【個人事業主と法人の両方を運営】バックオフィスについてまとめてみる!




個人事業主と法人の両方を運営

私は、個人事業主で税理士業をやりながら、

法人でIT関連業をやっています。

 

個人事業では、もうすぐ3年で、

法人は2年目の後半に入っている状況です。

 

今回は、2つを運営した上でのバックオフィス

という視点から記事を書きたいと思います。

 

それでは、スタートです!!

 

バックオフィスの違いを考える

さて、個人と法人のバックオフィスの違いを

考えてみないことには、

 

バックオフィスについて語ることは

できません。

 

個人のバックオフィス

個人のバックオフィスは、以下のような感じです。

・売上管理
・預金管理
・経費管理
・給料(専従者給料)の管理
・仕事の管理

以上のようなものだけですね。

 

ぼっちでやっているので、

あまり手間はかけないようにしています。

 

ただ、個人と言えども、経費はかかるので、

毎日やらないとやる気が失せる量となりますね。

 

上記のうちで自動化ができているのは、

売上の請求書だけです。

 

毎月、決まった日時に同じ提携の請求書を

作成するように設定しています。

 

それ以外は、設定に時間を使うよりも、

自分でやった方が早いので、自動化していません。

 

IT、AI、RPAなどを利用できないか検討を

したのですが、量が少ないので、導入する

意味がないことに気が付きました。

 

 

法人のバックオフィス

法人のバックオフィスは、次のものです。

・売上管理
・預金管理
・経費管理
・給料(社保含む)管理
・仕事の管理

以上のことになりますね。

 

個人と異なるところは、

社会保険関係を含む給料の管理でしょう。

 

法人も個人と同様にぼっちでやっていて、

量も少ないです。

 

売上は、今のところ個人事業から受注している

ブログとホームページに関する業務のみで、

成り立っています。

 

後は、ブログからの広告収入、

アフィリエイト(現在は休止中)です。

 

請求書は、個人事業に対するもののみを

請求している状況なので、エクセルで作成しています。

 

まめに業務をやる必要がある

さて、上記をご覧になって、簡単じゃん!

そう思うでしょ?

 

ところが、2つをやり始めたころに

感じたことは、正直面倒くさい!

 

このように思ったのです。

 

結論は、この項の表題の通りで、

まめに業務をやる必要があることになります。

 

それは、なぜなのかを解説していきます。

 

まずは、売上管理です。

請求書作っているだけと思われるでしょうが、

 

私は試算表という表で、売掛金という勘定科目を

用いて売上の未収金を管理しています。

 

さらに、普通に売掛金勘定だけで管理しようとすると、

それでは、どの得意先にいくら残っているのか?

という残高が分かりません。

 

従って、売掛金という勘定科目に補助科目を

設定して管理することになります。

 

そのあとに、経理処理として、売掛金の消し込み処理を

行うことで、管理できている状態となりますね。

 

ここまでやって、売上管理ということになります。

 

 

 

預金管理も同様に、使っている事業用の預金について

会計処理をしつつ、適正な勘定科目へ処理して、

最終的な帳簿上の残高と通帳の残高を合わせます。

 

経費管理は、未払金勘定を用いて、管理しますね。

毎日、使った部分の経費を会計ソフトへ入力して、

経費を計上していきます。

 

月末まで入力しきったところで、

月初に未払金の残高を精算するために、

 

事業用の口座から未払金の金額を払い出し、

精算することになります。

ここまでが経費管理です。

 

給料については、社会保険の支払が月末に

起こることになります。

それだけを注意して、後は給料の振込を

忘れないようにするだけです。

 

最後に、仕事の管理ということになりますね。

こちらが以外に難しい部分がありますね。

 

秘書的な人はぼっちですからいません。

どこまでやったのか?

どこからやるのか?

 

こういったところを残しておくか、

完了するまで一つの仕事をするように

しないといけなくなりますね。

 

とまあ、このように管理と一口に言っても

色々あるわけです。

 

もちろん、人によって様々なやり方が

あります。

 

もっと楽な方法はいくらでもあるでしょうから、

ぼっちでやる以上は、効率化は検討を続ける

ということになります。

 

士業は法人運営で分かることがある

さて、この項では、士業は法人運営で

わかることがあります。

ということを解説します。

 

何が分かるのかというと、

実際の自分の関与先の社長の気持ちです。

 

法人を立ち上げから自分でやってみると、

設立費用がかかるなあ、

 

法人通帳の口座開設が面倒だなあ、

法人の印鑑作らないといけない、

 

法務局に実印を登録しないと

まずいなあなど、

 

様々なことに直面することになります。

 

すべて経験になるわけですが、

どれもこれも面倒なことが多いです。

 

社会保険の加入手続きも紙と電子で

ちょっと異なりますし、

 

法人でやる場合には、電子証明書を法務局で

認証してもらって、手数料支払って・・・

といったこともやるようになります。

 

このように、個人事業主だけだとわからないことが

法人運営を通して経験できるので、

 

よりお客様の気持ちが分かってくると

私は考えています。

 

士業であれば、一身専属の資格となってしまい、

共同でないと法人は作れません。

 

ぼっちだと、どうやっても自分の資格業で法人は無理です。

 

しかしながら、法人を自分で作って、

自分で事業を作っていく経験を通じて、

士業としての関与スタイルに良い影響を

与えてくれると思うのです。

 

法人運営で必要なこと

最後に、法人運営で必要なことを

解説していきます。

 

まずは、売上が無いと始まりませんので、

売上を作ることになります。

 

この点、士業だと各士業の法律、会則など

制約が出てくる場合があります。

 

ですから、先生自身が調べてから

法人を作るようにした方が良いです。

 

私は、税理士業に全く関係がない分野の

お仕事を事業としているので、

制約が全くない状態としています。

 

定款にも記帳代行などといった文言は

一切入れずに法人を設立しました。

 

また、法人の設立時にも色々検討したいです。

私は、資本金が不要ということで、

一般社団法人として法人を設立しました。

 

通常は合同会社が多いようですが、

それだとつまらないなあと思ったからです。

 

一般社団法人だと、2年に1回、役員の重任登記が

必要になってきますので、デメリットはありますね。

 

法人設立時に運営をしてみたい法人の形態を

検討してみることが良いと思います。

 

 


編集後記

今日も記帳祭りです。

昨日、改めてfreeeのレシート取込をやってみて、

大量に処理する場合には、ちょっと向かない

機能だと思い出しました。

 

また、excelに逆戻りなのですが、

まあ、他のサービスも検討してみたいと思います。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。