨の連絡があります。

 

まずは日程の調整をするための

最初の連絡です。

 

税務署からの日程調整の連絡で

すぐに日程を決める必要はないです。

 

スケジュールを調整したりとか

スケジュールの確認をするとかで

後日、折り返しても問題ないです。

 

絶対にしてはいけないことは

一度連絡があったものを放置することです。

 

日程確認などしたら税務署に連絡し

日程の最終確認を行います。

 

税務調査の連絡が来るというのは

一般的な税務調査になるので

 

税務調査は2日くらいで済むことが

多いと思います。

 

日程の連絡をするとその場で

国税通則法に則って事前通知をします

と税務署の担当者から言われます。

 

事前通知は税務調査を始める前の

最終確認と用意する資料などを

伝えることがメインです。

 

おそらく聞き返すことになる

ことがらは用意する資料だと思います。

 

以下、まとめておきます。

①元帳、仕訳日記帳

②売上の請求書、経費の請求書やレシートと領収書、カード明細、通帳

③契約書、見積書などの取引の前段階の資料

 

 

 

税務調査では何を聞かれるのか?

税務調査は午前10時から

午後16時まで行われるのが通例です。

 

これが2日間くらい継続する

ことになります。

 

税務調査で聞かれる内容では

1日目の午前中にあなたの事業について

聞かれます。

 

取引の流れ、取引先、どういった営業で

売上を獲得するのかなどです。

 

事業について確認するのは

あなたが回答したことが帳簿に

どのように反映されているのかを

突き合わせるためです。

 

例えば、電車移動が多い場合に

車の減価償却費が100%事業用

になっているとかだと

 

車を事業用に全部使っているのは

おかしいのではないかとなるわけです。

 

1日目の午前中の後半からは

元帳、仕訳日記帳と資料の確認が

行われます。

 

帳簿と資料の内容について

その都度確認が行われます。

 

 

 

さて、個人の税務調査では収入について

詳細に確認される場合があります。

 

よくある脱税は事業用口座に入金

しない方法で売上をごまかすことです。

 

定例の売上をごまかすとバレると

考えるのが人間なのでスポットの

売上の入金先を

 

事業用以外の口座へ入金してもらう

といったことをしがちです。

 

当然、税務調査の担当者はこういった

行為が行われている可能性を考慮にして

 

事業用以外の口座はお持ちですか?

といった質問が行われます。

 

事業用以外の口座も確認されたり

することがあるわけですね。

 

あとは、手帳などによって仕事の

スケジュールを確認して売上や経費の

と突き合わせることもあります。

 

こういったことを税務調査の期間で

行われることになります。

 

顧問税理士がいない個人は狙われやすい?

税理士界隈で言われるのは

顧問税理士がいない個人は税務調査の標的になりやすい

ということです。

 

実際に税務署の職員から税理士に

なったOB税理士に確認すると

調査に入りやすいよね

とのこと。

 

私は税務調査では調査官と雑談する

ことにしているのですが

 

よく聞くのは資料がバラバラで

調査の進行が悪い人がいるといった

 

半分愚痴?のような内容を聞かされる

ことがありますね。

 

一般論として税理士がいない場合では

資料が乱雑になっている可能性は

高いと感じています。

 

なぜなら、税理士に記帳業務を委託

しているのであれば資料は整えるためです。

 

顧問税理士がいない納税者においては

そもそも資料の保存をしていないとか

 

帳簿を印刷しておらず会計ソフトに

データだけがある状態といったことも

少なくないです。

 

顧問税理士をつけるかどうかは

どちらでもよいのですが

 

少なくとも資料は1年ごとにまとめて

いつでも取り出せる状況にしておく

必要があります。

 

 

 


編集後記

今日は、税務調査の立会でした。

 

いろいろとありましたが無事

折り合いがついて方向性まで

固めることができたのでよかったです。

 

ここ1年くらいの税務調査では

私よりも年下の調査官が多くなりました。

 

これが年取るということなんだな

と痛感しています。

 

 

では税理士・行政書士・社会保険労務士

の齋藤幸生でした!!

 

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。