【部門別会計を導入する】ルールづくりとは?

部門別会計の導入




【部門別会計を導入する】ルールづくりとは?

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

部門別会計についてのルール

づくりに関する記事です。

 

それでは、スタートです!!

 

部門別会計とは?

部門別会計とは会社の部門ごとに

損益を把握する会計手法です。

 

その目的は部門ごとに損益を把握

することから事業評価を行うことです。

 

例えば、建設業が複数の事業を

行っている場合があります。

 

解体、公共工事、左官、型枠工事

などなど建設業であっても複数の

事業をやっている場合に部門ごとに

分けて損益を把握します。

 

部門ごとに損益を分けるため

部門ごとに黒字か赤字がわかる

ことになります。

 

結果、事業評価になり経営判断の

資料の一部になりえます。

 

 

部門別会計のルールづくり

部門別会計を導入するためには

ルールづくりをします。

 

ルールとは部門ごとに売上と経費を

分ける方法を決めておきます。

 

ルールづくりをしておかないと

適正な部門の損益の把握ができません。

 

明確にきちんとルールにして

運用することが求められます。

 

ルールづくりでは明確で簡単な

ことからルールにしていきます。

 

 

 

売上は各部門ごとにそのまま

売上になるため問題にはならない

と想定します。

 

問題は経費の取扱です。

まずは直接費と間接費で分けます。

 

直接費の定義はその経費がないと

売上にならないものです。

 

例えば、材料代、人件費などですね。

製造原価科目だから直接費になる

という考えではない点に注意です。

 

必ず売上をあげるために必要な

経費が直接費になります。

 

間接費は直接費以外になります。

つまり、どの売上の獲得のためにも

必要だった経費です。

 

直接費はそのまま各部門の経費で

計上を行います。

 

間接費は全部の事業で一度計上して

一定の配賦基準で部門ごとに分けます。

 

配賦とは金額を分ける会計手法

のことです。

 

金額を分ける基準としては

一般的に売上高基準で行うことが

多いと思います。

 

具体的には総売上高に占める

各部門の売上高の割合です。

 

部門別の評価を行う

部門別会計が出来上がった

所で評価を行います。

 

これは逃げられないことです。

 

部門別会計は部門ごとの

黒字と赤字が数字になり

状況がわかります。

 

事業全体だと黒字であっても

部門別に分けてみると赤字部門が

あったというのはあるあるです。

 

基本的には赤字部門をどうやって

黒字に持っていくのかという

改善を行っていきます。

 

これが経営者のお仕事になります。

社長さん一人でやる必要はないです。

 

社内の担当部門の部長や課長など

部門だけでなくつながりがある部門

も巻き込んで方策を考える手法も

あると思います。

 

 


編集後記

部門別会計の結果を社長さんに

確認してもらい

 

これからどうしますか?と

お聞きしても明確な答えを

お持ちの社長さんは少ないと思います。

 

そんな時に損益計算書を確認しつつ

原因を説明して差し上げて

 

受注を増やすことは可能かどうかなど

質問形式でやっていくと

方策が見えて来ることがあります。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。