【仕事と税理士試験の両立は難しい】両立の難しさを体験を交えて解説!




両立はかなり大変です!

仕事と税理士試験の両立の難しさ

私が仕事と税理士試験の両立の難しさを

体感したのは、法人税の講座を始めて

受講した時でした。

 

理論は100個くらい、計算も色々ある

仕事も初めてのことばかりで、

いくらも教えてもらえることもなく、

 

どんどん孤立感が深まっていったことを

覚えています。

 

もはや両立と呼べる状態ではなく、

何もやる気が起きない状態になったのは、

繁忙期に入ってからでした。

 

当時は、初めて税理士事務所へ努めて、

年末調整、12月決算、法定調書、償却資産税、

あっという間に確定申告時期へ。

 

受験校のガイダンスで、

朝活とスキマ時間を学習に当てよ!

なんて言いますが、生活バランスも

崩れてそんなところではなかったです。

 

家に帰って寝るのは11時過ぎ、

朝早く起きようと思ってもなかなか

起きられず本当に苦しかったことを

覚えています。

 

仕事は仕事でミスすると、

なぜか切れらる訳のわからない状況。

 

繁忙期なので、ピリピリしてますし、

なんか嫌だなあ、辞めたいなあと

思いながら過ごしていました。

 

また、誰にも相談することができず、

自分の中で抱え込まないといけなくなり、

受験校の講師に相談してもしょうがない

内容だったです。

 

魔の悪いことに、

父親が心筋梗塞になる、

粉飾をボスから指示されて

ストレスが溜まる

 

悪い時って色々悪いことが

起きるものです。

 

受験生の中には、私以上に窮地に

追い込まれた人もいるのではないかと

思いますが、それでも年に1回の本試験は

来てしまいます。

 

いったんすべてのことから逃げてみる

では、一体どうすればいいのか?

私が当時出した答えは短絡的でしたが、

今は良かったと思っています。

 

すべてのことから逃げ出すことです。

 

仕事は辞めました。

 

もともと記帳代行が主の税理士事務所なので

他の事務所へ行った方がましと判断したからです。

 

続いて税理士試験の学習です。

 

こちらも中途半端な感じでした。

6月に仕事を辞めて7月で専念という

道筋だったのです。

 

ですが、繁忙期から勉強癖が抜けてしまったこと

直前期の答練ですでに心折れていたこと

 

そういった感じで完全にやる気はそがれて、

とりあえず受験するかといった状況でした。

 

 

 

上記のような状態だったのですが、

それでも来年以降につなげるために

 

何とか気持ちを持ち直すように努力し、

本試験は惨敗(B判定だったと思います。)でしたが、

次の年に合格するように学習しました。

 

ここで、申し上げたいのは、

つらくなったらやらなくてもいいのです。

 

確かに年に1度の本試験ですが、

命を取られるわけではありません。

 

次の年もありますので、

次の年に照準を合わせることも必要です。

 

私は法人税の受験2回で合格してますので、

皆さんも大丈夫です!

 

計画通りにやれなくても良い

税理士という職業柄なのか、

まじめな人が多い印象です。

 

受験校の進めもあって、学習計画を立て

その通りにやる人もいると思います。

 

また、直前期には1日ごとの計画表もあり、

計画立てただけで勉強したような気持になれます。

 

ここでは気持ちの整理の仕方と計画の修正

この2つの方が大事だと私は思っています。

 

なぜかというと、

計画を立てる⇒計画通りにできた⇒やった!

これからも頑張ろう!

 

となれば一番いいに決まっています。

 

しかしながら、

計画を立てる⇒今日は残業で全部できない⇒ダメだ!

となってしまっていませんか?

 

ということなのです。

 

 

そんなに深刻なことではないのですが、

税理士試験に限らず他のことでも

ありそうなことだと思いませんか?

 

ですから、あらかじめ、

計画通りにできなかったときの気持ちの整理

その後の計画の修正は持っていて損はない!

 

と私は思っているのです。

 

さっきほどの例であれば、

計画通りにできないので、

量を調整することになると思います。

 

量を調整することになると、

当然学習時間は短くなりますので、

反復練習が足りなくなります。

 

その部分をどうやって補うのか?

という修正も考えないといけません。

 

人間不思議なもので、

仕事だと上記のことはできるのです。

なぜかはわかりませんが。

 

仕事意外となるとなかなかできない。

つまり、やらなくても誰かに

どやされる心配がないのだと思います。

 

それに、自分に実害はないです。

受験校に支払った受講料くらいです。

月に直すと2万円くらいの出費になります。

 

学習をやっているとそんなに

考えることはないと思いますが、

2万円のもとをとろうと思うことも

考えた方としてはありだと思います。

 

色々あったけど生活リズムが重要

最後に、どうやってその後、

仕事と税理士試験を両立させたのか?

をお話ししたいと思います。

 

最終的には、

試験を最優先とするために、

生活リズムを一定にしました。

 

朝は5時に起きれるように逆算して、

平日は朝起きて、計算を回答する。

理論は電車移動中に完了させる。

 

朝できなかったところは、

仕事から帰ってきてからやる。

 

このようなことです。

 

まずは生活リズムが一定でないと

両立はかなり難しいと私は結論を出しました。

 

つまり、必ず朝に学習ができる体制の構築

ということになります。

 

従って、繁忙期の期間で毎日夜9時以降になる

そんな事務所では働かないということです。

 

繁忙期でも8時には帰社できる状況を

作れるといいと思います。

 

今は、当時と違って、

受験生のための契約社員的な働き方を

大手の税理士法人がやっている場合があります。

 

そういった働き方でもいいかもと

私は思いますよ。

 

受験生がなぜ受験を最優先できないのか?

これに答えてくれる税理士はいません。

 

昔は、そういった働き方ができたのは、

2代目くらいだったと思います。

 

今の人手不足の時代には、

共有されるべき働き方だと私は思います。

 

 


編集後記

今日は午後から外出です。

顧問先から依頼のあった仕事のため、

外出します。

 

昨日のような雨に降られることが

内容に祈ろうかと・・・

 

 

では国際税務の税理士齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。