税理士は開業時に事務所を自宅以外に開設するかどうか?




税理士は開業時に事務所を自宅以外に開設するかどうか?

こんにちは!

 

ぼっち税理士の齋藤幸生です!!

 

今回は・・・

 

これから開業する税理士さん向けの記事です。

開業時に外に事務所を借りるかどうかです。

 

色々な議論や考え方がありますが

現在自宅兼事務所から抜け出した私の経験と

考え方をお伝えしようと思います。

 

それでは、スタートです!!

 

今でも開業時は自宅兼事務所で良いと考える

2019年12月1日に事務所移転を行い

西新宿に新しい事務所をオープンしました。

 

そんな私が今でも開業時に自宅兼事務所で

開業して良かったと思っています。

 

まずラーニングコストが安いからです。

必要な事務所の費用は光熱費、固定資産税くらいでした。

 

それに事業用として家事按分するので

全部ではないですが必要経費になります。

 

税理士の開業について必要な備品は

パソコン、税務ソフト、会計ソフトくらいです。

 

30万円くらいあれば自宅兼事務所で開業可能です。

 

自宅兼事務所で困ったことは

関与先を呼べないことでしょう。

 

これも事業で良い方向へ持って行くことができます。

すべてWEBで完結させて顧問料の設定を安くして

利用してもらいやすくする方法ですね。

 

私は税理士の低価格化は問題だと思っていますが

顧客メリットがあるサービス料金であれば問題ないと

考えています。

 

貸事務所を借りて事務所がかかっているのであれば

サービス価格を抑えることは難しいです。

 

貸事務所の費用があまりかからない

弱者の戦略として利用することですね。

 

このような観点から自宅兼事務所で

開業しても良いと考えています。

 

あとは失敗はかなり高い確率でします。

 

関与先なし、売上ゼロといったことだと

事務所の家賃だけが吹っ飛んでしまって

経済的に追い詰められる可能性があります。

 

そんなときに色々やってみて失敗すると

精神的に辛いですしやさぐれてきます(笑)

 

軽々と失敗できない思考となってしまいます。

 

ミレニアム世代は失敗したくない傾向が

あるなあと感じることがあります。

 

でも開業すると失敗の連続です。

しかもちょっとお金のかかる失敗です。

 

私の経験であれば事務所のパンフレットを印刷し過ぎる

封筒くらいは必要かなあと思い作ってしまう。

 

時間だけがかかる無料相談に従事するのに

なぜか顧問料的な料金を支払ってしまう。

(運よくキックバック的な報酬が入りましたが)

 

などなどそんなにお金はかかっていませんが

お金をかけて失敗します。

 

それと時間を費やした失敗もしますね。

 

そりゃ、あんたが馬鹿なんだろう?と

思うじゃないですか?

 

それが開業当初だとはまってしまうんです。

 

世の中から詐欺がなくならないことと

一緒なんですね。

 

結論として

お財布に優しい自宅兼事務所での

開業が良いのだと思っています。

 

 

失敗して経験を積んでから外に事務所を持つ

私が自宅兼事務所から抜け出した理由としては

そろそろ事務所を構えようかなあと思ったことです。

 

具体的には自宅兼事務所でやることが

事業のボトルネックになったのです。

 

自宅兼事務所ですと家族がいますので

気をつかった事務所運営をしないといけません。

 

例えばもうちょっと仕事したいのに

昼食や夕食の時間になってしまった場合

仕事を優先させることができません。

 

自宅ですから関与先の社長を呼んで打合せができず

外で会って打合せをします。

 

訪問と何ら変わりがありませんし

移動時間がかかります。

 

低料金でやっている意味が薄れてしまいます。

事業との咬み合わせがうまく行かなくなってきました。

 

こんな状態であれば事務所を借りて

仕事を移した方がましです。

 

 

 

あとは開業してから3年で色々な失敗をしました。

営業は完全に失敗でしたね。

 

本当にうまく行きませんでした(笑)

まあ、命賭けてまで営業してはいません。

 

営業についてもこれから全力でやりたいと思い

そのためには事務所を持つ時期が来たと感じました。

 

無料相談は一切やるつもりはありませんが

なにか相談があるときに事務所にいてくれる

税理士であれば関与先にとっても安心のはずです。

 

このように事務所を持つまでに出会った

自分の失敗を経験して初めて事務所の活かし方が

できるようになると思います。

 

経済的な余裕を持って事務所を開設する

事務所を開業するときには経済的な余裕が

必要となります。

 

私が税理士業に限らず最もダメな開業方法は

次のような開業です。

 

売上のめどさえないのに借入をしてでも

貸事務所を借りて事務所を運営することです。

 

ちょっと前までは事務所の家賃は月商の3倍と

言われることがありました。

 

私の考えでは3倍ではもはややって行けないと

感じています。

 

最低でも事務所の家賃は月商の5倍は欲しいです。

そうでないと事務所を借りるときに色々と必要となり

出費に回すお金は合っても運転資金に問題が生じます。

 

この点は税理士業であっても同様ですね。

今はレンタルオフィスもありますので

家賃が安いところもあるとは思います。

 

しかし税理士法上の守秘義務に合致するのか

という問題がないわけではないです。

 

基本的には貸事務所で運営することが

最も良い方法だと感じます。

 

そのためにはある程度の経済的な余裕が必要です。

経済的にな余裕は事業の判断に余裕を持たせますし

間違った判断を防ぐこともできます。

 

 


編集後記

今日は事務所での作業となりますね。

朝、東京税理士会に行って新しい税理士証票を

受取に行ってきました。

住所が変更となるので税理士証票も変わります。

 

名刺もできてきてあとは関与先へ事務所移転の挨拶を

するだけとなりますが!!

 

発注した移転ハガキが6営業日後でないと

到着しないので今週中に発送できれば御の字です。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。