GビズIDで基礎算定届を電子申請してみたので解説!!




GビズIDで基礎算定届を電子申請してみたので解説!!

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

GビズIDで基礎算定届を電子申請をしてみたので

その方法を解説します!

 

今まで電子申請では法務局で取得する電子証明書が

必要でした。

 

現在は経済産業省が発行するGビズIDにて

社会保険の電子申請が可能となりました。

 

それでは、スタートです!!

 

GビズIDとは?

GビズID

GビズIDとは経済産業省が提供する電子証明書の

サービスとなります。

 

GビズIDを取得することで色々な行政手続きを

電子申請可能とすることができます。

 

事業で使う場合には主に社会保険の手続で

使うことが想定できます。

 

GビズIDでできる社会保険の手続は

以下の通りです。

 

・資格取得届
・被扶養者(異動)届
・資格喪失届
・報酬月額算定基礎届
・報酬月額変更届
・賞与支払届
・国民年金第3号被保険者関係届

以上、日本年金機構HPから抜粋

 

雇用保険では次の手続きが可能です。

・資格取得届
・資格喪失届
・転勤届
・雇用保険番号

以上のことが可能となります。

 

GビズIDの取得方法

社会保険で使うGビズIDは

gBizIDプライムアカウントが必要です。

 

準備として次のものが必要です。

・メールアドレス(アカウントID用)
・パソコンとインタネット環境
・プリンター
・印鑑証明書(発行後3か月以内のもの)
・登録申請書

 

gBizIDプライムの申請書を作成するので

GビズIDのホームページで申請書を作成します。

 

申請書はWEBで作成することになります。

こちらは印鑑証明書と同じように記入する必要があります。

こちらは法人、個人のいずれで取得する場合も同じです。

 

申請書を記入したら、印刷して

申請書と印鑑証明書を送付します。

上記に送付します。

 

申請に不備がなければ原則2週間以内にメールが届きます。

メールが届いたらGビズIDのホームページでログインして

GビズIDを使えるようにします。

 

このときに、ログインパスワードを設定するのですが

社会保険の申請のときに使いますので必ず控えておきましょう。

 

念のため、ログインしたら登録情報が

間違いないかどうかを確認しましょう。

 

ログインしたあとに手続完了のメールが

メールアドレスに届くことになります。

 

 

基礎算定届の電子申告の方法とは?

算定基礎届を電子申請する場合には次のような流れで

進めていきます。

 

電子申請前の準備

日本年金機構から届出作成プログラムを

インストールすることが必要です。

 

日本年金機構のホームページのプログラム等の

届書作成プログラムをダウンロードします。

 

ダウンロードのファイルはKFdtk2001をクリックして

パソコンにインストールするします。

 

そうすると「社会保険届出作成ver.20.01」を起動します。

(こちらは、2020年7月7日時点での最新のソフトです。)

 

起動すると

届書作成プログラム(起動メニュー)が起動して

使える状態となります。

 

こちらの準備も必要となります。

まずは、届書の作成をクリックして

「初期情報を設定する」ボックスから

管理情報登録を登録します。

 

管理情報登録をクリックして

事業所のボックスにチェックを入れて

所在地都道府県と事業所整理番号を

基礎算定届から入力します。

 

そのあとに事業所情報作成をクリックして

事業所番号、郵便番号、事業所所在地、事業所名

事業主名、電話番号を登録します。

 

ここまでが基礎算定届を作成するまでの

準備となります。

 

 

基礎算定届の作成

「社会保険届出作成ver.20.01」を起動して

届書作成プログラム(起動メニュー)から

届書の作成をクリックします。

 

「届書を編集する」ボックスの「最初から」を

クリックします。

届書一覧入力(新規届書)のうえのタブ

算定基礎をクリックします。

このような感じとなります。

 

右下の追加(I)をクリックして

基礎算定届が必要な人の情報を入力します。

 

被保険者整理番号は健康保険被保険者証の

番号の横に書いてある番号となります。

 

それ以外は、紙で届いている基礎算定届から

転記する部分、給与支給月などは実際の支給額から

入力していきます。

 

入力が完了したら、右側の「登録」をクリックして

作成を完了します。

 

完了すると先ほどの届書一覧入力(新規届書)画面の上

提出ファイル作成をクリックすると

 

「電子申告用ファイル」がクリックできるようになるので

クリックしてCSVファイルを作成して分かりやすい場所に

保存を行います。

 

そのあとに、届書作成プログラムの画面の右下

作業を終了するをクリックします。

 

先ほどの届書作成プログラム「起動メニュー」の

届書の申請・申請状況の照会(A)をクリックします。

 

そうすると管理情報登録画面が出てきますので

GビズID認証基本情報の法人番号を入力して登録をクリックします。

 

上記の後に処理選択画面が現れるので

届書の申請をクリックします。

 

申請データの選択画面から選択をクリックして

上記で作成した基礎算定届のCSVデータを選択して

取込みを行います。

 

その後、申請者情報等を入力することになりますので

必須の部分を入力します。

 

入力が済んだら次へをクリックすると

申請することができるので申請をクリックします。

 

そうすると自動的にgBizIDのログイン画面が

出てきますのでログインを行います。

 

ログインを行うとSMS認証が出てきて

認証を行うと申請が自動的に行われて

受付番号の画面が表示されます。

 

受付画面は画面キャプチャで控えておくと

分かりやすいと思います。

 

画面キャプチャのやり方は

shift+Windowsボタン+sを同時押しすると

範囲選択ができる画面キャプチャができて

便利だと思います。

 

こちらを分かりやすい場所へ保管しておきます。

 

 

申請状況を確認する方法

申請後、ちょっと時間を置くと申請状況を

確認することが可能となります。

 

申請状況の確認は次のように行います。

先ほどの届書作成プログラム「起動メニュー」の

届書の申請・申請状況の照会(A)をクリックします。

 

すでにGビズIDの設定は終わっているので

次へをクリックして申請状況の照会(I)をクリックします。

 

そうするとGビズIDにログインすることになりますので

ログインを行います。

 

すると申請データ一覧画面が出てきますので

こちらからステータスを確認すると処理状況の確認を

行うことができます。

 

このようにして電子申請を行うことが可能です。

必要なコストは、印鑑証明書の取得と申請書の郵送代です。

 

法務局が発行する電子証明書だと

有効期間があり、有効期間ごとに料金がかかります。

 

もし、社会保険関係だけでしか電子申告をしない

といった場合にはGビズIDが最もコストが低くなります。

 


編集後記

今日は入力祭りでした。

新しくScansnapを購入して試してみたところ

やっぱり手数が減って良いですね。

 

納期の特例も全部完了したので

あとは自分の法人の決算を行うだけとなります。

 

もう決算まで締まっているので

早速決算書の作成、申告書の作成まで終わらせようかと

思っています。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。