税理士紹介会社は使った方が良いのか?税理士が考えてみた!




税理士紹介会社は使った方が良いのか?

税理士紹介会社が存在します。

 

使った方が良いのか?

使わない方が良いのか?

 

様々な考え方があるのが現状です。

 

今回は、税理士紹介会社について

独立した税理士の立場から考えてみようかと

思っています。

 

それでは、スタートです!!

 

税理士紹介会社って?

さて、税理士紹介会社って何?

 

ここから始めることになりますね。

 

税理士紹介会社とは、

納税者(依頼者)と税理士を引き合わせる

出会い系ならぬ、紹介を商売とする会社です!!

 

依頼者のほうは、無料となります。

 

税理士も最初は無料です。

 

しかし、契約が成立すると、

年間報酬料の70%を税理士紹介会社に

支払うことになります。

 

私は利用したことがないので、

70%の紹介料をいつ支払うのかは

分かりませんが、

 

使っている事務所の話だと、

初めに70%を支払うとのこと。

 

まあ、紹介会社によって、細かな

契約は違うとは思います。

 

契約できた時点で70%支払っても、

すぐに契約解除も考えられます。

 

その場合に、人材紹介と同様に

返金システムがあれば良いなあとは思います。

 

近年、税理士紹介会社への税理士業界の

風当たりは、ちょっとずつ強くなっています。

 

まあ、実際に紹介会社を使っている

税理士事務所もあるので、

 

いきなり制約が係ることはないでしょうが、

ちょっとずつ制約しようとする波が

業界内に出始めていると思います。

 

使う側のメリット・デメリット

さて、税理士紹介会社を使う側のメリット、

デメリットを考えます。

 

依頼者側と税理士側ですね。

 

依頼者側のメリット・デメリット

メリット

紹介会社を使うことで、自分で相みつを取る

必要性がないです。

 

時短に効果を発揮すると思います。

 

また、色々な税理士と無料で面談をすることが

できることになるので、

 

税理士の属性を知る機会に恵まれますね。

 

あと、料金は安めに設定していたりしますし、

ちょっと規模がある税理士法人への依頼も

することができると思います。

 

なぜなら、契約成立で紹介料を支払うシステムが

恐らく一般的だと思いますので、

 

お金を持っている税理士や、事業拡張を

狙っている税理士が利用しているからです。

 

 

デメリット

税理士紹介会社を使うことで、税理士側は

赤字覚悟で依頼を引き受けます。

 

これはちょっと考えればわかることです。

 

紹介料に70%、その会社の担当者の人件費、

交通費、時間といったことを考えると、

 

紹介案件の顧問料がよほど良くないと

赤字となりますよね?

 

ですから、税理士の対応が悪くみえる

可能性があります。

 

節税提案をすると言っているのに

全くなかったり、アドバイスをしなかったりなど

色々不満が溜まる可能性がありますね。

 

先ほども、申し上げた通り、

税理士とすれば、赤字です。

 

本当に暇な税理士であれば、

やってくれるでしょうが、

 

そうでなければ、放置される可能性がある

ということは、知っておいた方が良いかと思います。

 

 

 

 

 

税理士側

メリット

顧客を紹介されることが最大のメリットです!

これ以上のメリットはありません。

 

デメリット

最終的に契約を決めるのは、依頼者です。

ですから、契約に至らない依頼者との面談を

することになりますね。

 

依頼してくれないと、時間を無駄にした感は

半端ないと思います。

 

また、契約後の70%の紹介料も重荷です。

お金に余裕があれば良いでしょうが、

独立当初だとちょっときついのかなあと思います。

 

あとは、依頼者の質ですね。

こちらは、かなり悪いそうです。

 

これは、税理士紹介会社を使っている

税理士事務所にいた税理士から直接聞いたことです。

 

しかし、その事務所が使っている

紹介会社からの依頼人が悪いだけで、

一般論までに引き上げて言えることなのかは

わかりかねます。

 

また、依頼者の質については、

感じ方に個人差がありますね。

 

自分から発掘してビジネススキルを高める

私は税理士紹介会社を使っていません。

独立当初は、ブログ用に経験してみても

よいかもなあと思ったことはありますね。

 

ですが、現在は、自分で発掘して、

ビジネススキルを高める方向へ移行しています。

 

独立した税理士先生によるところだと思いますが、

独立してから、3年くらいはちょっと厳しいようです。

 

原因はいろいろとあると思いますが、

多くは、稼ぐことができる自分のやり方を

見つけることから始めないといけないからでは?

と思っています。

 

現在の私は、自分でこうすれば良いかなあと

思っているやり方が存在します。

 

私の場合には、顧問先等からの紹介が100%で顧問先が

増えていっているので、

 

その紹介された人への対応のやり方が

自分なりに確立されてきています。

 

独立して大切なことの一つに、

ビジネススキルがあります。

 

包括的なスキルになってしまいますが、

私としては、自分で稼ぐやり方の確立と

応用、進化、修正だと思っています。

 

特に、顧客獲得の場面では、

ビジネススキルを高めることができます。

 

例えば、相手との駆け引きがありますね。

顧問料の駆け引き、関与への考え方、

 

説明を行って、どうやって相手を納得させて、

リスクが少ない方に誘導するのか?

といったことですね。

 

加えて、こちらからは、いつでも契約解除

できるんだよ!的な感覚も大切です。

 

依頼者から舐められようが、文句言われようが、

何でも良いのですが、

 

一線を超えるようなことがあれば、

それはダメだよ!と伝えて、

 

契約解除へ一気に持って行くことが

必要になるということです。

 

契約解除というと、売上が下がり、

収入も減りますので、デメリットばかりですが、

 

逆にその依頼者に係る時間が無くなるので、

時間的な自由は多くなりますね。

 

ですから、顧問料と時間に見合わなくなったり、

脱税思考のような考えてであれば、

取り立てて、依頼者の要求を受け入れる必要は

無いことになります。

 

それに、契約解除をしても、

次を取ってこれるという安心感があれば、

躊躇なく契約解除をすることができます。

 

顧客獲得は契約解除と密接につながっていて、

ビジネスをうまくやるスキルを高めてくれると

私は思っています。

 

 

税理士紹介会社に対して

私は、税理士紹介会社には良い感情、

悪い感情のどちらも持っていません。

 

逆に、税理士紹介会社を税理士が利用して

やればよいのではないかと思うのです。

 

例えば、税理士紹介会社が登録税理士をすぐに

自社ホームページの掲載するのは、

googleの検索のためです。

 

ですから、自分の存在をよりアピールできるように

広告料としてもっと税理士紹介会社へアプローチして

認知度を高めても良いかと思います。

(ホームページの代替性がありますね。)

 

それに、税理士紹介会社を使うどうなるのかも

知っておいて損はないかと思います。

 

独立したての税理士先生についていえば、

顧客ゼロだと結構不安になります。

 

私は現在もですが、ホームページ経由での

問い合わせは全くないです。

 

3年やっているんですけどね。

そんなもんです。

 

ですから、少しでも収入を得るようにするために

利用するものは利用することで良いと思います。

 

 

 


編集後記

今日は、夕方から大学院へ行ってきます!

民事訴訟法が休講なので、

国税手続法だけとなります。

 

そういえば、ようやくテーブルが来ました!!

これから、組み立ててみたいと思います。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。