税理士事務所への就職、何をやりたいかを明確に!




スタジオにて撮影!

税理士業界が未経験の場合

税理士試験の結果が来て、

さてそろそろ就職して経験積むか!

という方がいると思います。

 

税理士業界が未経験であれば、

あまり多くを期待しない方が

良いと思います。

いくら売り手市場とは言え、

そう簡単に良いところに

就職・転職できないからです。

 

そもそも、通年で募集している

ところは、問題がある事務所です。

問題がない事務所ほど、人の出入りは

少なくなります。

 

税理士業界未経験の方は、

すべてが新しい業務となります。

まずは、それを経験することから

始まります。

 

私の感覚ですが、まったく未経験だと

以下の様な感じでした。

・記帳代行~決算まで
慣れるのに10カ月でした。

・年末調整などの年1回の業務
慣れるのに2年でした。

・お客様対応
慣れるのに3年でしたが、現在も
勉強中です。

 

人によって個人差はあると思いますが、

いっぱしの税理士事務所職員になって

自己で判断できるようになるまでは、

3年はかかると思います。

 

この間に税務調査対応、節税提案など

税理士業務も同時進行してやります。

これは、事務所の方針によって

違いがありますので、面接のときに

確認をしておかないといけません。

 

私は前事務所で今更ながら良かったと

思えるのは、すべて職員任せだった

ところです。

 

また、新人教育、マネジメントなども

経験できていたところです。

平たく言うと中間管理職を経験できた

ということです。

 

私の場合には、最初の事務所は10ヶ月(短か!)

その後の事務所は6年半でした。

合計で7年は勤務状態です。

 

こんなにいなければならないのか?

というとそうでもないです。

税理士の資格を取ったら即独立でも

いいくらいです。

(食い扶持があればですが・・・)

 

私の場合には、最後の科目の相続税法に

4年費やしていしまったので、

独立までに時間がかかっているだけです。

 

 

 

税理士業界を3年以上経験した場合

税理士業界を3年以上経験した場合には、

転職先では、マネジメントも求められる

と思います。

 

私が採用するとしたら、そうするから

という考えに基づいています。

事務所によっては、事務処理屋さんが

必要ということがありますので、

そこは注意が必要です。

 

3年以上経験したということは、

ある程度できることは計算します。

また、未経験者や経験者があまりいない

事務所ですと経験者に管理を

してもらった方が、税理士は楽になります。

 

こうした理由から管理を任される

(やらされる)ことになります。

ちょっと注意なのは、経験をある程度

積んでいる以上、何をあなたがやりたいのか?

ここを明確にしておかないといけません。

 

やみくもに税理士試験を受けてます的な

ことだと税理士試験には合格できません。

自分のスキルを磨きたいのか?

税理士となって独立したいのか?

 

自分の将来を見据えたビジョンをもって

転職をしないと事務処理屋さんで

終わってしまいます。

それはもったいないなと思います。

 

 

 

転職回数は少ないことに越したことない

転職回数が多い人がいます。

税理士業界は転職回数多めという

話を聞きますが・・・

 

そういった人たちの吹き溜まり的な

業界だと思われるのもしゃくなので

言っておきたいと思います。

 

どの業界であれ、転職回数が

多い人はいるものです。

特に税理士業界だけが転職回数が

多いということはないと思います。

 

また、雇う側の税理士にもよると

思いますが、私だったら、

転職回数が3回以上、就業期間が1年以下

が3回という履歴書を見た時点で

もう雇いません。

 

続かいないだろうな・・・

という判断を行うからです。

人によって事情があるとも思います。

 

ご結婚されていて転勤族だったから

というものです。

これはその人の事情にすぎません。

残念ながら、私は雇おうとは思いません。

 

もう転勤はないと言っても、

そもそも家族第一というお考えだと

思いますので、仕事を任せることに

不安を覚えるからです。

あくまでも仕事とご家族とのバランスが

重要だと思っています。

 

私の感覚が普通とズレている価値観かも

しれませんが、転職回数は少ないことに

越したことはありません。

 

そうした方は、総じて自分のことばかりを

考えている人だと思います。

また、計画的な行動をしていない傾向が

あると思います。

 

実際に、転職回数が多い人から話を

聞いていたら、会社のグチが多いように

聞こえました。

 

自分がそんな仕事をしたくない、

仕事が面白くない、所長が気に入らないなど

だったら、独立すればいいのに・・・

と思いました。

 

私もそのようなことは人並みに

思ったことはありますが、

仕事は面白いものではないです。

どれだけ楽しくやろうとするか?

そこに尽きると思います。

 

文句を言ったところで、雇われであること

には変化はありません。

自己実現したいのであれば、独立して

自分でやるしかないのです。

 

 

まとめ

かなりキビいことを書いたと思います。

ですが、前の事務所から思っていたことは

新人の面接やらせてくれないかな?

ということです。

 

前の事務所も人の入れ替えが

多かったように思います。

私がいた6年半のうちで、

8人は辞め、3人はクビ宣告です。

 

労働法上も問題のある辞めさせ方が

ありました。

まあ、双方に言い分はあるでしょうが、

外から見ていた私はこりゃダメだ!

という思いでいました。

 

自分で雇って、教育は職員任せ、

クビを宣言して組織崩壊という

流れでしたので・・・

きっと私の感覚もおかしく

なっていたのだと思います。

 

この様なことが、他の事務所でも

起きていないと良いのですが、

ない!と断言できないのが

ブラック業界と言われるゆえん

なのかもしれません。

 

こうしたことから逃げるためにも

早く税理士資格を取って、

独立を模索した方が良いなと

思います。

 

 


編集後記

今日は、任意団体の事務所へ行きます。

事務局の人が体調不良で入院して

しまったので、メールや事務処理

対応をしないといけません。

 

今月から繁忙期という税理士業界の悪い

風習がありますが、期限がある仕事なので

しょうがない面もあります。

独立して初年度だからかもしれませんが

現状は自分ブラックにはならないようです。

 

 

 

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。