税理士職業賠償責任保険から見るチェックリストの重要性




映画ブレードランナー!!

税理士職業賠償責任保険とは

税理士職業賠償責任保険とは、

略称を税倍保険といい、

以下の特徴がある保険です。

 

1.税理士または税理士法人が
税理士資格に基づいて行った業務に
よって生じた損害賠償請求事故を保証

2.日本税理士会連合会を保険契約者
とする団体契約

3.保険期間中に損害賠償請求を
受けた場合を保証の対象としている

4.事前税務相談業務担保特約と
情報漏洩担保特約がある
(追加保険料が必要)

5.支払保険料は全額必要経費

以上は、2017年度加入手続きの

ご案内から抜粋

 

要約すると・・・

税理士がミスして、損害賠償に

なった場合には、保険でカバーする

という税理士のための保険です。

 

今回、保険が適用された事例が、

送られてきたのですが、

内容をよく見ると、なんでミスしたの?

と不思議な感じがするケースが多い

印象です。

 

例えば、設立資本金が1,500万円で、

3期目の消費税判定を怠って、

消費税の還付が受けられなくなった

 

簡易課税の不適用届出書の提出漏れで

消費税の還付ができなくなった

 

など、消費税の事案が多いです。

支払金額別件数表によれば、

件数上位は次のものです。

金額 件数
500万円未満 401件
1,000万円未満 54件
3,000万円未満 35件

 

税目別支払件数と支払金額によれば

次の様になっています。

税目 件数 金額
消費税 221件 714百万円
法人税 112件 342百万円
所得税 100件 235百万円
相続税 28件 259百万円
その他 32件 74百万円

 

以上からわかるのが、消費税に対する

税倍保険の適用になります。

内容を見てみると税理士受験で、

注意したいミスポイントを

見ているような感じです。

 

 

 

決算は100%以上でなくてはならない

私は決算については、100%以上で

なくてはならないと思っています。

普通につくる場合には、

申告代理のみを請け負っていれば

良いからです。

 

顧問料を頂くということであれば、

決算に向けて何かできることは

ないのかを考えないといけません。

 

それが例えば、税額控除といった

有利選択を行うということです。

これについて知らないでは

税理士としての専門家責任は

果たせないと思います。

 

ミス事項を見ているとどうも

知らないというよりは、調べてない

確認していないような感じを

受けました。

 

業務に対するこうした姿勢は、

私が思っている理想の税理士とは

かけ離れたものです。

 

もちろん、しっかり調べて、

確認しても間違えることはあります。

繁忙期でまともな判断ができない

こともあるでしょう。

 

しかし、ミスは起こってしまうもの

なので、ミスを起こさなシステムの

構築が必要だと思うのです。

 

 

 

チェックリストの重要性

ミスを起こさないシステムの構築には

決算チェックリストが一番です。

 

決算チェックリストは、以下のサイト

から入手できます。

税理士の専門家責任を実現するための100の提案

 

表示されるのに時間がかかることが

ちょっと・・・と思いますが、

これにチェックリストがあります。

 

これを参考に自分のチェックリストに

変えていくことが良いと思います。

 

今回であれば、消費税の納税義務の

判断を行ったかどうか?

基準期間売上は?

特定期間の売上は?

設備投資の有無は?

課税事業者選択する?

調整対象固定資産になる?

課税売上割合の変動のリスクは?

 

などといったことが追加できます。

こうしたことを少しでも行うことで

ミス防止に役立ちますし、

精神衛生上、安心します。

 

 

まとめ

マニュアルとチェックリストを

同じものと勘違いしがちですが、

マニュアルとチェックリストは

明確に用途が違います。

 

マニュアルは金太郎あめです。

つまり、誰がやっても同じ結果に

なるように誘導するものです。

 

チェックリストは設計図です。

最終的に申告書という建築物を

つくるためにチェックして

確認するという作業です。

 

したがって、資料が揃っているのか?

適用にあたっての不足はないか?

税務調査に耐えられるかといった

リスク評価ももちろん入ってくる

ということになります。

 

 


編集後記

昨日は、映画ブレードランナーを

見に行きました。

前作は見ていません。

 

前作は1982年なので、私はこの世に

存在すらしていません(笑)

 

平日だったため一番後ろの

真ん中で見ることができて

快適でした。

見てきたのはもちろんIMAX3Dです。

 

SF映画なのですが、2Dで見てもいいかも

と思いました。

3Dを前提にした映画ではないと感じた

からです。

 

11月も私の好きなSFなどの映画が

1週間おきに公開されます。

12月はスターウォーズも公開です。

今回は豊洲に行って全画面の

映画を堪能しようと計画中です。

 

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。