【アフリエイトやブログの確定申告】確定申告の肝は、売上の計上基準と経費性にある!




こうしたことにならないように整理が重要です!

アフリエイトとブログの売上の計上基準ってなに?

アフリエイトとブログの売上の計上基準を

考えて経理を行わないと、のちの税務調査で

いらぬ追徴課税と罰金がかかります。

 

ここでは、そういったことがないように

売上の計上基準を考えてみたいと思います。

 

根本的に売上が発生した都度計上する方法が

税金計算上で適正なやり方です。

この時に注意したいのは、最低限度額で、

収入が翌月に繰り越されてしまうパターンです。

 

例えば、決算月が3月で、3月までの収入発生が

7,000円となった場合には、7,000円が振り込まれて

いなくても3月決算に売上として計上します。

これが、税金計算上の適正なやり方です。

 

こんな場合も注意が必要です。

通常はアフリエイト、ブログ関係なく、

前月分が当月に振り込まれてくると思います。

 

この時に、3月決算だとして、3月発生分は

翌期の4月に入金されますので、3月発生分を

決算に売上として計上しておかないと

税務調査で期ズレということで、

追徴と罰金が科されることになります。

 

決算月をまたぐ売上は特に経理上注意が必要である

という認識を思っておいた方が良いと思います。

 

漏れやすい売上としては、ポイント払いです。

楽天ポイントなどで収入が発生するケースです。

この場合も現金と同様に売上の計上が必要です。

 

こちらについて、計上しないと隠蔽行為に

なる可能性がありますので、重加算税という

重い罰金の対象となります。

必ず、計上するようにしましょう!

 

両方とも根拠書類も残しておいた方がいいです。

どの時点の売上を計上したのかが後になると

分からなくなるので、個人であれば、翌年の1月時点で

12月分の集計をしておき、紙資料として残す

というルーチンを作っておきたいものです。

 

ただ、決算の時だけやっておけばいいという

ことではなく、毎月このような処理は必要です。

売上としての根拠資料をないがしろにして

いないかどうかを今一度確認することを

お勧めいたします。

 

 

アフリエイトとブログの経費性ってなに?

さて、次は経費性についてです。

私が説明するときには、事業で使った経費のみ

計上することができると説明をしています。

 

例えば、レンタルサーバー代、ドメイン代

こういったものは、経費として良いでしょう。

他のブロガーと飲みに行った飲食代も

経費としてOKです。

 

法人で運営している場合の電話代も

経費として大丈夫です。

しかし、個人事業で個人で契約している

電話代に関しては、全部が経費とならない

場合があります。

 

 

なぜかというとプライベートの部分も

あり得るからです。

この場合には、50%分のみを経費にしとけば

問題とはなりません。

 

もし、事業として契約している電話があれば、

それは個人であったとしても全額経費で良いです。

 

ここまで、具体的に申し上げたのには、

理由があります。

事業や法人で使ったものはすべて経費で良い!

なんて甘い考えの方が多いからです。

 

事業との関連性を説明できないのに、

飲食したら福利厚生費で経費精算、交際費で経費精算

そんなバカなことはないです。

 

まずは、事業で使ったのか?

ここが経費性を考えるうえでの重要です。

 

 

おかしな経費を入れるより給料でもらう

よくあるおかしな会社としては、

自分の給料を少なくして置いて、

経費をガンガン使ってそれを経費精算

という流れを作っている会社があります。

 

本当に使っていて、裏で不正をしていなければ

いいのですが、大体不正をやっています。

どのような不正かというと、大体キックバック

という偏差値の低い方法です。

 

クラブのような飲食店で高額な領収書をもらい、

それを経費精算して、さらにそのクラブから

キックバックをしてもらって二重にお金を

得てしまう手法です。

 

こういったことは基本バレます。

相手のクラブにガサ入れすれば済む話です。

こうした手口を使うくらいなら、

給料としてもらって税金を払った方がいいです。

 

 

個人事業主としてアフリエイトやブログを

やっている方については、給料をもらうことは

できません。

 

なぜかというと、自分で自分に払うことになるからです。

法人から給料をもらうことができるのは、

法人という別の団体から支給することができるので、

自分が経営者としてやっていても給料として

もらうことができるのです。

 

ですので、税率が高くなってきた場合には、

法人化することも検討してみてはいかがでしょうか?

 

収入が多くなれば責任もある!

私が思うに、収入が増えれば責任もあると

考えております。

よく日本は税金と社会保障が高いといった

批判を見たり聞いたりすることがありますが、

 

得ている収入が大きいのに払えない

ということはないはずです。

税金が高いなどといって、海外に行く

という選択をしている方を見ると

 

自分の責任を一切考えることなく、

独りよがりに、税金を払いたくない

というだけで海外に移住しているように

私には見えるのです。

 

収入が多くなるということはそれだけ

色々な方からお金をいただいているわけですし、

広く貢献や責任を負うこととして、

最低限納税くらいはやってほしいと私は考えます。

 

 


編集後記

今日は業務処理日に当てます。

なんか急な仕事が多く入り、

1つずつクリアーしていかないと

仕事が終わらなそうです。

 

 

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。