事業を成長させる経験と能力を有する経理・財務担当とは?

経理・財務




事業を成長させる経験と能力を有する経理・財務担当とは?

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

経理財務担当に見合った人物像

についての解説です。

 

それでは、スタートです!!

 

事業を成長させる経験とは?

事業を成長させる経験を持っていると

どのようになれば成長していくのかが

わかっていることになります。

 

事業を成長させるとは

売上を増やして利益も増やす

ということが一般的な考え方です。

 

実際には売上が増えて利益が

増えたとしても会社内部が崩壊する

場合があります。

 

私の経験では年間売上が10億

20億といった節目の段階で

事業でネガティブなことが起こる

というのが結論です。

 

実際に節目の売上を達成すると

事業にネガティブなことが

起こっているからです。

 

こうしたことを経験している

担当者が望ましいことになります。

 

しかし、このような人物を探すことが

非常に難しい現実はありますので

事業を成長させる経験をしていることが

最低限の経験になります。

 

 

事業を成長させる能力とは?

事業を成長させる能力とは

①管理ができること

②人を辞めさせない工夫ができること

③社長への提言ができること

 

管理ができることとは

数字の管理になります。

 

事業計画を作成してそれを

実行できるところまで落とし込み

さらに実績と計画を管理できる

能力を持っていることです。

 

後述しますがこの辺りを

中小企業の社長さんは嫌がる傾向が

あるところです。

 

人を辞めさせない工夫ができる

ことも必要です。

 

中小企業という人の集まりは

基本的に社長さんがトップで

親族で周りを固めて・・・

 

といったことで従業員は常に

気を遣っている状態です。

 

ストレスは普通にあるでしょうし

社長さんが決めたことを社長さんが

守らない状況を見たりして

フラストレーションが貯まる一方です。

 

そして給料が他の会社よりも低い

となれば従業員がとる行動は

会社を辞めるということです。

 

 

 

私が言いたいことは

社長さんと従業員の間に入り

うまくやってくれる能力が

必要ということです。

 

上記でもふれたように節目の売上で

事業にネガティブなことが起こる原因は

人の問題があります。

 

中核社員が辞めてしまうこと

未払残業代請求訴訟を起こされる

など色々問題が起こる可能性があります。

 

売上が増えることは社長さんの経営の

段階も上がることになりますので

社長さんの考え方が変わっていきます。

 

ついていけない従業員も出てくるので

手当てする必要があるのです。

 

最後に社長さんへの提言ができる

ということです。

 

こうすればうまくいくなどの

提言ができる能力です。

 

現実には社長さんと経理財務担当者が

提言できる人間関係になっていない

場合が多いので難しいところがあります。

 

社長さんと経理財務担当者の双方が

歩み寄ることができるばうまく機能

すると考えます。

 

 

社長の器量が試される

経理財務担当者として有していてほしい

経験と能力を申しげましたが

 

実際に上記のようなタイプの人材を

会社が採用しているケースは多くないです。

 

理由は次のようなものがあります。

①社長が経理財務は所詮はバックヤード業務で売上にならない

②できる人間を雇うと会社を牛耳られる

③自分のいうことを聞くやつがよい

といったことが心のどこかで

あるのだと思います。

 

どのようなお考えでもよいのですが

これだと社長さんの器量による人選

という結果になると考えます。

 

上記3つの人物像を落とし込むと

・帳簿作成して資金繰り表を作成するただ処理ができる人

・処理だけやって何も社内にもたらさない人

・YESマン

これでよいのかな?

と私は考えます。

 

これであれば人をわざわざ雇う必要性は

ないと思います。

 

お金の無駄だからです。

 

結局、社長さんが事業に対して

思っていることを実現できるような

人物とは

 

私が上記で触れた経験と能力を

有する人物像に最終的にはなります。

 

 

 


編集後記

経理・財務をやっている人は

ちょっと難しい属性を持っている

ことがあると思います。

 

例えば、経費を認めないなどの

経費の締め付けがあります。

 

何でもかんでも経費にするのは

問題だと思いますが

 

経費を少なくすることでもたらされる

利益というのは大変なわりに金額として

大きくないコスパが悪い方法です。

 

そうではなく社長さんが思っていることを

実現するための工夫をしてくれる人物

の方が事業にとってメリットがある

ということだと思います。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。