【税理士報酬は高い!?】一般人と税理士との違いは料金の考えの差か?




先生、報酬の方ちょっと何とかなりませんか?

これが適正価格と考えています!

なんて、話をすることがなるとかないとか

こういった場面に遭遇することもあります。

 

一般の人たちの感覚では無料があり前で、

専門家へのリスペクトは基本皆無です。

 

料金も高いと思われています。

そんな税理士の料金について

私なりに考えてみました!

税理士報酬は高いと思われている

独立して1年と半年し過ぎて

料金に関して分かったことがあります。

 

税理士報酬は高い?

それは、税理士の料金は高いと

思われているということです。

 

私は初回相談無料としていません。

そのせいもあってか問い合わせは

2年目に入って一度もありません。

 

初回相談の値段は10,800円です。

2時間くらいを目安としていますが

それでも相談者からはハードルが

高いと思われているようです。

 

一般の人たちの感覚で申し上げると

他の税理士が初回相談無料なのに

 

なぜ独立した30代の若造に10,800円も

支払わなければならないのか?

ということかもしれません。

 

また、昨年ではありますが、

相続案件の見積もりが支部経由でありました。

 

大まかなことしかわからなったので、

聞いた物件だけで見積もりを作成しました。

 

金額は確か50万円ちょっとだったと

記憶しています。

 

一応、断りの連絡はありました。

他の税理士に頼むという連絡でした。

 

色々面倒な相続だったので良かったと

思っていますが。

 

このように新規の顧客を捕まえる

ということには失敗しています。

 

値段だけで決めているかも

昨今の専門家への風当たりは強すぎるなあ

ということが言えます。

 

一般納税者はネットである程度の

税金の知識は手に入ります。

 

それがあってるかどうはわかりませんが、

そういった時代なのです。

 

それに相まって税理士事務所、会計事務所を

ただたんに決めるとなると値段以外は

ないのではないでしょうか?

 

また、税理士の場合の報酬で一体何を

やってくれるのかが分からないことも

あるのではないかと思います。

 

つまり、仕事内容と料金の釣り合いです。

釣り合っているのかを判断することは

非常に難しいと私は思います。

 

その分説明が必要ではありますが、

説明をしてもどうも伝わっていないと

感じることがあります。

 

つまり、一般人からすれば、帳簿作って、

試算表という資料の説明、月1回会う

ということで料金はこれかあという

感じなのかもしれません。

 

専門家への理解不足も・・・

加えてあげられるのは、専門家への

理解不足もあるとみています。

 

つまり、ネットで正誤はともかく

知識が手に入るので、この程度の

知識にお金は払いたくないなあ

ということです。

 

確かにネットで分かる知識にお金を

払おうとは私も思いません。

 

ただ、士業という専門家はネットでの

知識で推し測れるものではありません。

 

その人のオリジナルの考え方、やり方

経験してきたことなどが多いです。

 

そういったものが料金に反映されていると

考えてくれる人がいないということなのです。

 

税理士は安いと考えている

対して、税理士は安いと考えていると

私は見ています。

 

税理士報酬は安い

私が掲げている料金もこれ以上は無理、

これ以下だったら他行ってという値段です。

 

値段の感覚というのは個別的なもの

ということはあると思います。

 

しかし、ある程度の経験があれば、

一般的な料金についてはある程度で

落ち着くものと思われます。

 

ですから、相場というものが存在して

まことに遺憾ながら、税理士紹介サイトに

相場なるものが掲示されているわけです。

 

ですが、独立した税理士は自分で自分の

料金を決めることができます。

 

高くやるもよし、安くやるもよしです。

たとえ、安かったとしても納得しているなら

それでいいのだと私は思います。

 

 

値段という概念から抜け出す

例えば、高い値段を設定したとして、

そもそも高付加価値、高品質だからという

判断はかなり個人差がります。

 

また、そういった他人任せの判断だと

料金は理解してもらえないと思います。

 

ですから、高品質、高付加価値ということが

問題ではないと最近気が付きました。

 

どういったことかというと、

要するに、値段を高く設定するなら、

高くても良い人に売るしかないのです。

 

それが、お金持ちかもしれませんし、

そうでなくても、稼いでいる会社や個人

ということかもしれません。

 

購入してくれる人に売ることが必要で、

この辺りのマーケティングスキルが

 

税理士には足りないように思います。

これはホームページを見ればわかります。

 

誰のためのホームページなのか不明で

事務所紹介のホームページが多いからです。

 

値段を公表して、サービスを書いただけでは

なかなか売れては行きません。

 

誰が購入してくれるのかを考える

そのようなフェーズに税理士もなっています。

 

市場価格に合わせる合わせないはそれぞれ

市場価格いわゆる相場というものが

遺憾ながら存在します。

 

相場に合わせるかどうかは大変な

悩み事です。

 

値段が分からなければいっそ

私は値段がいまだにわかりません。

適正な値段というやつです。

 

分からないので、相場にしてしまって、

いるサービスもあります。

 

例えば、記帳代行です。

特に記帳代行会社と争うとは思っていません。

 

ですから、税理士として値段がわからないので、

一応相場での対応としています。

 

必要であれば、オプション料金にすれば

いいかなあと思っているからです。

 

私は答えが出ない料金設定に関しては、

悩むことはバカらしいとさえ思っています。

 

独立直後は、せっせと料金表を作って

いかに依頼者にメリットがあると説明しようか?

と考えていました。

 

現在は、私の知り合いの方たちとの

お取引が主ですので、自分で説明して

 

ご了解いただくというスタンスで

稼働していて何も問題はありません。

 

市場価格と合わせないところも

ですから、市場価格と合わせていない

というところがほとんどです。

 

まあ、市場価格よりももらっている場合も

ありますし、市場価格以下の場合もあります。

 

ですが、仕事をやっていると想定外の仕事の

依頼がありますので、全部の料金表を

作っておく意味がないのです。

 

また、リスク回避などで料金設定をすると

考えることもできますが、想定外の依頼を

回避することは難しいです。

 

特にその場ですぐに結論を出すことでも

ないと思いますので、見積もりをします

といって十分調べてから回答するのでも

何の問題もないのです。

 

それで、市場価格で行くのか、相場がなければ

自分の感覚で行くのかを決めればいい。

 

全部を市場価格ということではなく、

値引き等も考慮した駆け引きもありなのです。

 

例えば、最初は高く伝えて、値引きに備える

ということでもいいわけです。

 

 

値段は感情論になるので注意!

私の経験から申し上げて、

値段はかなり感情論になると思います。

 

なぜかというと、自分が受入れられていないと

感じるからだと思います。

 

税理士事務所、会計事務所はよくも悪くも

担当者制で、人によって関与のスタイルが

異なることが多いわけです。

 

ですから、その分報酬にかかわってくる

ということになります。

 

従って、報酬が低いところはこのくらいで

良いかなあとなる場合もあります。

 

ですが一方でプロの仕事として、

ここまではやらなくては!というのもあります。

 

その中で、最低限のプロの仕事にさえ、

料金が高いなどといわれては、

そりゃ感情的にもなります。

 

私は感情的になりたくないので、

料金表や仕事内容は簡素にしています。

 

値段だけで決める方への接し方は

それでいいとさえ思っているからです。

 

 


編集後記

今日は自分の月次決算の日となります。

独立してから郵送がかなり減りました。

請求書はメールで完結しているからです。

 

唯一、毎月郵送しているのは、

税理士報酬の口座振替の料金変更です。

 

WEBにしてもいいのですが、システム料が

なぜかかかってしまうので、それなら

郵送の方が安いんですよね。

 

画面を見てもデザインや入力がちょっと・・・

という感じですしね。

 

 

では国際税務の税理士齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。