税理士の効率化戦略とは?【事業運営】




税理士の効率化戦略とは?

本日は、税理士の効率化戦略として、

ITを業務のどこに投入すれば良いのか?

という結論を導きだすための解説です。

 

ITとは、色々あります。

excel、RPA、AI、クラウドといったことですね。

 

要するに、パソコンを主軸としたお仕事で、

自分が楽になるための方法論を考えるのが、

効率化戦略です。

 

それでは、スタートです!!

 

税理士の効率化戦略とは?

税理士の効率化戦略を考えるときに、

重要な考え方があります。

 

どれかのITに特化しないことです!

 

決まったITに特化しない

私は最近ようやくマクロやVBAに手を出すことが

できる状態となりました。

 

その結論として、決まったITに特化しないことが

効率化を促すことができると思いました。

 

まず、マクロやVBAはexcelで行うものになりますが、

マクロやVBAだけに頼ることは効率化を妨げる

ことになる可能性があります。

 

例えば、私は請求書システムの構築を

やってみようかなあと思いましたが、

構築していく途中で止めました。

 

なぜなら、現在使っているクラウド請求書が

色々な側面から有利だと結論できたからです。

 

このことから、excel、クラウドシステム、

RPA、AIなど、現在使えるものはすべて使う

ということが基本的な戦術になることを学びました。

 

自分でやってみることが必要

では、この記事を読んで、全方位的にITを導入する

決断をしてみても良いという結論になろうかと思いますが!!

 

私はそうは思っていません。

 

色々使ってみて、自分で作ってみて、

初めて感覚的にわかることがあります。

 

もし、ITに非常に明るい人であれば、

excelで請求書システム⇒RPAで請求書を自動作成

⇒AIで請求書の仕訳作成⇒マクロで自動取込書式作成

⇒RPAで会計ソフトへ自動取込

 

このようなシステムを作ることも、

現状でも可能なのです。

 

こうなると、私が使っている請求書システムは

必要なくなります。

 

私が今後やりたいと思っていることが、

まさに上記のことなので、

現時点でもできる人はいるわけです。

 

そして、私は自分でシステムを作ることや

考えることをしてみても良いのではないか?

と思っています。

 

なぜなら、自分の業務が工程として

分かるからです。

 

つまり、請求書の作成と言っても、

工程がいくつかあります。

次のような感じです。

 

①宛名入力
②請求先入力
③請求の内容入力
④請求の内訳入力
⑤金額の入力と合計額集計
⑥消費税の計算
⑦源泉所得税の計算(個人事業限定)
⑧お振込額計算

入力が主な感じではありますが、

実際にexcelで作ってみないとこういったことが

分からないわけですね。

 

それで、上記のどこに関数式を入れて、

マクロは入れた方が良いのか?という

検討もせねばなりません。

 

請求書を作成すると言っても、

システムにしようと思うと考えることが

あるわけですね。

 

こうしたことは、関数式の数を知っている、

マクロを組めるという知識とは別に、

場数だと思いますので、自分でやってほしいと

考えています。

 

身近な業務を可視化する

さて、IT導入を検討することは良いのですが、

非常に大切なことがあります。

 

それは、業務を可視化することです。

これを行わないと、どこにITを導入するのか

ということが分かりません。

 

身近な業務を可視化する

そこで、業務を可視化すると言っても、

分かりにくいものですから、身近な業務を

可視化することを検討します。

 

どのように可視化すれば良いのかというと、

業務の内容と業務の流れです。

 

例えば、請求書の作成業務を可視化していきます。

 

①各担当者が担当先の請求内容をまとめる

②①を請求書作成者へ報告

③②の情報で請求書を作成・確認し、印刷

④③をお客様へ郵送

 

上記のような内容と流れとなっていたと

しますと、どこにITを導入することが

できるのかを考えることになります。

 

まず、①と②の間の報告は、メールではなく、

チャットでも可能だと思いまので、チャットにすると

メールアプリを開くよりも時間短縮できる

可能性がありますね。

(メールだと定型文として入力後送信する必要が
あるので、チャットだと作成報告のみで済みます。)

 

③については、請求の内容を入力した書式を

社内で統一しておけば、RPAによる自動入力を

実現することができます。

 

つまり、人間が入力することがなくなるのです。

あと、確認もする必要はありません。

RPAはロボットですから、設定さえしておけば、

人間よりも確実にやってくれます。

 

あとは、作成された請求書を印刷して、

郵送する部分は人が行うことになります。

 

 

 

 

可視化することが導入の第一歩

このように、可視化を行わないと、

どこにITを導入して、どうなるのか

ということが、社内で分かりません。

 

ぼっちで税理士をやるにしても、

自分の業務のどこに投入して、

自分がどうやって楽になるのか?

こういったことが分からないのです。

 

ですから、業務を知ることが必要で、

業務を小学生でも分かるように伝える

ようにすることが良いわけです。

 

いきなり、ITを導入することはできません。

ITを導入することにも順番があるのです。

 

どこにITを導入するのか?

これまでは、パソコン内部に限って

ITの導入について検討をしてきました。

 

最初の方でも申し上げた通り、

ITはパソコン内部にしかないわけではないです。

 

クラウドだってあります。

 

そこで、全方位的なITの導入を考える望遠的な

考え方が必要となります。

 

すべてをパソコン内で完結する必要はなく、

すべてをクラウドにする必要もないです。

 

この部分については、試してみて、

自分がしっくりくるサービス、アプリに

依存することが楽になるかと思います。

 

それに、導入したとしても、

外部要因が出た場合には、修正する可能性も

考慮に入れないといけません。

 

例えば、税理士だと、ぼっちでやっていたが、

記帳代行業務が多くなってきて、パートさんを

雇う場合には、外的要因により導入したITについて

修正をしなければならなくなるかもしれません。

 

自分だけだと、onedriveサーバーだけで何とか

なっていたが、情報共有のために、Gsuteのほうが

効率が良くなることだってあります。

 

ITの導入後の修正は大きなものから

小さなものまで様々です。

 

その場その場で、よりよくなるもの、

楽になるものを選択していきながら、

試していくことになります。

 

 


編集後記

今日は、映画を見てきます。

新しくできた映画館ですね。

写真を撮って来て、後日レビューしようかと

思っています。

 

話は変わって、今後はVBAを勉強して、

仕事に役立てたいなあと思っています。

あと、RPAについても導入をします。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。