【税理士の働き方をアップデート】繁忙期を繁忙期としない。代行業務を代行業務としない。AIをうまく使って共存を!




税理士の働き方をアップデートしたい

税理士の働き方をアップデートしたいと

私は今年に入ってから思っています。

きっかけは、今年年初に繁忙期があったから。

 

スケジュールを入れ過ぎて、

・残業になる
・土日も働く
・時間にせかされる
・働いていて楽しくない
・仕事をこなすだけ
・精神的に疲れる

以上のようなことがありました。

 

つまり、繁忙期を繁忙期として過ごすこと

それ自体が問題なのです。

どうしても税理士の場合には、

12月から3月までは忙しくなります。

 

年末調整から始まって、法定資料の提出、

個人の確定申告といったことが重なるのです。

 

従って、繁忙期にしないということは、

上記のうちどれかを受注しない方針を

立てて、受注しなくても事業が大丈夫なように

しないといけないのです。

 

従って、どうやって税理士の働き方を

アップデートするのかというと、

報酬設定、生産性、効率性⇒時間削減

にもっていくことが必要となります。

 

現状では、報酬は下がりっぱなしに

なってきていますので、生産性と効率性を

どうやって高めるのかということに

なると思います。

 

 

繁忙期を繁忙期としない

まずは、繁忙期を繁忙期としない

という考え方です。

 

繁忙期となる原因は仕事が集中するからと

マンパワー業務が増えるという理由につきます。

つまり集中しない、マンパワー業務を減らす

ことにカギがあるのです。

 

例えば、年末調整はクラウドだけにして

ボタンだけでできるようにする。

法定調書関係は会社にやり方を教えて

こちらではやらない。

 

 

給料だけの確定申告は自分でやってもらう

個人は不動産と事業の人しか受けない

普段の帳簿作成はクラウドに入力してもらい

年一括での入力を行わない。

 

などとして、どんどん自分が楽になるように

していくことが良いのではないかと思います。

 

繁忙期の繁忙期たるゆえんは、

仕事の集中とマンパワー業務です。

仕事の集中があったとしても、

マンパワー業務が減らせないと

どうやっても繁忙期となります。

 

代行業務を代行業務としない、AIを使って共存を!

私は何度となく申し上げていますが、

AIは敵ではなく、仕事を奪うものでなく、

自分を楽にするものだと思っています。

 

それに、AIで代替される仕事は、

初めから人がやらなくても良い仕事なのです。

残念ではありますが。

 

ですからマンパワーだけに頼ってきた

業務というのは廃れ、思考業務とも呼ぶべき

仕事が今後はより明確に出てくると思います。

 

その時のお供にAIがなってくるのです。

厳密に申し上げるとAIだけではないです。

ITに関するものすべてが、味方となり、

自分をサポートしてくれます。

 

この点に関して具体的には、

現在も使っているexcelでの取引取込、

クラウド会計と銀行等の口座連携や

クラウド上での労務管理です。

 

上記のような記帳代行といった代行業務が

成り立つ業務に関しては、機械が行い、

人がチェックするという方式が理想的な

棲み分けだと私は思っています。

 

また、誰かから言われるよりも、

AIに言われた方が人間は聞き分けが良いかも

しれないなあと思うのです。

 

例えば、時間管理だけの秘書業務です。

秘書から何時にどこどこにとか、

もう時間ですと言われると、

言われた方、秘書、両方にストレスがかかります。

 

相手があることなので相手の機嫌や

タイミングを計って、伝える必要があります。

これがAIだとそんなことは一切関係なく、

秘書業務を遂行してくれますし、

人間も機械相手にキレることはないでしょう。

 

秘書は本当の秘書業務である、

対外的なスケジュール調整や各セクションとの

調整業務に専念できます。

 

税理士も税理士としての仕事に専念

税理士の本質的な仕事は、

税金という法律の専門家という仕事です。

これを皮切りに、枝葉を伸ばして

色々な業務にすることができます。

 

つまり、今後は税理士としての仕事に専念できる

ということになるのです。

 

記帳代行といった代行業務から離れて、

帳簿内容をチェックしたり、原始資料のチェック

といったことで税務リスクを回避したり

といったことが仕事になります。

 

関連業務としては、経理担当者の育成、

事業計画書作成を通じた経営コンサル、

中小企業へのM&A支援業務など

色々なところに参加できます。

 

税理士が斜陽産業というのは、

むしろ旧態依然とした記帳代行を

メインとしてお客様の状況を知ろうともしない

税理士にとっての税理士業界ではないか?

と私は最近思っています。

 

まだまだ、税理士は明るい存在となると

私は思っています。

 

 


編集後記

今日は夕方から支部活動です。

私が所属している部会は緩い部会なので、

たまに活動があるということになります。

 

新宿支部のHPも経年劣化していると

私は思っているので、今年中には、

新しくならないかあと思っています。

 

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。