会社を軌道に乗せるポイント




パセラのコワーキング池袋にて撮影
一人だと色々な働き方ができます!

会社を軌道に乗せるポイント

会社を軌道に乗せるポイントは、まず100%確実な
売上を確保しているかどうかです。
社長一人で始めるにしても、売上がなければ行き詰まります。
必ず月商が50万円くらいは確保しましょう!

 

月商50万円の根拠は、社長の給料と社会保険が出せる月商
にするということです。
給料が30万円だったとしても、社会保険は総支給額の
約30%くらいになります(個人と会社負担両方で)。
30万円×1.30=39万円のお金がなくなります。後11万円が残りです。

 

一人社長であれば、事務所は自宅にして光熱費のみを会社
で落とすなどといったことを行えば良いかなと思います。
後は創業融資で1,500万円までは借りられるので、
それで凌ぐということになろうかと思います。

 

ですが、勘違いしてほしくないのは、借入の返済では、
元本の返済はお金を返しているだけなので、利息だけが費
用ということになります。
元本の返済は利益に一切関係ないお金のやり取りになります。
勘違いをしてしまうポイントですから注意が必要です。

 

会社がうまいくいっているときはいいが・・

コネや会社からの独立で事業がうまくいくことがあります。
創業3年くらいで年商7億円くらいになったところがあります。
うまくいっているときは、従業員、社内の体制は一見問題
が内容に仕事がうまく回りますが・・・
これが落としなに今後なってきます。

 

どういうことかというと・・・
要するに社長もいい気になる、調子に乗るということです。
平気で従業員を辞めさせる、売掛金の回収が滞っている
得意先が発生してるが気にしていない、借入でお金が
問題なく回っていると思っているなど
挙げたらきりがないくらいです。

 

好調時のこういった社長の配慮のない行動が後々えらい
ことにつながることがあります。
それが、後述する10億円の壁!になります。

 

年商10億円の壁!

私が前事務所で関与していた会社では、年商10億円くらい
になると問題が生じてくるケースがかなり多かったです。
中核社員の退職、未払残業代請求、全部任せていた経理担
当者の退職などが重なって、結果として売上を減少させて
いました。

 

特に最近多いのが、未払残業代請求などの労務関係の問題です。
外資系だといまだに年俸制を敷いている場合が多くあり、
このため未払残業代請求につながりやすいのが現状です。
円満退社であったとしても、突然、相手方の弁護士や
労務の団体から書類が届いて訴訟問題に発展します。
実際は和解勧告で和解金をお支払して完了ですが・・

 

業界の慣習で年俸制を行っているという業界もあるとは
思いますが、そんなことを言ってはいられません。
36協定を結んで自己防衛はしておくべきかと思います。

 

まとめ

ざっくり創業期から年商10億円くらいのまでのサイズの
会社の話をしてきたのですが・・・
まず創業期に確実な売上があるかどうかで当面の借入の
返済、営業活動が決まってしまうことがあります。
私の経験として、創業時の会社を多く手がけましたが、
売上がないことにはどうしようもないことが多々ありました。

 

こういったことから、創業に関しても自分で戦略を決めて
やるだけでなく、外部の専門家に相談してみてはいかがで
しょうか?
借入で1,500万円で住宅ローンで3,000万円を抱えてどうしよ
うもなくなるよりかは、社長が考えているスキームや方針
があっているのかどうかの確認は会社を設立する前に判断
したいものです。

 

上記のような相談には、私の個別コンサルティング
ご活用いただけるといいと思います。

 


編集後記

昨日は、年決算だったところから月対応に変更して
ほしいということで、面談をしてきました。
事業計画書も必要だったことから、それも対応。

本日は、東京青年税理士連盟の定期総会に出席して
きます。定期総会前になぜか会長職が決まっている
ようなのですが(笑)
レポートをしてきたいと思います!




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。