令和3年分確定申告をやってみたので税理士・行政書士が解説

令和3年分確定申告




令和3年分確定申告をやってみたので税理士・行政書士が解説

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

令和3年分確定申告をしたので

体験記事になります。

 

それでは、スタートです!!

 

令和3年分確定申告をやってみた

本日、無事に令和3年分確定申告が

完了しました。

 

確定申告を行ったサイトは

国税庁公表の

「確定申告書作成コーナー」です。

 

2022年1月4日から無事、予定通り

稼働していました。

 

データは2022年1月4日には出来上がり

後は提出するだけだったのですが

 

ある事情が発生しまして

本日の申告となりました。

 

このある事情は編集後記に

書いておきます。

 

令和2年分と異なるところは

預金のマイナンバー連携を

還付金の受取口座のところで

設定できる点です。

 

近年金融機関口座とマイナンバーを

連携することになっていますが

その設定を確定申告の還付金口座で

行うとは!!と思いました。

 

どうなるのか知りたいので一応

設定はしてみました。

 

預金口座とマイナンバー連携をすると

今後の国からの給付金が入金される

口座に設定されることになるようです。

 

ですから口座振替のような自治体からの

様式に記入する必要はなくなるのでは?

と思っています。

 

 

マイナンバーとマイナポータル連携について

令和3年分確定申告から

マイナポータル連携ができます。

 

これはマイナンバーカードで

マイナポータルという個人のデータベースに

アクセスして本人確認を行うシステムです。

 

電子申告のときにマイナンバーカード

内部にある電子証明書が必要です。

 

令和2年分まではカードリーダライタで

電子証明書を読み取る方法のみでした。

 

これがスマホのマイナポータルアプリで

マイナンバーカードの電子証明書を

読み取ることができるようになりました。

 

結果カードリーダライタは必要ない

ことになりました。

 

今回、私はスマホのマイナポータル

アプリを使って電子申告をしたので

この点について以下に解説します。

 

 

 

まずはスマホにマイナポータル

アプリをインストールします。

 

確定申告書作成コーナーでは

インストールできるサイトの

QRコードがあります。

 

確定申告書作成コーナーの

マイナンバーカード方式の

二次元バーコードをクリックして

作成を開始することになります。

 

そのあとの画面にて

「マイナポータルと連携する」

「連携しないで作成する」

の2つがあります。

 

こちらの意味は確定申告書作成コーナーと

マイナポータルを連携したうえで

収入や控除関係を確定申告書作成コーナーに

取得させる方法です。

 

マイナポータル側で収入や控除関係を

すでに連携している場合が対象なので

マイナポータルで連携していなければ

「連携しないで作成する」をクリックします。

 

そうして画面を進んでいくと

QRコードが出てきますので

 

マイナポータルアプリでQRコードを

読み取って本人確認を行います。

このときのパスワードは4桁の数字で

構成されたものになります。

 

あとはいつものように確定申告を

作成していく順番になります。

 

電子申告の話に移ります。

電子申告でも本人確認と同様に

QRコードが出てきます。

 

このときに必要なものとして

署名用パスワードになります。

 

マイナポータルアプリでログインする

4桁の数字ではないパスワードです。

最大で16桁の英数字で構成された

番号になります。

 

電子証明書を読み取るためのQRコードを

マイナポータルアプリで読み込み

 

署名用パスワードを入力して

そのあとにスマホでマイナンバーカードを

表にして読み取ることになります。

 

無事読み込めると続いて

本人確認のQRコードが表示されて

マイナポータルアプリで読み込み

本人確認後送信ができます。

 

本人確認のパスワードは

4桁の数字になります。

 

 

 

確定申告後にやっておきたいこと

確定申告書作成コーナーでの申告後に

やっておきたいことは次の通りです。

 

①確定申告書の控えの印刷又はPDFでの保管

②メッセージボックスに格納されたメール詳細の保管

③令和3年分の申告データの保管

 

確定申告書の控えはPDFで出力され

ダウンロードできます。

 

事業所得など決算書もある申告の場合

一緒のPDFデータで保存したいものです。

 

国税庁の控えでは自動ロックがかかり

そのままでは保存できません。

 

やり方はPDFで出力された申告書を

もう一度PDFで印刷してコピーの

PDFを作成します。

 

そうするとロックが解除されるので

一緒のPDFにすることが可能となります。

 

メール詳細はe-TaxソフトWEB版などに

ログインを行ってメッセージボックスに

格納されています。

 

こちらもPDFで出力して確定申告書と

一緒にします。

 

メール詳細は税務署に提出したことを

証明する書類になります。

 

大切なものになりますので必ず

確定申告書の控えと同様に保管を

しておくことになります。

 

令和3年分確定申告のデータは

電子申告後にデータをダウンロードして

保存を行うことができます。

 

このデータは令和4年の元データとして

活用することが可能なので保存しておくと

便利です。

 

 


編集後記

私の確定申告の話に戻ります。

私に起こったある事情とは

署名用パスワードにロックがかかったことです。

 

ロックがかかったいきさつとしては

署名用パスワードを入力して

 

マイナンバーカードの電子証明書を

読み込めなかったことが何回かあり

その結果パスワードがロックして

しまったというものです。

 

今朝、自治体に行ってロックを解除し

改めて電子申告をやることができました。

 

自治体の担当者に聞いたところ

スマホの機種によってはマイナンバーカードを

読み込めない不具合が出ているとのこと。

 

さらにパスワードロックがかかる回数も

聞いていきました。

 

住民票などを取得するための本人確認の

パスワードは3回間違えるロックがかかり

 

署名用パスワードは5回間違えると

ロックがかかるとのことです。

 

署名用パスワードを入力して

マイナンバーカードを読み込めない場合

危機回避としてカードリーダライタは

必要なことがわかりました。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。