令和2年度の税理士試験公告と実施について考える




令和2年度の税理士試験公告と実施について考える

こんにちは!

 

税理士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

令和2年度の税理士試験について

私なりの考えをまとめていきます。

 

それでは、スタートです!!

 

令和2年度の税理士試験公告について

令和2年度の税理士試験公告が令和2年4月3日に

国税庁ホームページに掲載されました。

 

現状での試験実施については以下の通りです。

令和2年8月18日

午前9時から午前11時まで 簿記論

午後0時30分から午後2時30分まで 財務諸表論

午後3時30分から午後5時30分まで 消費税法又は酒税法

 

令和2年8月19日

午前9時から午前11時まで 法人税法

正午から午後2時まで 相続税法

午後3時から午後5時まで 所得税法

 

令和2年8月20日

午前9時から午前11時まで 固定資産税

正午から午後2時まで 国税徴収法

午後3時から午後5時まで 住民税又は事業税

 

といういつもの通りとなっています。

 

税理士試験の申込期間は

令和2年5月7日~5月19日まで

となっています。

 

税理士試験の受験案内と申込用紙は

令和2年4月16日~5月19まで

となっており各国税局にて交付されることになります。

 

なお、郵送請求による場合には

令和2年5月7日までに請求する

ことになります。

 

期限が設定されている理由は

請求者に到着する日が受験申込日に近くなるので

受験申込に影響が出る可能性を考慮したのだと思います。

 

受験申込方法は郵送による申し込みと

e-Taxによる申し込みができます。

 

といったように例年の通りに公告された

ということになりますね。

 

 

本当に実施できるのか?

令和2年は新型コロナウィルス感染症により

緊急事態宣言が行われるような状況になっています。

 

国税庁としては税理士試験公告を行ったことで

税理士試験を実施せざるを得ないと思います。

 

中止はよほどのことがない限りあり得ないと思います。

 

この点、受験生の皆さんにあっては

不安になった人もいると思います。

 

税理士試験は年に1度だけの試験です。

その年に行われないということはあってはなりません。

 

人生を賭けている人もいるでしょうし

今年の受験が最後の科目の人もいるでしょう。

 

こうしたことから中止はなく

延期ということは可能性があるかもしれません。

 

 

 

新型コロナウィルス感染症はいわゆる3密で

感染する可能性が高くなるようです。

 

私は過去に税理士試験を受験していて

考えてみるに

 

かなりの確率で3密になっているなあと思います。

 

例えば立教大学での受験は3人掛けでしたね。

1m以内に左右一人ずついたわけです。

 

東京物流センターや横浜アリーナでも

同じく1m以内に左右一人ずついましたね。

 

あと密室ですね。

 

外が熱くてとても外気を取込む

ということはできなかったからです。

 

あとは試験中ですから話をする

といったことはできません。

 

ですから飛沫感染のリスクは

通常の3密よりも低くなるとは思います。

 

ただ国税庁は3密対策をしないと

いけなくなると思います。

 

①密閉空間⇒換気ができるのか

②密集空間⇒多数が集まらないようにできるのか

③密接場面⇒会話禁止により対処は可能とするのか

 

国税庁は実施する責任と安全衛生管理を

徹底することが求められると思います。

 

つらさを乗り越えるしかない

受験生の皆さんにおいては令和2年度は

色々なつらさを乗り越える必要が出てきます。

 

①新型コロナウィルス感染症への不安というつらさ

②税理士試験に対するつらさ

③試験会場でのつらさ

ということになります。

 

税理士試験の受験生の多くが税理士業界で

働いていると思います。

 

新型コロナウィルス感染症に対して

従業員の皆さんの安全衛生管理を実施している

税理士事務所はありますか?

 

テレワークの推進又はバーチャル出勤といった

稼働方法は検討、導入などされていますか?

 

恐らくですが新型コロナウィルス感染症に

かかった場合には働けないのは当然のこととして

学習もできなくなると思います。

 

病院にはwifiはありますが隔離されますので

通常は使えないと思います。

 

軽症患者として都内のホテルに隔離される

場合にはwifiを使うことができますので

PCや教科書などを持って行くことができれば

学習を行うことができるかもしれませんが。

 

税理士試験のつらさも令和2年度は

ちょっと高いと思います。

 

新型コロナウィルス感染症により

税理士試験予備校の自習室が使えない

状態となっていますね。

 

資格の大原では令和2年4月14日まで

自習室を閉鎖しているようですね。

(令和2年4月7日現在の情報として)

 

自習室を主に活用して学習を進めている

といった受験生においてはかなりストレスだと思います。

 

試験会場でのつらさは仮定の話となりますが

もし密閉空間対策をする場合には換気をよくする

といった手法が用いられる可能性があります。

 

つまり、例年だと冷房が効いて寒い会場が

かなり熱くなってしまうことが考えられます。

 

東京の8月の平均気温は最高31°/最低24°

となっているようです。

 

外気を取込むために会場全ての窓を開放している

とった措置を取る可能性を考えると

冷房がかかっていても効かないことが考えられます。

 

一番良いのは令和2年4月7日である本日に出される

緊急事態宣言で新型コロナウィルス感染症が収束すること

なのですが、収束するかどうかもわかりません。

 

いずれにしても税理士試験の学習は

税理士試験にすべて合格するまで続きますので

まずは学習に力を入れて欲しいと思います。

 

 

 


編集後記

今日は新型コロナウィルス感染症への

緊急事態宣言が出されるようですね。

 

冷静になって考えると国家試験は

延期した方が良いと思います。

 

学習時間が令和2年度が伸びるので公平ではない

と反論があるのは分かりますが

 

過去にもお盆明けに税理士試験をやってみたり

といったことがあったのでその年によって

受験日はまちまちなんですよね。

 

そもそもオリンピックが開催できないのに

国家試験をオリンピック開催時期と同時期に

実施するということがちょっと分からないですね。

 

 

では税理士の齋藤幸生でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。