【税理士の独立】コスパの良いアプリ、ソフト、サービスをまとめてみる!




税理士は開業コストが安い

税理士は開業コストが安いです。

なぜか?

 

・事務所は自宅でもできる

・設備投資がいらない

・IT機器とスキルで乗り切れる

・基本人海戦術

 

このようなことがあるからです。

 

さらに近年だとクラウド会計は無料で

使えることがありますし、

 

office365を使えばサーバーいらずで

オフィスソフトも使えてしまいます。

 

とてもローコストでの開業が普通に

できてしまうのです。

 

開業時はお金がありませんし、

稼ぐ力もないのが普通です。

 

ですから、コスパの良いものを使って

コストを安く済ませる方法を取った方が

良いかなあと思います!

 

税理士の独立コストが安いわけ

それでは、税理士の独立コストが

安いわけを解説していきます。

開業コストが安い理由

単純に仕事だけをするのであれば、

次の費用が必要だと思います。

 

・税理士会への会費(本会と支部)

・パソコン

・税務ソフト

 

上記だけでなんとかなると思います。

 

要するに税理士業務だけやれれば

良いわけですから。

 

・会費は年間で10万円前後

・パソコンは12万円前後

・税務ソフトも10万円前後

 

だいたい30万円前後で開業は可能です。

 

ホームページとかどうするの?

と思われるかもしれませんが、

 

そんなの必要ないです!

 

日々更新していけばgoogle先生に

認められることはありますが、

毎日更新することはかなり苦行です。

 

それであれば大手のブログサイトで

ブログを運営した方が広告宣伝になります。

 

従ってホームページもいらないとすると

上記の30万円以外はかからない。

 

後は全部無料のサービスを使ってしまえば

管理は楽、お金かからないとなります。

商品は書類と自分

こうなると借入をする必要性がなく、

無借金で開業も夢ではないのです。

 

他の業種と比較を考えてみると、

・飲食店が約910万円

・小規模なカフェが約665万円

・フランチャイズは約300万円~

・税理士は約30万円

 

このように比較するとわかりやすいですが、

非常にコストが安いことが分かると思います。

 

特に税理士が安いというわけではなく、

士業全般に言えると思います。

 

士業は特化したソフトを持ってさえいれば

後は書類作成業務が完成品としての商品です。

 

それ以外は士業の人柄、性格といった

属人的な部分が大きい分野です。

 

要するに提供する商品が紙と自分なので

コストがかからないと考えられます。

 

ですが、いくらコスパを良くしても

業務効率が悪いとコスパを享受できません。

 

そこでいくつかコスパの良いものを

これから紹介していきます。

 

コスパの良いアプリ、ソフト、サービス

それではコスパの良いものを紹介して

いきたいと思います。

無料で使えるGoogleサービス4選

まずは完全無料のものからとします!

 

☆Gmailアプリ

スマートフォンでOSがAndoroidであれば

かならず導入されているアプリです。

 

パソコンのgoogleアカウントを持っていれば

誰でも使えて、携帯電話と同期できます。

 

☆Googleカレンダー

こちらも比較的使っている人が多いです。

今はパソコンのgmail画面から見ることができ、

使い勝手が良くなっていると思います。

 

☆Google ToDoリスト

仕事管理に便利です。これもgmail画面から

見ることができるようになっています。

 

その日やることを書いておいて、

確認、作業終了、チェックしていきます。

 

業務管理を自分ですることができますので

それを何も管理していないよりはいいかと

思いますね。

 

☆Googleフォト

こちらは写真のバックアップ用に使えます。

顧問先で資料を印刷して持ってくると

紙の資料が増えてしまいます。

 

そんなときにカメラで撮影して、

スマートフォンからデータをアップロード

スマートフォンからデータを消しても

Googleフォトには残るという流れです。

 

上記のいずれもGoogleサービスを紹介して

いるのですが、Googleは実務では使わないと

損だよ!というレベルのサービスです。

 

逆にデメリットというか対価は個人情報や

事業情報ということになります。

会計freeeも無料で使ってしまう

☆freee認定アドバイザー

もし自分の確定申告をどうしようかと

迷っているのであれば認定アドバイザーです。

 

freee認定アドバイザーとなると、

・会計freeeアドバイザーアカウント付与

・人事労務freeeアドバイザーアカウント付与

この2点がかなりおいしいです。

会計は使い放題、給与計算も使い放題です。

 

会計freee自体は使い勝手が悪いですが、

請求書を作るシステムも無料となっています。

 

確定申告もfreeeから直接電子申告できますので

自分の申告はfreeeだけで完結させることができます。

 

難点なのは扱いづらいですね。

初期設定、ソフトの流れなどが分からないと

まごつくことが多いです。

 

 

 

 

開業で導入したいソフトなど

ここからは有料となりますが、

コスト面だけを追求すると・・・

という商品を紹介したいと思います。

 

☆法人税全表

法人税全表は法人税と消費税の書式が

全部入っているソフトです。

 

値段は導入初期費用が84,240円

2年目以降が34,560円となります。

 

2年目以降の更新費用が安いので

私はこちらを使っています。

 

デメリットとしては、法人税の別表を書く

スキルが必要なことです。

 

例えば別表16関係ですね。

固定資産が多い場合には合計額で書く

というスキルが必要となります。

 

また、法人税全表は電子申告機能はないので、

国税だとe-taxソフト、地方税だとPCdeskが

必要となります。

 

☆国税庁の確定申告コーナー

所得税はどうするのかと思う人が

いると思いますので回答です。

 

所得税の申告ソフトは必要ないです。

国税庁の確定申告コーナーで十分。

 

確定申告コーナー以上に計算や明細、

電子申告に対応しているサービスはありません。

 

すべて充実しているといっても過言では

ないと思います。

 

特殊な資産税の申告でなければ、

むしろこちらでやった方が早いくらいです。

 

もっと税理士が使えばいいのに・・・

と思ってしまうくらいのスペックの高さです。

 

まあ、操作性は悪いとは思いますし、

一般納税者向けなので微妙な気もしますが、

申告ソフト代を考えるとコスパを優先です。

 

☆Office365

Microsoftの一括アプリサービスです。

私はOffice365Soloを使っています。

 

年間で12,744円で以下のアプリが使えます。

・Word
・Excel
・PowerPoint
・OneNote
・Outlook
・Publisher
・Access

含まれるサービスは、次の通りです。

・OneDrive(1TB)
・Skype(毎月60分の無料通話)

 

これで、Officeソフトは最新のものを使えて、

サーバーはOneDriveで運用することで

自社サーバーを置く必要がなくなります。

 

☆弥生会計

弥生会計は税理士事務所、会計事務所の

標準ソフトとしても良いと思います。

 

始めは弥生会計スタンダードを購入して

記帳代行もありだと思いますね。

 

また、クラウド会計に特有の預金データ取込

レシート取込にも対応しています。

 

なぜクラウド会計を勧めないのかというと、

インストール型は一台は持っておいた方が

良いのではないかということです。

 

なぜかというと、クラウド会計はインターネット上

という性質があるので、使えない可能性もあります。

 

インストール型はパソコンがあれば

問題なく動きますので、リスク回避です。

 

ただ弥生PAP会員というサービスには

加入する必要性はありません。

 

単体で購入して、あんしん保守サポートを

更新するだけで最新版が手に入ります。

 

また、弥生会計プロフェッショナルは、

キャッシュフロー計算書や分析機能があります。

 

この辺りの機能を使うようになった場合には、

導入すれば良いと思います。

 

 

顧問先の要望に応じて変化させる

私の考えの中に顧客の要望に応じて

変化させるということがあります。

 

何が言いたいのかというと、

私の考えで設備などを導入すると、

 

必要最小限の設備、モノ、サービスの

事務所が完成することになります。

 

ですから、以下のことが起こると

どうするのかということになります。

 

・給料計算を依頼された
・相続税の申告を依頼された
・固定資産はどうやって管理する?

このようなことはどうするのか?

ということになります。

 

ただ、独立当初に色々そろえても

需要がないので意味がないのです。

 

つまり、需要が出てくる都度対応する

ということにつきます。

 

例えば給料計算の需要が出てきたら、

そのためのソフトをお客様の方で契約、

そのソフトを使ってやる方法もあります。

 

又はクラウド会計の全般的なサービスを

申し込んでもらってその中で対応する

ということもありなのです。

 

相続税の申告は別表さえ記載ができれば

良いわけです。

 

相続税で重要なのは財産関係の資料を

確実に集めたり、適用できる根拠資料を

集めるといった作業です。

 

そのあたりができないと始まりませんし

相続税の申告書を作成できません。

 

つまり、開業後の問題は微々たる問題だと

私は思っているのです。

 

またコスト的に対応しかねる場合もあり、

依頼内容は千差万別であると思います。

 

どこまで対応するのかはあなた自身の考えで

決めることが必要なのです。

 

ですから、私がどうこう申し上げる

立場にはありません。

 

ですから、私から言えることとしては、

顧問先の要望に応じて変化させる!

このことに尽きると思うのです。

 

 

独立当初のつらさを乗り切るために

さて、独立当初はつらいです。

なぜつらいのかというと・・・

 

・顧問先ゼロ
・半年間は依頼ないのが普通
・低価格競争に巻き込まれる
・営業ノウハウなし
・ひよこ狩りに合うリスク高し
・やたらお金が消えていく
・仕事がないので遊ぶ
・現実逃避したくなる

まあこんなところを乗り切るわけです。

 

できれば勤めていた事務所から

何軒かもらえたり、お客様から宜しく!

といってもらえると良いです。

 

しかし、短期で勤務先を変えている人だと

独立時にこうしたことが起こりません。

 

担当先がついて来てくれるのは、

3年くらい一緒にやらないとあり得ないです。

(これは私の経験上のことです)

 

そうではなく、ただたんに独立だと

非常に厳しい時間を過ごすことになります。

 

良い経験となるとは思いますが、

やはり経済的なことが満たされないと

人間は色々思考が回りません。

 

他の人を疎んだり、嫉妬してみたり、

イラついたりなんてことがあり得ます。

 

経済的な疲弊はなるべく回避をする策を

講じるべきだということです。

 

苦境はある種必要で乗り切った先に

思慮深くなっていきます。

 

ですが、経済的苦境は苦労ではなく

無謀と同様です。

 

独立はギャンブルではなく、

生活するための手段なのだということを

知っていただきたいと思います。

 

それでも独立して得ることは、

独立後でないと得られないのは事実です。

ですから独立後の苦境を乗り切れるのです!

 

 


編集後記

今日は資料作成が残っていたので

それを完了させてからスポーツクラブへ

行こうかと思っています。

 

年末調整の資料が昨日届いて、

明日から資料の確認作業が始まりますね。

 

 

では国際税務の税理士齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。