会社の財務改善は純資産と預金残高の増加を目標にする

財務改善の目標




会社の財務改善は純資産と預金残高の増加を目標にする

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

会社の財務改善についての解説記事です。

 

それでは、スタートです!!

 

会社の財務とは?

会社の財務とは財政状態になります。

会社の財政状態を表す資料は

貸借対照表

になります。

 

会社の決算書を構成するものとして

①貸借対照表

②損益計算書

③株主資本等変動計算書

のうちの貸借対照表です。

 

すなわち財務改善をする意味は

貸借対照表に挙がっている数字を

よりよいものにすることです。

 

 

純資産と預金残高を目標にする

財務改善の初歩として目標に

していただきことは純資産と

預金残高の増加になります。

 

貸借対照表は次の3つから構成

されています。

 

資産の部 負債の部
純資産の部

 

預金は資産の部に表示される

勘定科目になります。

 

純資産はそのまま純資産の部を

指すことになります。

 

預金残高の増加は貸借対照表の

資産の部を増加させる効果があります。

 

純資産の増加は純資産の部を

増加させる効果があります。

 

 

 

預金残高と純資産の部の増加を

目標にする理由は

 

銀行がお金を貸したいと

考えてくれる会社になるからです。

 

銀行がお金を貸したいと考えてくれる

会社とは融資を返済してくれる可能性が

高い会社になります。

 

預金残高が多い場合には

お金を持ってる会社になりますし

 

純資産の部が多ければ

過去の累積黒字が多い会社と

判断されるので

 

倒産に至る可能性が低い会社と

判断できるわけです。

 

黒字経営と財務改善の関係

話は変わりまして財務改善するために

預金残高と純資産を増加する方法とは

どんな方法があるのかについて解説します。

 

現在のお金の決済では基本的に

預金でお金の回収と支払いが

行われることになります。

 

一部業種を除き現金取引が

なくなっているはずです。

 

預金は収入>支出の構造が

毎年続けば必ず増えていきます。

 

純資産は資本金と利益剰余金から

構成されています。

 

純資産を増加させるためには

資本金を増やすためには増資をします。

 

利益剰余金を増加させるためには

税引後当期純利益を出し続ける

必要があります。

 

黒字経営と財務改善の関係に

つながります。

 

収入>支出をする前提としては

事業年度中に黒字になっていないと

基本的には実現しません。

 

なぜなら黒字とは利益が出ている

状態をいいます。

 

利益とは損益計算では

売上ー経費の計算になります。

 

利益剰余金は会計上では

税引後当期純利益が利益剰余金に

積みあがる処理を行います。

 

損益計算の利益が税引後当期純利益

になります。

 

申し上げたいことは

財務改善をするためには

 

預金残高を増やせばよい

純資産を増やせばよい

ということではなく

 

毎年黒字経営をすることで

達成可能ということです。

 

 


編集後記

今回のような話を

私が関与先に申し上げて決算対策は

まだ早いと伝えることがあります。

 

しかし人間の感覚として黒字になると

法人税を支払いたくないなどの

ボトルネックのような考えをします。

 

結果、決算対策としてお金を使う

選択をすることが多いです。

 

決算対策が良い悪いではなくて

計画的に決算対策を事前に社長さんが

想定していないことが多いのです。

 

ご利用は計画的にという

思考が必要なのではないかと思います。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。