【税理士試験】税理士試験の不公平を感じる試験なのか?




新宿支部は準優勝でした。
秋に向けて出直しですね!

問題への不満

私が税理士受験を受け始めた頃、

特に不満を持ったのが、問題でした。

よくわからない問題を出すなと。

 

その不満が大きくなったのは

税法科目へ進んだときでした。

消費税、法人税、相続税と進んで、

通常の暗記、応用理論、事例形式など

 

色々な問題へ対応をしないといけません。

現在、司法書士試験を学習していて、

思うことは、理論はマークシート方式でも

問題ないのではないか?ということです。

 

 

マークシート方式だと理論を覚えていなくて

いいのかというとそうではないです。

 

むしろ、最高裁判例も視野に問題が

構成される可能性がありますので、

受験生にとっては、今とそんなに変わらない

知識が必要となります。

 

ただ、理論をただ暗記するのではなく、

法的な解釈、判例の読み方などの

法的な知識を駆使する試験になって

くるのではないかと思います。

 

加えて、現行の記述式だと、

偏った問題となって、法律の一部のみを

問題にしているように見えます。

 

そうした問題だと、多くの受験生には

平等に問題へ取組めるのではないか?

と思います。

 

また、計算については従来の記述式で

問題ないのではないかと思っています。

要式主義的な部分があること、

実際には事務処理能力も必要なこと

 

そういったことを考えると、

記述式は残ってもいいのではないか?

と思っています。

 

こうしていけば、理論、計算で

幅広く知識を問える形になります。

 

 

 

受験期間が長い割に収入につながらない可能性

次に、私がびっくりしたのは、

全部受験して、税理士登録するまでには

7~10年必要と言われています。

 

もちろん個人差はあるのですが、

どこかでハマる科目があると

受験期間が長めになるのです。

 

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では、それに見合った収入が

望めるのかというと、

現状としては、

年収600万円~800万円の水準です。

 

これだと、資格者でありながら、

上場企業の会社員よりも少ないです。

人生を賭けてまで、税理士試験に

打ち込む人がいる以上、もうちょっと

収入があってもよさそうなものです。

 

 

こうなってくると、無理して、

全部科目受験による官報合格に

固執しなくてもよく、

会計2科目、税法1科目で、

大学院に行った方が良いです。

 

もっと言うと、税理士にならずに、

いわゆる有名大学へ行って、

大手企業に勤めて、スキルを磨いて

独立をした方がより収入があります。

 

やはり、子供のころから勉強をして

おいて正解ということになり、

子供の頃に勉強できるかどうかが

重要になってしまいます。

 

 

答案用紙の開示不可と採点基準の不明確

税理士試験を管轄している

国税庁は現状、答案用紙の

開示請求には応じません。

 

開示はしても、すべて黒塗りで

出してくるので、実質不開示と

同じ効果を持っています。

 

また、採点基準が分からないですが、

これは、試験委員によれば、

一旦受験生全員の答案用紙がきて、

自分で採点して、国税庁に返送しています。

 

そこから、国税庁が点数を

引き上げたり、引き下げたりします。

バランスが崩れると、昨年の財務諸表論

の様におかしな合格率になる。

というからくりになります。

 

あと、国税庁は個人ごとに、

何科目合格しているのかの

データを持っています。

 

最近の受験生は気が付かないかも

知れませんが、ちょっと前までは、

東京では国税庁へ直接行って、

受験手続ができました。

 

この時に、一部科目合格通知書の

番号を入れ忘れたことがあり、

国税庁の職員が番号を検索して

科目合格の有無について確認

していました。

 

私が言いたいのは、このデータを

一体に何に使っているのか?

ということです。

 

例えば、これを合格率調整や、

官報合格率に使っているのでは?

という風に見ています。

そうでなければ、個人の科目合格を

把握する意味はないからです。

 

 

合格点数の60%は調整後で判断している

税理士試験における60%合格は

調整後の割合です。

素の答案ですと、60%を超える

答案があるはずです。

 

相続税法の3年目で、家屋評価を

間違えるという痛恨のミスをしましたが、

自己採点をしてみると、70点前後でした。

もちろん合格しませんでしたが、

 

素の答案で60%を判断するのであれば、

合格しているはずです。

しかし、合格していないところを見ると

何かしらの調整をされたことは

間違いないのです。

 

その調整は、どうやってしているのかは

不明ですが、不明なことが不公平を

税理士受験生に感じさせているのだと

思います。

 

 


編集後記

今日は午後から訪問1件です。

昨日は、野球大会に行ってきました。

残念ながら優勝ならず・・・

 

ミスと2アウトからの失点、

攻撃ではポップフライが多かったです。

8年ぶりの決勝の舞台だったようで、

秋に向けての経験を積めたという

ことだと思います。

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。