【税理士事務所の転職で注意すること17選】零細税理士事務所への就職は色々注意が必要!




職場のインタビューで話した内容と
まったく違う内容で掲載されてたなあ

税理士事務所の就職で注意すること

私は、零細の税理士事務所を2か所経験して、

現在、自分が零細事務所の所長となっています。

自分が働いていた立場から、こんな事務所は

やめておけ!ということをまとめます。

 

・事務所の雰囲気が暗い(なんか変)
・勘定科目の印鑑(科目印)がある
・一人一台のPCがない
・やたら保管資料が多い
・よくわからない会計ソフトを使っている
・確認資料に紙をよく使う
・就業規則がない(作る規模にも関わらず)
・働いている人たちが無言、無表情
・女性が多い職場になっている
・月例会議以外に会議がない
・朝礼がある
・申告書の点検の期限がある(守られていない)
・所長が職員に仕事を丸投げ
・会計法人がある
・人の入れ替えが速い
・税理士法人なのに親子以外に税理士がいない
・給料にみなし残業が含まれている

以上が零細税理士事務所のよくある光景で、

このうち、1/3以上に当てはまったら、

やばい事務所だと思ってください。

 

勤めている職員は間違いなくガマンして

仕事をしているだけだと思います。

 

要するに事務所を運営しているというより、

自分の収入を増やすことしか頭にない

所長の独りよがり事務所だということです。

 

このような事務所は多いです。

残念ながら。

勤めている方も、上記のうち1/3以上に

当てはまっていないかを考えてください。

 

そして、ガマンして働いていないかを

確認してみてください。

 

なぜ注意が必要なのかを考える

それでは、なぜ注意が必要なのかを

少し考えてみたいと思います。

 

全部を検討することはしませんが、

事務所の雰囲気は重要です。

特に面接で事務所まで行った場合には

事務所の雰囲気を感じてください。

 

なんかおかしい事務所だと本当に

おかしい雰囲気となっています。

恐らく、事務所に入った瞬間わかると思います。

 

 

女性が多い職場は絶対に転職してはいけません。

特に、所長の奥さんが税理士で共同で働いている

そういった事務所は本当にやめた方が良い。

 

女性の場合には、基本陰口が多いです。

また、所長の前では従順ですが、

いなくなるとかなりの悪口を言い始めます。

 

また女性が多い職場の所長の特徴として、

女性の方が扱いやすいという考えがあり、

所長の前では従順ですので、そういった

考え方になりがちです。

 

最悪なのは、所長の愛人が潜んでいる場合です。

実質、事務所の共同経営者といっても過言では

ありませんので、本当に注意が必要です。

 

また、女性を雇っているから多様化という

ことはあり得ません。男性一人という状態で

仕事をすることを経験しましたが、

そういった状態を放置している職場とも

言えるので、まったく多様性はないです。

 

規模が大きいことでボスからの圧力を減らす

規模が小さいとボスの圧力というか、

目の届く範囲で仕事をすることになります。

これがいったん規模が大きくなると、

ボスの目が届かなくなり、圧力を減らせます。

 

ボスの圧力は基本的にない方が良いです。

特に、ある程度仕事ができるようになってから

という時に所長の目につくことがあると

ことあるごとに干渉されることがあります。

 

私は直前まで勤めていた事務所にて、

主任という立場(前任が辞めたので急になった)で

その会議に出席するようになりましたが、

何をやりたいのかが分からない会議でした。

 

時には、自分が素人を雇ったのに、

その素人から聞かれることが増えて愚痴になる。

 

顧問契約以外のことをしなかったときに、

所長自身が役員となっている会社だったからなのか、

やらなかったことについて

叱責を受けることがありました。

 

会議の内容も所長自身が思う理想論ばかりで、

それを主任に押し付け、教育しろとのこと。

 

零細税理士事務所では、これ以外にも

色々なボスからの圧力があります。

非常に気を付けておきたいです。

 

ある程度経験を重ねた場合には、

規模の大きい組織がある事務所に転職する

ということを私はお勧めいたします。

 

税理士として独立するときの注意点

零細事務所では、税理士となった場合には、

独立を警戒されることが多いように思います。

要するに、お客様を持っていかれるという

考えになるということです。

 

これについては、独立する方が心配することは

ないと言っておきます。

ただ、独立するときについて来てくださる

お客様には、独立後に契約を変わってもらうよう

お願いはしておいた方が良いと思います。

 

なぜかというと、独立時にお客様を持っていく

税理士に対して、法外な金銭対価を要求する

ということが少なからずあるからです。

 

拒否して問題はありません。

なぜそういった対価があるのかを聞いてみれば

良いのかなあと思います。

 

法的根拠がなく、また、そういった事務所は

すべからく就業規則自体も持っていません。

法外な対価の要求は公序良俗に違反するため

無効な取引となります。

 

このように面倒なことになるので、

独立後にお客様には合流をしてもらった方が

良いと私は思っています。

 

 


編集後記

今日は午後から訪問に行ってきます。

それまではちょっと資料の作成です。

8月は税理士事務所の求人が多くなる月です。

 

今回の記事は、そういった人たちに

役立っていただければと思って書いています。

最終的に思うことは、税理士になる願望が

なければ、税理士事務所では働いてはいけません。

あまり意味はないからです。

 

自分の時間を意味ない労働に使ってしまいます。

もはや税理士事務所は修行の場にもなれない

職場となっているのですから。

 

 

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。