副業解禁!会社員は副業と副収入を間違えていないか?




副業解禁!会社員は副業と副収入を間違えていないか?

2019年5月20日の日経新聞によれば、

副業解禁、主要企業5割

 

という見出しとなっています!

 

企業側から見ると、社員の成長や新事業に期待を

しているそうです。

 

また、副業をやっていない層では、

副業に関心を持っている社会人が

5割を超えているそうです。

 

今回は、副業がなぜ出てきたのかを考察して、

副業と副収入の違いを明確にしたいと思います!

 

それでは、スタートです!!

 

副業解禁と現実

副業解禁と現実を考えます。

この視点は、国と会社の立場から考えた

考えとなります。

国側からの視点

まず、国が推進している働き方改革があります。

法案ベースをざっくりまとめると次の通りです。

 

①残業の抑制
②有給休暇の取得推進
③正規と非正規との給料格差是正

 

国から見ると、日本では労働者が働き過ぎなので、

残業をしないようにしましょう!

 

有給休暇が取りにくくなっているので、

法律で取りやすくしましょう!

 

同じ仕事をやっているのに正規と非正規で

収入格差があるのは変なので是正します!

 

ということです。

 

また、残業の抑制は、日本の生産性の向上を

目指したいので、生産性を高めましょう!

という別の目標もありますね。

 

企業側からの視点

大企業は、従業員に残業をさせらない、

当然支給額が減るので、

 

これ見よがしに、副業を解禁しておけば、

残業で稼いでいた分を補填しやすくなるだろう、

という思惑があると思います。

 

つまり、残業がないとやっていけない

従業員向けのエクスキューズです。

 

また、有給休暇の取得、

正規と非正規の給料格差是正で、

 

人件費の負担が重くなってきますので、

それを減らすためには、副業を解禁して、

新規事業で会社を助けてほしいと

思っているに違いありません。

 

ただ、課題もありますね。

 

例えば、副業のときに事故があった場合、

不正があった場合には、自社へ飛び火します。

 

また、副業をやることで、従業員が疲弊して、

通常業務がおろそかになる心配もあるでしょう。

 

ですが、副業を解禁しないと、

従業員を囲っておけない現実もあります。

 

きっと会社としては、苦渋の選択だったのだろうと

想像しますね。

 

副業と副収入を間違えていないか?

話は変わって、従業員視点から考えます!

 

まず、多くの人たちが間違っているのではないか?

と思うことがあります。

 

副業と副収入の概念です。

 

従業員の立場からすると、なぜ副業をしたいのか?

この答えは、収入が増えるからだと思います。

 

なぜなら、残業が減る傾向なので、

総支給が減り、手取り額も減るからです。

 

ということであれば、副業をする必要があるのか?

ということになりますね。

 

なぜなら、今現在働ている会社の給料では

生活が苦しいことが問題のはずです。

 

ですから、会社勤めだけで給料が増える

会社へ転職すれば良い話だと思います。

 

現実は、それができない、やれない

ということでしょうから、手っ取り早く、

副業で稼ごうかなあと思うわけです。

 

 

 

 

 

では、減った収入の穴埋めに副業をして

本当に稼ぐことができるのか?

ということですね。

 

多くの人は、副業ビジネスに巻き込まれて、

詐欺にあったり、副業で失敗したりすると思います。

 

そういった心配から、他の会社で勤める

という選択になろうかと思います。

 

これって、副業ですか?

という疑問があります。

 

要するに、ダブルワークですよね?

 

大学生がアルバイトを掛け持ちするのと

一体何が違うのかなあと思います。

 

要するに、従業員からすれば、副収入が目的で、

副次的な事業、副業は望んでいないのではないか?

と思うわけです。

 

それに、ダブルワークすることが副業ではないです。

 

また、会社員以外の収入を得るために

副業をしたとして、その原資はどうしますか?

 

やっぱり、会社員で得た収入を使って、

事業を行うことになると思います。

 

それって、片手間でできることなのでしょうか?

 

というか、事業でうまく軌道に乗れたのであれば、

それを本業にして、独立することを考えて

会社員を辞めた方が自分の人生を生きられるのでは?

と私は思います。

 

 

収入を上げたいなら副業しない!

ここからは、完全に私の持論です!

 

収入を上げたいなら、副業しない!

という話です。

 

なぜなら、副業で使う時間を

自分の会社員に必要な時間に割り振った方が、

より収入を上げることができるからです。

 

なぜなら、副業はあくまで副業です。

どこまで行っても副業で、

会社員としてやっていることが本業です。

 

人の経営と会社を経営はそこまで異なりません。

 

例えば、製造業が土地ころがしをやりますか?

製造業での製品の品質向上、新製品の開発に

時間を費やしませんか?

 

人も同じだと私は思っています。

 

自分の専門となることに時間を使って

ブラッシュアップして、他の人よりも

抜きんでた存在になることで、

市場価値が上がると思うのです。

 

そもそも、そういった特化した人材が

世の中ですごいと思われる理由を考えれば、

必然的にわかると思います。

 

専門性と言っても、なかなか他人から抜きんでた

存在になることが難しいのです。

 

ですから、副業で稼げるかわからないことに

時間を使うよりも、自分が専門的にかかわれる

会社員としての仕事に時間を使った方が

より可能性が高いと考えます。

 

ぼっち税理士の副収入とは

最後になりますが、私は副収入を少ないですが、

いくらか持っています。

 

本業は、税理士業ですので、

そちらで稼いで食べています。

 

それ以外に、自分の会社から給料があり、

ブログやホームページからの広告収入、

 

いまは、投資を始めたので、将来

その収益が発生することになります。

 

また、iDECOもありますので、

そちらを年金又は退職金でもらうことも

可能となっています。

 

また、将来的には、youtubeで広告収入を

得られたら良いなあと思っていて、

動画配信も行っています。

(現在はまだ、収入は発生していません)

 

昨年は、自分の法人で、何とか収益源を

作ろうと考えましたが、ちょっと難しいことに

気が付いて、現在は休止中です。

 

副業と副収入の違いが本当の意味で分かっていなくて、

自分でやってみてようやく気が付きました。

 

このように、私は、失敗をしていますが、

最終的に本業に戻ってきて、

 

本業の周辺業務を行うことが

収入を得るために必要なことだと思っています。

 

 


編集後記

今日は、ちょっとたまった仕事と

5月申告の準備を始めます。

 

まあ、法人が1件あるだけなので、

すぐに出来上がるわけではありますけどね。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。