【令和3年度年末調整】新しくなった年末調整ソフトを使った感想を税理士・行政書士が解説




【令和3年度年末調整】新しくなった年末調整ソフトを使った感想を税理士・行政書士が解説

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

国税庁が公表している年末調整ソフトを

使ってみた感想です。

 

それでは、スタートです!!

 

年末調整ソフトとは?

年末調整ソフトとは国税庁が

公表している年末調整の法定資料を

作成できるソフトです。

 

国税庁は昨年から年末調整の電子化を

進める観点から公表しました。

 

昨年はインストール後に

年末調整ソフトが使えるように

設定が必要でしたが

 

令和3年度版の年末調整ソフトは

WindowsとiPhoneでインストール

してみたところ

 

追加での設定は必要ない状態で

すぐに使うことができました。

 

年末調整ソフトで出力できる

法定資料は以下のすべてです。

 

・扶養控除等申告書

・保険料控除申告書

・基礎控除等申告書

 

出力形式はxmlと入力したPDFになり

年末調整ソフトで作成したデータを

使う場合には

 

xmlをインポートできる給与ソフトを

使って年末調整を行うか

 

PDFのデータを手打ちで入力して

年末調整することになります。

 

年末調整ソフトを使い電子化するための

申請が昨年は必要でしたが

 

令和3年4月1日以降に従業員から

データで年末調整申告書を受領する

場合には申請が不要になりました。

 

ただし、データ提供を受けるためには

電磁的方法による提供を受けるために

必要な措置及び電磁的方法により

提供する者の氏名を明らかにするために

必要な措置が必要になります。

 

 

 

年末調整ソフトの操作感

年末調整ソフトをWindowsとiPhoneで

使ってみたので操作感をまとめます。

 

ユーザーインターフェイスは

昨年と同様になっています。

 

WindowsとiPhoneの違いは

Windowsでは事業主の設定ができ

iPhoneでは従業員本人が入力する

前提の仕様になっている点です。

 

入力する場合には全角で入力する

ところと半角でも対応するところが

混在しています。

 

iPhoneのようなスマホだと

全角入力に苦労すると思います。

 

Windowsでは事業主の設定と

従業員の設定を行うことが可能です。

 

このような違いはあるものの

ユーザーインターフェイスは同様で

違いはありません。

 

 

 

実際の年末調整の法定資料を作成する

入力手順については

 

税務の知識が十分でなくても

作成できる質問に応えて入力する

方式のほうが作成は簡単です。

 

数字、名前、金額を入力して

申告書ごとに作成することができます。

 

入力のときにまごつくのは

全角と半角の違いやスペースを

入れないといけないところです。

 

すぐに赤くなるのでわかりますが

最初はぎょっとすると思います。

 

すべての入力が完了しますと

データの出力になります。

 

年末調整の電子化を目指したソフト

ということもあり

データの出力はxmlとPDFのみです。

 

勘違いが生まれる原因になりますが

扶養控除等申告などの法定資料が

入力された状態で印刷はできません。

 

年末調整ソフトの改善点

年末調整ソフトの改善点を

考えてみたいと思います。

 

改善点は年末調整の法定資料が

そのまま出力できるようになれば

みんな使ってくれると思います。

 

現状で使うとすればxmlをインポート

できる給与計算ソフトを使うという

ことになるのですが

 

xmlのインポートに協力的な

主要給与ソフトがないように見えます。

(Goolgleで調べてみた結果です。)

 

iPhoneのようなスマホでも楽に入力

することができるようにしたほうが

普及すると思います。

 

スマホは基本半角での対応なので

全角をいちいち選択することになります。

 

操作が面倒になりますので

仕様変更を求めたいと思います。

 

外国語対応もないのが残念です。

国税庁が公表している紙の法定資料では

英語・中国語・ポルトガル語・スペイン語

ベトナム語・フィリピノ語があります。

 

入力は多言語対応として

実際の処理担当者は日本人に

なる可能性が高いので

 

そこから日本語に翻訳されたものが

出てくるのが理想だと思います。

 

 

 


編集後記

年末調整ソフトは特に設定不要で

Windows、Macintosh、スマホ

それぞれで使えるので有用です。

 

しかし、データ出力で電子化できても

年末調整を行う出口のところが考慮

されていないソフトです。

 

要するにデータのインポートに

対応しないので使えないと

判断されることになります。

 

年末調整ソフトのマニュアルも

公表されていて十分なサポート

になっている分

 

かなり残念なソフトになっていると

感じてしまいます。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US

齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。