人間の一生から考える税金のこと!人生の出来事に対して税金はかかる!




人間の一生から考える税金のこと!

今回は、人間の一生を基礎にして、

税金のことを考えてみようかなあと思います。

 

まあ、租税教室的なことですね!

大人になって、自分で稼ぐようになって

ようやく税金のことを意識する人が

多くなると思います。

 

しかし、よくよく考えてみると、

税金は、身近な存在なのです。

 

今回は、そんな税金のことを人生と合わせて

見ていきたいと思います。

 

それでは、スタートです!!

 

人生の出来事に対して税金はかかる!

では、人生の出来事に対して税金はかかる!

ことを解説していきますね。

一生払う税金の代表格

まずは、自分が生まれますが、

出生税という税金はありませんので、

自分が生まれた時には、税金はかかりません。

 

ですが、自分が物心がついてくると、

買い物をすると思います。

 

お菓子、ジュース、おもちゃなどを購入しますね。

こういったときに係る税金は?

 

消費税!!です。

 

因みに、消費税は生きていくうえで、

ずっと支払うことになる税金です。

 

現在消費税の税率は8%ですね。

(令和元年5月11日現在)

 

令和元年10月1日からは、税率が10%になることが

予定されています。

 

一番身近な税金は?

では、ある程度成長して、大学生くらいになると、

アルバイトをすると思います。

 

アルバイトをすると、給料から所得税が天引きされます。

この天引きされる所得税を源泉所得税と言います。

バイトでも、税金がかかるわけです。

嗜好品にも税金が!?

それで、成人することになると、

成人から解禁されるものがありますね。

 

例えば、タバコ、アルコールです。

 

タバコはたばこ税があります。

アルコールは、酒税が課税されています。

 

あまり、考えていないと思いますが、

税金は、色々なところに入りこんでいます。

人生の出来事に税金が!?

それでは、結婚したとして、家を購入したと

しますね。

 

その時には、どのような税金が出てくるでしょうか?

次のものがかかってきますね。

 

・不動産取得税(不動産を購入したときに係る税金)

・固定資産税(持っている不動産に係る税金)

 

また、家を購入した後に、車も欲しいなあと

思って、車を購入しました。

そうするとかかってくる税金はどうでしょうか?

 

・自動車取得税(車を購入した時に係る税金)

・自動車税(持っている車に係る税金)

・自動車重量税(車検の時などに係る税金)

 

独立しても税金が!?

それで、ある程度会社で働いて、一念発起して

自分で法人を設立して会社を経営したとします。

 

それで、会社が無事黒字になったとすると・・・

・法人税

・都道府県民税や市町村民税

・事業税

・消費税

といった税金を会社として納付することになります。

死んでも税金が!?

では、自分の会社も順調で経営してきました。

しかし、人間いつかは、死んでしまいます。

 

自分が死んだときに、問題となる税金は?

 

相続税!!です。

 

このように、人が生まれてから、死ぬまでの一生で、

あらゆることに税金はかかってきます。

 

もちろん、ただ、納付することだけではなくて、

節税も考えると思います。

 

ここまで見てきて、皆さんは一体どのように

税金と向き合うのか?を

考えてみてはいかがでしょうか?

 

税金の想定している公平さと決め方

公平さってなに?

さて、税金で、最も言われていることは、

課税の公平性ということですね。

 

では、どのような公平性を想定しているのでしょうか?

これには、憲法14条がかかわってきます。

(これ以降は、Wikipediaを参考にしています。)

 

平等原則というやつですね。

ここから導き出される主義があります。

 

租税公平主義!!です。

なんかカッコいいネーミングです

(私は本当に思っています。)

 

租税公平主義における公平負担とは、

水平的公平負担と垂直的公平負担です。

 

水平的公平負担とは・・・

同一の担税力を持つ者には、同一の額の租税を
負担すべきであるとする考えです。

 

垂直的公平負担とは・・・

担税力の異なる者は異なる額の租税を負担すべき
であるとする考えです。

 

なんか難しいので、具体例で見ましょう!

 

水平的公平性で、最もイメージしやすいのは、

消費税だと思います。

 

同一の担税力とは、例えば、ミネラルウォーターを

購入した場合の消費税の負担は誰が購入しても

同一ですよね?

 

総理大臣が購入しても、子供が購入しても

同一の消費税がかかってきます。

 

垂直的公平負担でイメージしやすいのは、

所得税の計算です。

 

例えば、事業で得た利益と、不動産を売った利益は、

異なる計算方法で、所得税の利益を考えます。

 

事業で得た利益は、収入ー経費=事業所得

不動産を売った利益は、マイホームを売った場合であれば、

売れた金額ー家や土地の購入金額ー3,000万円控除
=不動産の譲渡所得

 

このように、担税力の異なる者ですから、

異なることに注目して、税金は計算されます。

 

つまり、日本の税金の公平性とは、

水平的、垂直的の両方を折衷した計算と

なっているわけです。

 

 

 

 

税金ってどうやって決まっているの?

では、上記のような計算方式は、どうやって

決まっているのか?

 

今度は、決められていく順番を解説します。

 

基本的には、年内で、自民党などの政党が

党内の部会(税制調査会)などで議論します。

 

こういったときに、業界団体から政治家へ

意見を伝える紙を渡したり、

今はもうないでしょうが、賄賂を渡して、

 

その業界に特別の配慮をするような

法案を国会へ提出することを要請したりします。

 

まあ、与党である自民党が、まるっと税金の決まり事を

税制調査会で決めて、税制改正大綱を発表するわけです。

 

これを基にして、行政府の一つである財務省が、

予算編成を考えて、税金についても、

国会に提出することになります。

 

それで、国会で多数決で決めて、税制改正大綱の法案が

国会で通過して、施行日を迎えると法律が変わります。

 

このように考えると、誰を政治家にするのか?

ということが非常に重要なことだと思いませんか?

 

自分の税金について決める人を

なんかよくわからない人にゆだねることが

果たして良いことなのか?

 

ということなんだと思います。

ちょっとは、政治に興味を持ってみても

いいんじゃないかなあと思います。

 

 

儲ける⇒納税でお金を残すスタイル

さて、調べるまでもなく、税金を納税することは

非常に嫌なことだと思います。

 

私は税金に対してモヤっとしたことがあります。

 

税理士登録するためには、登録免許税という税金を

納付しなければならないことになります。

6万円かかりました。

 

なんで6万円も登録に必要なんだろうか?

ここから疑問がありました。

 

実は、登録免許税は、不動産登記や商業登記だけでなく、

人の登録も射程があるようなのです。

 

まあ、いずれにしても登録免許税を納付しないと

税理士登録ができないことから、納付をしました。

 

この時に、税金は納付したくないなあと

思ったことを覚えています。

 

ただ、独立した現在としては、

税金は色々なことに係るものなので、

逃げるという姿勢ではなく、

 

稼いで、儲けて、税金を支払って、

残ったお金でどうにかしようかなあと

考えが変化しています。

 

なぜかというと、税金は先ほども見てきたように、

水平的にかかる税金は、皆さん同じです。

 

ですから、問題となるのは、垂直的な税金です。

こちらは、自分で納付金額を申告できる制度、

つまり、申告納税制度に日本はなっているので、

 

申告で普通にやればよいと思っていますし、

後は、儲ける規模を増やせればよいと思いました。

 

稼ぐことは、売上の量になりますが、

儲ける量、つまり、利益を増やせば良いのだと

考えることができるわけです。

 

近年、日本が貧しくなってきているせいか、

せっかく儲けた利益を手放す人が多いように

見受けられます。

 

特に、節税対策が散財になっていると

私は思っています。

 

税金を支払いたくないと思う気持ちは

わかるのですが、果たしてそれで良いのか

私は疑問に感じざるを得ません。

 

税金で世の中を見ると面白い

さて、今回は、人の一生で税金を考えました。

税金というフィルターを通して、人生を考えると

世の中のことも色々と見えてくると思います。

 

特に政治は、面白くないと思う人が

圧倒的に多いと思います。

 

ですが、自分の税金がどのように決められているのか

ということを考えてみると、

 

キチンと投票に行かなきゃならないなあと

思うと思います。

 

また、税金を念頭にして、経済取引を

考えるようになりますね。

 

家を購入したら、固定資産税は大丈夫かなあ?

不動産取得税は払うことができるのかなあ?

など色々不安も出てくると思います。

 

皆さんは、住宅ローンのことばかりに目が

行きがちですが、

忘れたころに来る、不動産取得税は厄介です。

 

このように税金というフィルターを通して、

世の中を考えてみると、

 

ちょっと違う角度から、世の中を見ることが

できるようになると思います!

 

 


編集後記

今日は、午後から大学院へ行ってきます。

連休明け最初の授業となります。

 

大学に通うことができるし、

学割を使うことができるし、

結構楽しくやっています!

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。