【勘定科目の大切さ】雑費、支払手数料に計上すれば大丈夫と思ってませんか?




勘定科目の大切さ

勘定科目は、どのような経費が計上されているのかを

表示するために大切なものです。

 

例えば、水道代であれば、水道光熱費、

振込手数料であれば、支払手数料などです。

 

ただ、実務に携わっていると、

税務調査を納税者が意識しているためか、

 

経費を隠そうと思い、なぜか、支払手数料や雑費に

よくわからない経費を入れ込む人がいます。

 

なぜ、良くわからない経費を入れるのかというと、

税金が低くなるからということなのでしょう。

 

それでも、何年間を比較すると、どこかの年に

経費が多くなっている傾向があったりして、

税務調査でも目を付けられてしまいます。

 

経費だと思うのであれば、堂々と計上すれば良いのです!

 

税務調査で問題となると面倒だ。

税金を安くしたいから・・・

 

といった思考から、色々な経費を入れる人がいますが、

そんなことをするくらいなら、稼ぐことに集中して

税金をまっとうに支払った方が良いのです。

 

今回の記事は、税理士として勘定科目の大切さを

解説して、よく実務上行われる不正についても

言及していきたいと思います。

 

勘定科目が大切なわけ

さて、まずは、勘定科目が大切な理由です。

 

まず、法人、個人問わず、使った経費は、

項目ごとに分けないといけません。

 

特に法律上分けないといけないと決まってはいません。

ただ、簿記のルールとして決まっているので、

それを法人税、所得税が準用しています。

 

勘定科目というと、ちょっと難しさを感じると思いますので、

家計簿で分ける項目くらいに考えて頂けると

良いかと思いますね。

 

光熱費は、電気、ガス、水道といったことで、

それぞれ項目ごとに分けますよね?

 

なぜ分けるのでしょうか?

いくら使ったのかを後で確認するためです。

 

例えば、節約するにはどこを節約したらよいのか

レシートや請求書を見ただけでは分かりません。

 

ですから、項目ごとに数字を表に入れて

月間で見てみるとわかりますね。

 

同じことを勘定科目でも行うことになります。

つまり、事業をやっていると通常税金のための

勘定科目を節約のための表としても活用できます。

 

また、勘定科目は、毎回同じ勘定科目で処理をする

ことも大切です。

 

理由は、年ごとに比較することができなくなるからです。

 

例えば2017年と2018年の比較をするときに、

使った経費と紐づけられた勘定科目同士でないと

比較できないことになるからです。

 

多くの人は、年ごとの比較をすることがないと

思いますが、このような比較をすることで、

その年の状況などを確認して、活かすことができます。

 

 

よく不正が行われる勘定科目

さて、話は変わってよく不正が行われる

勘定科目について解説したいと思います。

 

よく不正が行われる勘定科目は、

雑費や支払手数料といった勘定科目です。

 

雑費や支払手数料が不正の温床になる理由は、

使いやすく、入れ込みやすいからです。

 

雑費は、経費なんだけどちょっとどこにも

入らないなあと思うものが入る経費です。

 

ですから、よくわからないと雑費を使って、

その中に、税金計算上、不正となる経費を入れても

バレないだろうという考え方です。

 

支払手数料については、もともと、銀行などの

手数料を処理する勘定科目になりますので、

処理量自体も多くなります。

 

ですから、不正な経費を入れ込みやすいと

思う人が多い印象です。

 

 

 

 

税務調査官も雑費や支払手数料が多いと

おかしいとは思っていますので、

内容の確認を税務調査で行います。

 

別に指摘を受けたことはないけど・・・

という人であっても、調査官が指摘しないだけです。

 

また、税理士側から見ると、雑費や支払手数料と

言った勘定科目は、次のような場面でのみ使います。

 

雑費は、ごみ処理券の購入、車検の代行手数料、

などの処理で使うことになります。

 

支払手数料は、銀行やカード会社の手数料

などの処理で使うことが多いと思います。

 

ですから、税務監査では、支払手数料が多いと

これは何ですか?という質問になるわけですね。

 

経費と思ったら堂々と計上する!

私の持論として・・・

経費と思ったら、堂々と計上すればいいじゃない?

と考えています。

 

売上や事業に関係があると考えられる経費で、

説明ができると思うのであれば、

堂々と計上すれば良いと思います。

 

ですが、現実にはこれが難しいようです。

 

なぜ、難しいのかというと、

経費になるのかという判断で難しいものは

基本的にグレーの費用が多いわけです。

 

そのグレーをどうやってホワイトにするのか

という論法や説明、説得する材料が必要です。

 

こういったことがなければ、

堂々と計上することができません。

 

税理士が関与していない事業者に関しては、

この部分の対策を行わないで、処理をしてしまう傾向が

非常に高いと思います。

 

ですから、のちのちの税務調査で経費の妥当性、

説明を求められて、経費を否認された挙句、

 

個人的な支出と認定されるばかりか、

重加算税といった重い罰金を追ったりするわけです。

 

 

勘定科目を適正処理するメリット

最後に、勘定科目を適正に処理するメリットとして、

経営の役に立つ、税務調査でも役に立つことがあります。

 

つまり、経営判断の指標として、帳簿データを活かした

経営方針を考えることができます。

 

例えば、予算管理についてですね。

 

事業で予算を組もうと考えると、

どのくらいの金額で予算を組むのかが分かりません。

 

そういったときに、過去の実績である

勘定科目ごとの金額が分かると、

 

その金額を参考にして、予算を立てて、

事業活動について考えることができますね。

 

また、税務調査においては、

すべて正しい勘定科目で処理されていると

きちんとやっているということで、

調査官の印象も当然変わります。

 

つまり、税務調査においても、

指摘しにくくなることになりますね。

 

チャランポランな帳簿だと、

ざっくりとした調査を行われて、

否認される可能性も高くなります。

 

まずは、普通に勘定科目で処理することで、

調査対策ができることを知っておいて欲しいと思います。

 

 


編集後記

今日は、青色申告会へ従事しています。

何件か相談案件があるようで、楽しみです。

 

いきなり、申告書を作成することから始めるので

1日目は面食らいましたが、慣れると結構楽しいですね。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US

創業・起業支援、税務調査に特化した新宿区の税理士です! 今までは、海外から日本へ進出する会社様の創業・起業支援を行ってきました!また、外国法人や外国法人の子会社の税務調査に対応してきた知見(国税局・特別国税調査官・通常の調査官への対応経験)を生かして税務調査対応も支援しています! ブログの運営方針は、0to1になるような情報発信をしていきます!