その顧問先にイラッ!顧問先とのコミュニケーション【税理士業】




その顧問先にイラッ!顧問先とのコミュニケーション

今回は、税理士と顧問先の関係で、

怒りに焦点を当てて考えていきます。

 

税理士として顧問先に対応していると、

どうしてもイラッとしてしまうことがあります。

 

そんなときにどうしたら良いのかを

考えるわけです。

 

また、顧問先とのコミュニケーションと

不正を依頼された時のコミュニケーションも

考えていきます。

 

それでは、スタートです!!

 

顧問先にイラッとしたことないですか?

突然ですが、質問です!

顧問先にイラッとしたことないですか?

 

私はあります(笑)

 

怒りのゲージが上がるとき

初めに、怒りのゲージが上がるときを

考えてみたいと思います。

 

どんな時に怒りゲージが上がりますか?

 

個人差がありますが、

私は不正を依頼された時です。

 

税理士事務所を拡大していくと

どうしても不正をすることが多くなります。

 

その不正の度合いは、顧問先それぞれで、

試算表をいじることから、脱税相談まで様々です。

 

私は、試算表をいじることだけでも

正直、イラッとしたことがあります。

 

なぜなら、実態として全く異なる試算表になるからです。

 

特に、銀行対応への試算表ですね。

 

銀行の融資について、良い数字を出したいと

社長が依頼して、試算表の数字をいじりますが、

 

銀行はそのあたりもわかっていて、

多くは、不正な試算表であることに気が付いています。

 

それに、私の考えですが、

業績が悪いことは税理士の責任なのでしょうか?

 

言うまでもなく、会社経営者の責任です!

 

それの尻拭いをなぜ、税理士事務所へ頼むのか

その感覚が分かりません。

 

このように感じることから、

イラッとしてしまいます。

 

皆さんの怒りのトリガーは何でしょうか?

 

怒りのトリガーを見つけて対応する

このように、怒りのトリガーを見つけることは

大変重要であると思っています。

 

なぜなら、怒りという感情は、

なかなかコントロールすることが困難だからです。

 

ですから、自分の怒りのトリガーに

引っかかっても、怒りがこみあげてくる

ということが分かっていれば対応もできます。

 

私が周りの勤務税理士達から聞くに、

顧問先に上から目線で怒ってしまう

税理士は少なくないです。

 

確かに、税理士側としては、指導という立場を

取ることから、怒る場面もあるでしょう。

 

しかし、これを繰り返していては、

人間的な成長はないです。

 

特に、独立した税理士となると、

叱ってくれる人はもういません。

 

自分で自分の問題点を見つけて、

自分で改善せねばならないです。

 

そんなときに、怒りのトリガーを見つけることで、

先に自分が怒ってしまうことが分かっていれば、

感情的にならずに、物事を整理して、対応できると

思っています。

 

 

顧問先とのコミュニケーション

さて、このような怒りのトリガーを知っておくと

顧問先とのコミュニケーションも変わってくると

思っています。

 

例えば、自分が怒ってしまうような話題について、

先制して、普段から自分の考え方を表明しておいて、

顧問先にも理解をしてもらうことができます。

 

私であれば、不正をしても損をしますよ!

と伝えています。

 

例えば、従業員相手へ、違法な手段をとると、

未払い残業代請求、国税局への通報などを

従業員から行われる可能性が高くなりますね。

 

税理士先生がどこまで関与しているのか

それは分かりませんが、

 

人への相談も受けることが多いはずです。

最近は年俸制の会社も増えてきました。

 

その折、残業代は従業員と会社との

争われる焦点となりますね。

 

 

 

 

 

また、脱税相談などは、企業不正です。

 

この点、従業員にバレてしまうと、

厄介なことになる可能性があります。

 

社長が従業員から恨みを買っていると、

その従業員が国税庁へ密告することになります。

 

近年ですと、脱税の多くは、

周りの人から課税庁へバレていると

思われる案件が報道されています。

 

なぜなら、企業内部にいる人でないと

到底知ることができない脱税方法だからです。

 

通常の調査では、脱税認定される費用などが

あったとしても、なかなか踏み切れません。

 

なぜなら、通常の調査官では、

脱税の事実認定をするまで調査をすることが

時間的に厳しいからです。

 

このようなことに巻まれないために、

私は、自分の怒りのトリガーを基に、

顧問先とのコミュニケーションを

考えています。

 

不正は毅然と断る

そして、不正を依頼された場合には、

毅然と断るということです。

 

私の祖父の話を例にします。

 

私の祖父は、国税のOB税理士として

活動していたところ、

(もう30年以上前ですが・・・)

 

顧問先から脱税を依頼されて、

脱税を手伝いました。

 

その見返りは何だったでしょうか?

洗剤の詰め合わせだけだったそうです。

 

こんなもんなんです。

脱税をする連中の思考というやつは。

 

洗剤の詰め合わせで、自分の税理士免許を

差し出せますか?

 

馬鹿馬鹿しいと思うでしょ?

 

このように、不正に関わっても

美味しい思いをすることはありません。

 

不正は毅然と行わることが

肝心です!

 

その結果として、その顧問先が

いなくなっても良いと思います。

 

自分の顧客名簿は空欄を嫌う

という言葉を知っておくと

楽に不正に対応できます。

 

 

 


編集後記

今日は、訪問がありませんが、

記帳代行が2社分溜まっているので、

その処理をしたいと思います。

 

昨日、動画をアップしましたので、

貼っときます!

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お願い致します。

 

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。