【令和6年分確定申告】電子申告と電子納税を税理士が解説

電子申告 e-Tax 電子納税




【令和6年分確定申告】電子申告と電子納税を税理士が解説

こんにちは!

 

税理士・行政書士・社会保険労務

の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

確定申告書の提出を電子申告する

電子納税をするについて解説した

記事になります。

 

それでは、スタートです!!

 

電子申告とは

確定申告書をネット回線を通じて税務署に送信すること

になります。

 

具体的には

確定申告書等作成コーナー

にて電子申告ができます。

 

電子申告は以下の2つ方法があります。

・マイナンバー方式

・ID、パスワード方式

 

マイナンバー方式で必要なものは

・マイナンバーカード

・利用者識別番号と暗証番号(場合によっては暗証番号は不要になります。)

・マイナンバーカードの利用者暗証番号と署名用暗証番号

・マイナンバーカードの署名を読み取るICカードリーダーライタ又はスマホのマイナポータルアプリ

 

ID、パスワード方式で必要なものは

税務署で発行されたIDとパスワード

になります。

 

電子申告を初めてする場合には

利用開始届出を行います。

 

電子申告を初めてする場合の

流れをまとめると

①利用開始届出の提出

②①で利用者識別番号と暗証番号の取得を行う

③確定申告書等作成コーナーで確定申告書の作成を行う

④マイナンバー方式又はIDパスワード方式で電子申告を行う

といった感じです。

 

IDパスワード方式では税務署で

発行しますが同時に開始届出も

行うことになるため

 

開始届出の手続は行わなくても

問題ないことになります。

 

 

電子納税とは

キャッシュレスで納付を行うこと

になります。

 

現行で行うことができるのは

・ダイレクト納付

・振替納税

・クレジットカード納付

・スマホアプリ納付

の4つになります。

 

基本的に電子申告を前提にした

納付方法になります。

 

あなたの銀行口座を使って事前に

手続が必要なものは

ダイレクト納付又は振替納税

になります。

 

振替納税は3月17日の納付期限までに

振替納税の書類を税務署へ提出すると

振替日に税金が銀行口座から引き落とし

されることになります。

 

ダイレクト納付は税金を支払う

銀行口座を登録する手続きが

事前に必要になり

 

納付することはあなたが行わない

と納付ができません。

 

電子申告後にメッセージボックス

などに格納される納付情報を開き

あなたが納付をします。

 

銀行口座の登録には1か月程度

かかるので今からダイレクト納付を

することはお勧めしません。

 

3月17日の納付期限までに

銀行口座が登録されるか

微妙だからです。

 

 

 

 

クレジットカード納付やスマホ

アプリ納付は事前の手続は必要

ありません。

 

クレジットカード納付は電子申告後

納付情報からクレジットカード納付

の区分をクリックすると

 

国税お支払いサイトに自動的に

つながり納付を自分で行います。

 

クレジットカードを利用するため

利用手数料が1万円ごとにかかります。

 

スマホアプリ納付は30万円以下

の納付を行う場合に使えます。

 

現在使うことができる

スマホアプリ納付は

・PayPay

・d払い

・auPAY

・LINEPay

・メルカリPay

・amazonpay

・楽天Pay

になります。

 

これらにおいてはポイントが

加算されるサービスもあるので

 

あなたにとって最もポイント

効率が高いものを使うと

よいと思います。

 

電子納税では領収書は発行されない

ことがポイントです。

 

クレジットカードやスマホアプリ納付

については夜間休日問わずに

 

メンテナンスがなければいつでも

納付できることが便利です。

 

スマホアプリ納付では手数料は

一切かかりませんが

 

スマホアプリへ入金する金額の

上限が決まっているので

 

納付金額によっては使い勝手が

少し悪いことがあります。

 

 

電子申告はPCで電子納税はスマホが便利

電子申告を利用するにあたって

確定申告書等作成コーナーを

使うことを前提にすると

 

電子申告ではPCを使ったほうが

楽かもしれません。

 

スマホでも確定申告書等作成コーナー

を利用することはできますが

 

画面が小さいことや控えの

申告はPDFでスマホに保存です。

 

保存する場所を特定しておかないと

どこに保存したのかわからなくなる

可能性があります。

 

以上のことからPCで電子申告まで

行うことが良いかと思います。

 

電子納付については特に

スマホアプリ納付を使う場合は

スマホで行うことになります。

 

ただ、スマホでメッセージボックス

にアクセスして納付手続きをする

ことになります。

 

画面が小さいことで入力が

まごつく可能性があります。

 

どれがあなたにとって

便利で得をする納付方法を

検討してみてはいかがでしょうか。

 

 


編集後記

IDパスワード方式では税務署に

あなたが行って取得するのですが

 

本人確認が事前に必要であるため

写真付きの免許証などをもって

行くとよいと思います。

 

また、確定申告期間では税務署が

多忙になっているので事前予約を

しないと受付してもらえないと

思います。

 

 

 

 

では税理士・行政書士・社会保険労務士

の齋藤幸生でした!!

 

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。