一人当たり売上高と人的資源を分析せよ!




一人当たり売上高と人的資源を分析せよ!

今回は会社の人に注目した記事です。

 

中小企業で見られる事ですが、

一人当たり売上高を知らない社長さんがいます。

 

なぜかというと、社長さんが営業して、仕事をとって

従業員へ仕事をやらせるという流れです。

 

従業員にやってもらう仕事については知っていますが、

どれだけその従業員のおかげで売上が取れているのか?

ということを振り返らないのです。

 

ちょっと数字に強い従業員であれば、

これだけの案件をやっているのになぜ給料が

上がらないのだろうか?

と疑問を持ち、不信を持ちやがてはやめて行きます。

 

この様にならない様に、事業運営をする必要が

あるのではないでしょう?

 

それでは、スタートです!!

 

一人当たり売上高って?

まず知って頂きたい前提となる知識としては

従業員の一人当たり売上高ですね。

 

売上÷従業員数=従業員の一人当たり売上高

 

この計算では、従業員1人が稼ぎ出した売上高が

分かります。

 

売上はどういった売上を使うのかというと

決算書の損益計算書の一番上の売上高を持ってきます。

つまり会社の年商を従業員数で割るという事ですね。

 

ここから何を知って欲しいのかというと

従業員の一人当たりの売上高がわかるということは

会社の売上単価が分かるという事です。

 

ですから、単純に計算すれば

案件数×従業員の一人当たりの売上高

で年商の計算ができることになります。

 

案件ごとに単価が異なるという事が

現代の事業で起こると思いますので、

 

そんなに単純じゃない!

と思われるかも知れませんが、

 

単価が高いのか低いのかという感覚は

出てくると思います。

 

それで、高い低いとなる部分の分析を

行う事になりますね。

 

 

人的資源の分析方法

それでは、従業員の一人当たり売上高の概念が

分かって頂いたとことで、

今度は、人的資源の分析を行います。

 

分析では、あの従業員はできるできないといった

抽象的な概念で判断することはしません。

 

むしろ、数値化することになります。

 

まずは、従業員が担当した案件の総売上高を計算しましょう!

 

チームでやっている場合には、チームの総売上高を参加者した

従業員ごとの仕事の工数で割って行きましょう!

 

ここで見たいことは、各従業員が関わることで、

その従業員が仕事をした実際の売上高です。

 

従業員が仕事をした実際の売上高と従業員の年収を

比較してきます。

 

そうすると売上高をその従業員へ

どれだけ配分したのかが分かります。

 

 

 

これが会社4:従業員6くらいであれば最低限、

従業員に配分していると考えられます。

 

というのは、会社は運営費として4割ピンハネしている状態なので、

売上の4割であれば、役員報酬や固定費も賄えると考えます。

 

もし、外注費などが発生してる場合には外注費を売上高から

控除するなどして実際に会社の儲けとなる部分を計算しておく

ということは当然しなければなりません。

 

IT企業で多いのが、人的資源が少ない状態で、

仕事はとってくるものの、捌き切れない、

 

スキルがないといった状態で、外注費が膨れ上がる

と言ったことです。

 

これでは、人的資源を有効活用しているとは言えません。

 

むしろ、現在の従業員ができる仕事だけを請け負った場合に

会社はどうなるのかを考えて行きます。

 

そうした時に、年商が下がっても

会社の利益率向上になるのであれば、

外注費を使った仕事は無駄です。

 

ただ規模を大きくする為だけに請け負っていると

言っても過言では無いです。

 

人的資源の分析とは、現在の従業員だけで

会社がどうなるのかを見る客観的な方法です。

 

売上を拡大させるコツとは?

それでは、売上を拡大させるコツとは

一体何なのでしょうか?

 

答えは、できるものから仕事を受けていって、

できないものは自社でできるようにする

ということですね。

 

先ほどの例だと、外注費が膨れ上がっている

会社は、内製化を検討することになります。

 

なぜなら、外注よりも内製化した方が

安価になる可能性があるからです。

 

また、できない仕事を内製化することで、

会社としては新しい事業部門を手に入れることが

できるようになります。

 

初めは、外注することにしたとしても、

内製化の判断は行うべきです。

 

内製化で売上がなぜ拡大するのかというと、

まず、自社で受注できる範囲が増えます。

 

要するに、できる仕事が増えることになります。

それに、顧客もワンストップでのサービスを

求めている傾向が強くなってきています。

 

勘違いしてほしくないことは、

主要事業と離れたことはしないことです。

 

例えば、SI事業やっているのに、

ITの人材派遣を行う必要はないです。

 

全然異なる業種ですから、

やりたければ、別会社でやるのが基本です。

 

売上を拡大するために必要なのは、

その分野の専門性を高めることです。

 

そこに任せれば間違いない!

と思われることができたら、事業は成功です!

 

そのために必要なのが人的資源の分析です。

 

適材適所に人材を配置して、給料を支給して、

会社、従業員が気持ちよく働くことができれば

それで三方良しとなるわけです。

 

 


編集後記

今日は外出が多い日にちとなります。

申請業務があって、外出しなければなりません。

 

時間があったら、記帳代行業務をやろうかなあと

思っています。

 

バンドの音源、動画の編集も終了したので、

最後に音源と音を合わせてyoutubeへアップする

だけとなります。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

youtube始めました!
税理士さいとうゆきおチャンネル

 

税務顧問や執筆などのご依頼はこちら↓

Liens税理士事務所ホームページ

 

この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。