【インボイス発行事業者】消費税の納税に向けた準備とダイレクト納付の活用
こんにちは!
税理士・行政書士・社会保険労務
の齋藤幸生です!
今回は・・・
インボイス発行事業者に初めて
なった方向けの消費税の納税
準備について解説します。
それでは、スタートです!!
個人消費税の納付期限とダイレクト納付
個人消費税の申告・納付期限は
申告対象年の翌年3月31日
です。
2023年10月に初めて
インボイス発行事業者になった
方については
2024年3月31日までに
消費税の申告と納税が必要
になるわけです。
話は変わり納税では
原則金銭一括納付です。
しかし、ダイレクト納付
といって
銀行口座から納税できる
納税方法があります。
事前にダイレクト納付をする
手続きは必要ですが
e-Taxで電子申告することで
期限内であれば任意の日にちを
指定して納税できます。
2割特例の消費税額と予納ダイレクト
免税事業者がインボイス
発行事業者になった場合は
2割特例という計算方法で
消費税を計算することが
できる制度があります。
こちらを使うことで
売上に対応する消費税の20%を納税する
ということになります。
さて、売上に対応する
消費税の20%が納税になる
ということが事前に
わかっているわけですから
年間の売上から納税する
金額を概算することができます。
消費税率が10%を前提に
しますが
年間売上が500万円だと
消費税額は50万円になり
このうち20%が納税なので
10万円を納税することになる
とわかります。
ただし、2023年に関しては
10月からインボイス発行
事業者になって
課税事業者になったかたは
10月から12月が消費税の
課税対象です。
3か月分の売上に対応する
消費税の20%が納税額になる
というわけですね。
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5 6万円から始める確定申告
さて、先ほど納税は金銭
一括納付になることを
申し上げました。
しかし、年に一度税金を
支払うとなるとお金が
ある程度必要になります。
これでは資金繰り的につらい
という場合には
予納ダイレクト
という制度があります。
予納ダイレクトとは
将来に納付することが見込まれる国税を、e-Taxに登録した預貯金口座からの引き落しにより、指定した期日にあらかじめ納付できる手続き
この制度は個人のみが
適用できる予納制度で
e-Taxによる提出が
可能です。
例えば、年間の売上高が
500万円の場合の消費税は
10万円になりますが
これを毎月予納ダイレクトで
納税するように設定すると
毎月約8千円を納税すれば
確定申告で一括で納税する
お金を減らすことが可能です。
編集後記
消費税は国税の中で最も
滞納される税金です。
滞納になる理由は明らかで
事業の業績に関係がなく
納税が発生する事業形態では
赤字であっても納税になる
可能性があるためです。
また、労働集約的な事業では
人件費が多くなるため
消費税を支払う資金余力が
なくなった状況で決算を
迎えることがあります。
このようなことにならない
ためにも消費税の納税の
ためにある程度の納税資金は
貯めておく必要があります。
では税理士・行政書士・社会保険労務士
の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
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