士業を目指す人に知ってほしいこと!士業資格が独立の片道切符ではない!?




士業を目指す人に知ってほしいこと!

今回は士業を目指す人に知ってほしいことを

記事としていきます。

 

士業資格を取ろうと決めたことは、

人それぞれ十人十色の理由があると思います。

 

金、地位、先生商売したい、親がやっているから

理由は何でも良いのですが・・・

 

それでは、資格取るだけでバラ色の人生が

待っているのか?というとそうでもないです。

 

私はちゃらんぽらんに仕事、時間を決める

独立で食えていますが、万人がそうとは限りません。

 

未だに、資格がすべてを解決するといった

過った認識が現実にはありますので、

それはちょっと言い過ぎなのよ!

といったことを解説したいのです。

 

付随して、それでも専門家を無資格者が

名乗れるのか?といった根本的なことも

考えてみたいと思います!

 

それでは、スタートです!!

 

士業資格が独立の片道切符ではない!?

士業資格の世の中の認識

士業資格は、現在でも人気の資格です!

税理士、公認会計士、社会保険労務士、

行政書士、司法書士、弁護士など色々な

士業資格があります。

 

特に、弁護士でM&Aなどの渉外業務を生業と

している弁護士は年収も高いと思います。

 

あとは、税理士や社会保険労務士は、

独立しても顧問料という最強の関与方法を

取ることができるようになります。

 

基本的には、お金のにおいがするのが、

士業資格かなあと思います。

 

公認会計士についても、年収では最低600万円から

となっている監査法人の求人が多いと思います。

 

日本の平均年収が400万円台を考えると、

そりゃ高給取りに映るだろうなと思います。

 

士業資格は、お金の面から語られることが多いですし、

実際に、資格を取ると無資格者と比べて年収が比較的

上がることが考えらます。

 

ですから、世の中からみれば、凄い!となるのでしょう!

 

資格のヤバイところ

ただ、資格取得者になるとわかることですが、

資格のヤバイところは、資格取得までの道のりです。

 

私は、勤務しながら、税理士試験に5科目合格するまで、

9年くらいかかりました。

 

最後の科目に相続税を選択して、4回受験する

羽目になったからです。

 

公認会計士試験では、頻繁に

公認会計士試験に合格している

大学生がいるようになっていますが、

 

現実に資格取得のための予備校に行くと、

資格取得のために頑張っている人が

沢山いて、大学在学中に試験合格することが

如何に大変なのかが分かります。

 

資格取得=独立ではないよ!

よく新聞などのマスメディアでは、

資格取得で独立も可能!

といった紹介をされると思います。

 

では、逆に聞きますが、資格だけでどれだけ

稼いでいけば食えるのか?といったことを

報道しているマスメディアはありますか?

 

私は一度も放映しているところを

見たことがありません。

 

つまり、情報としては、資格取得で独立が可能で、

テレビでは、ものすごい稼いでいるといった

士業の人が出演していると思います。

 

つまり、入り口と特異な人の紹介という

ものすごいギャップがある点に注意する

必要があるのだと思います。

 

ぼっち税理士である私は独立1年目は大変で

あったことを覚えています。

 

営業しても全く相手にされなかったですし、

新規の顧客に至っては獲得できませんでした。

 

それと、事務所分の経費として支払っているものが、

まとまった金額が必要だったので、

 

月々の売上だけでは賄いきれなくなっていて、

キャッシュフロー的に大変でした。

 

幸運なのは、独立1年目から、顧問先3件でスタートし、

そのあとは私が担当していた顧問先が合流してくれたことです。

 

それと、懇意にしていた税理士の任意団体から、

バックオフィス業務の依頼を受けられたことです。

 

ですから、あまり何もしなくても、

月々の売上はある感じでしたね。

 

このように、独立時から何かしらの売上が無いと

もっと厳しいことになります。

資格は独立の片道切符ではないのです!

 

独立って何なのよ!

ハッピーワークアズライフ

じゃあ、独立できるって何なのよ!!と

思われると思います。

 

勤務は働き方改革で、労働時間を短くされて、

もっと働きたい選択ができなくて、

 

独立しても厳しいんじゃ資格とっても

意味ないじゃん!と普通は思います。

 

この点、独立とは、自分の生き方なのでは

ないのかなあと思います。

 

ちょっと前まで、ワークライフバランスという

言葉がありました。

 

最近は全く言われなくなりましたね。

 

その次は、ワークアズライフという言葉が

出てきましたね。

 

人生としての仕事と、直訳することができますが、

これも最近は全く聞きません。

 

現在独立3年目の私から言えることは、

上記のどちらでもないなあと思います。

 

仕事、遊び、学び何でもやりますし、

どうやったら稼げるのかという戦略も考えます。

 

自分のステータスをどうやって上げたら良いのか?

ということも考えますね。

 

仕事の取り方、相手への提案、説得方法、

といったことも仕事に必要なことです。

 

つまり、年中働いて、年中遊んでいる

そして幸せと感じることができる!

 

ハッピーワークアズライフですかね!

人生としての幸せな仕事なのだと思います。

 

 

 

 

 

独立しないと結論はでない

変な話なのですが、

こういった考え方は、独立しないと

絶対に出てこない考え方だと思います。

 

独立して、まずは食べていくことが最重要で、

それができてくるとちょっと拡大しようかなあ?

といった意欲も出てきます。

 

ただ、それだと、人を雇って、事務所を借りて

といったことをしないといけません。

(まあ、テレワークや外注化がありますけど)

 

それだと、会社とそんなに変わりはありませんね。

 

私の独立の考え方は、いつでも仕事、遊び、学ぶ

ということなのです。

 

これを現実のものにしようとすると、

士業のお仕事だけの拡大だけではきついです。

できなくなっていきます。

 

ただの経営者ですね。

 

そんなものに私は興味ありません。

 

誰かから、そういった生き方っていいね!

と言われるような独立なのです。

 

これを実現して、ちょっとずつ変化していき、

自分のコントロールできる範囲で納めることを

できるようにするわけです。

 

逆に、こういった独立ではなくても

良いわけですね。

 

独立してから、めっちゃ拡大していって、

日本一の士業事務所集団にしても良いわけです。

 

こういったことは独立しないと絶対に

分からない感覚ですね。

 

無資格者で専門家となれるのか?

さて、無資格者で専門家となれるのか?

ということを考えてみます。

 

要するにプロサラリーマンというやつですね!

 

士業資格が必要とならないものに関しては、

可能であると思っています。

 

ただし、その仕事だけで完結する分野ですね。

 

例えば、WEBマーケティングという手法があります。

 

最近だとサッカー日本代表の長友選手がやっている

自腹3,000万円で応援キャンペーンですね。

 

このような企画は、本人だけでは絶対に

思いつきませんので、

 

WEBマーケティングのプロモーターがいて、

指示されてやっていると思います。

 

このような分野では、無資格であっても、

その分野の仕事をずっとやっていた、

どこどこに勤務していたなどで、

専門家として仕事ができることになります。

 

ただ、士業に関与してもらう必要があるような

複合的な分野だと、無資格者だと厳しいですね。

 

例えば、お金の管理をするような仕事です。

資格としてはFPがありますが、

別にFP資格がなくてもできますね。

 

では、無資格の人へ誰が相談に行くのか?

ということになります。

 

他にもありますね。

相続の相談です。

 

銀行、証券会社がやっています。

窓口で相談を受ける人は資格を持っていません。

 

実際に相続に対するアプローチをするときには、

やっぱり専門家(士業)への相談を説明されて、

責任回避を図ります。

 

このように、人の特性に関わるような業務は

士業資格がないとできませんから、

無資格者が専門家を名乗ってはなかなか

やりずらいことになります。

 

士業で独立は幻想か?

士業で独立することは幻想なのか?

と、ここまで読むと思いますね。

 

ただ、やり方、勇気、専門性の問題だと

私は考えています。

 

私がなぜ独立できたのかを考えてみると、

約7年近く税理士事務所へ勤めていたので、

担当先が硬直化していて、

 

自分の担当先が独立時について来てくれる

という話がすでに独立前にいくつか出ていたことです。

 

また、独立するための勇気もありました。

要するに、勤務OR独立という選択肢では、

厳しい方を選択したことです。

 

専門性で申し上げれば、外資系で国際税務に触れて、

源泉所得税の問題、海運業や貿易業で消費税の問題を

頻繁に扱ってきました。

 

以上の3つがあったからこそ、今があると思います。

 

上記のどれかが一つでも欠けていたら、

いまの独立の状態はなかったかもなあと

言えるわけです。

 

こういった独立できたことを分析したからと

言っても、万人に当てはまることではないです。

 

やっぱり、個人個人によって状況は

異なるのだと思います。

 

要するに、何を売り物にするのか?

売り物にできるのか?ですね。

 

やり方によってうまくいったり、

それができなかったりするわけです。

 

士業資格を取っても、現実には独立しない人が

近年割と増えてきています。

 

どうやったら、幻想でない独立となるのか?

それを考えることができるスタートラインは、

士業資格を持っていないとできません。

 

まずは、士業資格を取らないと

やっぱり始まらないわけです。

 

 

 


編集後記

今日は旅行から帰ってきて1日目です。

昨日は疲れて、早くから寝てしまいました。

その分疲労は回復したと思います!

 

明日は、朝から訪問となりますので、

今日からほぼ仕事開始になります。

まあ、試運転は必要ですな!

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。