税理士試験後から合格発表までの過ごし方について今までの経験をお伝えします!




税理士試験後から合格発表までの過ごし方について今までの経験をお伝えします!

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

税理士試験の合格発表までの過ごし方について

解説します。

 

第70回税理士試験が国税庁のスケジュールの通り

令和2年8月18日~令和2年8月20日まで行われました。

 

合格発表は令和2年12月18日です。

 

これからは税理士試験の合格発表まで

悶々とした日々を送ることになります。

 

そこで合格発表までの私の経験をまとめていきます。

 

それでは、スタートです!!

 

 

合格発表までの過ごし方

試験科目が残っている場合

試験科目が残っている場合には

2つの進路が考えられます。

 

①次の科目に進む

②今回受験した科目を再受講する

 

次の科目に進むときの目安は自己採点で

ボーダーライン以上の得点を取っている場合です。

 

非常に特殊な問題でなければ

ボーダーライン以上の得点を取っていれば

科目合格になる可能性が高いです。

 

もし科目合格できなかったとしても

年明けの講座を受講すれば良いかと思います。

 

今回が最終科目だった場合

まずは税理士試験お疲れまでした。

合格発表直前までは試験のことは忘れましょう。

 

それで税理士試験の学習をどうするかですが

私は税理士試験で受講していなかった申告納税方式の科目を

受講していました。

 

私の場合には所得税法を税理士試験では

やらなかったので受講しました。

 

受講した期間は年内分だけです。

理由は、その年には合格できなかったからです。

 

もちろん経済的な負担を伴いますので

強制はしません。

 

しかし、申告納税方式の税目は

実務上使える知識となります。

 

恐らく最終科目まで税理士試験を受講しているので

皆さんは実務家であると想像します。

 

実務をやっていると税理士試験の受験生だった頃が

一番知識や頭の回転が速かったと思います。

 

私は念のため申告納税方式の国税については

網羅的に押さえたかったので受講しました。

 

もし経済的にちょっと・・・と思う場合には

租税法の実務家向け本を何冊か読むと良いです。

 

実務のみならず税法の知識確認、発見があるはずです。

以下の本は私が読んだ本となります。

 

 

 

 

 

合格発表までの受講講座への対応

次の科目講座を受講した場合

今回受験した結果を今から気にすることはやめて

現在の科目に専念します。

 

というのは、年内の学習が税理士の合否を分ける

知識になる可能性があるからです。

 

何回か税理士試験をやっていると気が付きますが

合否が分かれる問題は複雑な税法の知識が必要となる

問題ではないです。

 

むしろ、年内で得た知識を基に解くことが可能な

問題で失敗すると合格にならない確率が高まります。

 

私の場合も同じで、簿記論ではリース会計の貸し手側に

手を出して撃沈する。

 

法人税法ではグループ法人税制の理論を中途半端な知識と

うろ覚えで作文して撃沈する。

 

相続税法では家屋の評価をなぜか間違えて撃沈する

といったことがありました。

 

難しい問題が解けるから、難解な問題を解かないといけない

といったことはありません。

 

年内の知識を本番でもミスしないように訓練するほうが

合格の確率が上がるのが税理士試験です。

 

 

 

今回の受験科目を再受講する場合

恐らく、ご自身で思うような得点にならなかったので

再受講するのだと思います。

 

ご自身でお決めになったことですから

覚悟を決めて受講して頂けると幸いです。

 

私の経験から申し上げられることは

税理士試験には2回くらい山が存在します。

 

会計科目と税法科目です。

 

私は簿記論ではまり、相続税法ではまりました。

簿記論は3回、相続税法は4回で合格です。

 

私以上にはまっている受験生もいると聞きます。

人によって山となるときは異なりますが

いつかは通る山です。

 

すべての科目に2年かかったと仮定しても

10年かかる計算です。

 

これをどれだけ短くすることができるのか

というのが税理士試験です。

 

税理士試験に合格するためには

プライベートを全てなげうって学習をしないと

合格は難しいのが現状です。

 

これからもそう簡単に合格するような

試験にはならないと思います。

 

今回の受験を糧にして2021年での合格を

勝ち取れることを祈っています。

 

ボーダーライン以下だった人向け

ボーダーライン以下だった人向けに

税理士試験について申し上げます。

 

恐らくボーダーライン以下だった人は

本試験では初学者が多いと思います。

 

いかがだったでしょうか?

本試験の会場の雰囲気、緊張感は。

 

かなり精神的なタフさが求められるのが本試験です。

またご自身の実力不足も感じたであろうと思います。

 

ボーダーライン以下だった場合には

知識はともかく、本試験で使える状態になかった

ということがあります。

 

どこまでやれば本試験でも使えるようになるのかは

人それぞれです。

 

ただ確認テスト、答練期にて上位10%以上に

入ることができていれば使えるような状態になると思います。

 

ボーダーライン以下だった受験生の皆さんは

2年目の受講となるはずです。

 

私は上位1%を目指して学習して実際に

上位1%に入ることができました。

 

税理士試験は競争試験であると同時に

基準点である60点では合格しません。

 

結論として他人よりも多くの点数をとり、

かつ、簡単な問題を落とさないことが

合格可能性を上げてくれます。

 

ですから、成績の上位を目指すことと

簡単な問題を必ず正解する2つが求められます。

どの科目でも同じです。

 

両方が両立できるのはどれだけやらないといけないのかを

一度試してみることでご自身の学習の指針になると思います。

 

 


編集後記

私は税理士試験の最後の科目は相続税法でした。

今も同じだと思いますが合格発表当日にA4用紙が

入る封筒で合格証書が送られてきます。

 

当時も今もですが税理士試験に合格したという

実感があまりないです。

 

税理士登録したので合格したのは夢ではないんだな

とは思うのですが。

 

ただ税理士となると周りから見られる目が違いますし

利用する人、本当に助けてくれる人色々な人が

周りによってきます。

 

自分次第で独立して事業をすることもできます。

自分らしく生きることができるようになる確率が

高まると思います。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。