AIが会計と税務に与える影響とは?
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
AIが会計と税務に与える影響を
解説した記事です。
それでは、スタートです!!
AIが会計に与える影響
ウィキペディアによれば、AIとは、人工知能(artifical intelligence)で、計算とコンピュータを用いて知能を研究する計算機科学の一分野を指す語。
になるそうです。
現在の会計の状況を整理すると
①PCの会計ソフトによって記帳を行う
②会計ソフト内で試算表や決算書を作成を行う
という状況だと思います。
つまり、AIが会計に与える
影響は強いことがわかります。
では、AIが会計のどこに影響を
与えるのかというと
①AI-OCRによる書類の読み取り機能
②①による自動仕訳の生成機能
③②を人の手で修正した後を学習する機能
④銀行などの取引明細を自動取得する機能
⑤④から自動仕訳の生成機能
⑥⑤を人の手で修正した後を学習する機能
上記のようなところに
AIが使われています。
人の手で行われていた
記帳する行為はAIがとって変わり
今後、人の手が必要なくなる
影響があるわけです。
ただし、この影響は限定的で
簿記などの知識のない方が
正確な勘定科目で処理を
修正できるのかは不透明です。
結果、依然として記帳は
簿記知識が必要な方が会計を
行わないと正確な処理ができない
ということになります。
もう一つ限定があります。
AIはPC内でしか動きません。
記帳の入り口ではデータが
必要になります。
紙でやり取りをしている場合
一度PDFデータにするといった
余計な作業は増えることになります。
紙でのやり取りをなくすることは
DXの分野になると思います。
より幅の広い分野における
会計業務の抜本的な方針転換が
必要になります。
AIが税務に与える影響
AIが税務与える影響として
巷で言われているのは
Chat GPTによる税務相談です。
私は先日、Edgeのチャット
機能を使って税務相談をしてみました。
【税務でbingチャット】税理士が使ってみた感想をまとめてみた!
使ってみた結論としては
簡単な税務相談であれば
対応可能であると判断しました。
税務相談でもAIは限定的な
影響があるようです。
影響が限定的になる理由は
自動生成ツールがあるからです。
Chat GPDの最大の問題点は
参考にとどまることです。
自動生成ツールによって
間違っていることを
本当のことのように
文章にしてしまうことがあります。
事実、bingチャットでは
参照されたサイトに全く書いて
いなかった内容が文章にされて
いたことがあります。
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4 税務顧問などの顧問業務
ここで会計ソフトの自動仕訳
との比較をしておきます。
会計ソフトの自動仕訳は
最初の仕訳で正確な処理と
そうではない処理が混在します。
正確な処理ではないものを
修正することでAIが自己学習し
2回目以降の自動仕訳で反映を
行ってくれる仕組みになっています。
Chat GPDも同じような仕組みを
取っていると思われます。
しかし、間違っていることを
指摘しながら使うことが
果たして一般の方にできるのか?
という新たな問題が発生します。
効率的な時間の使い方とは?
さて、AIは道具として機能するので
私が携わっている会計・税務では
時間効率が変わってきます。
時間効率が変わる意味は
今まで人の手でやっていた
記帳業務はAIで行い
記帳業務に使っていた時間を
他のことに使うことになります。
税理士がAIを使うことで
よりお仕事の幅が広がる
というわけです。
例えば、資金繰り、募集採用
売上のアップといった
経営に関わる業務に税理士が
関わる場面があると思います。
税理士は経営者に最も近い
外部の人間になります。
経営者が相談しやすいのは
税理士だと思います。
相談相手としての税理士が
関与先に関われるように
税理士はレベルアップして
おく必要があります。
編集後記
税理士や会計に携わる方が
必ずAIを使いこなさないと
いけないわけではありません。
しかし、会計実務や税務実務に
携わってみると
クラウド会計がある故に
素人が使用方法をわからずに
使ってる場面に遭遇します。
私が関与しだすと各勘定科目の
内訳を拝見しますが
形式的な勘定科目はあっていても
内訳がめちゃくちゃの場合があり
その修正に時間を要します。
クラウド会計は誰でも使える
といった触れ込みで宣伝しますが
先ほども申し上げたように
簿記知識が必要です。
またクラウド会計を使いこなす
ためのやり方が必要になります。
AIは自動でやってくれますが
処理されたものが正しいという
わけではないのです。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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