会社の電子証明書の発行手続きと電子申請で何ができるか?




このサイトにお世話になりました!

会社の電子証明書とは?

先週、自分の会社の登記の完成に合わせて

電子証明書も取ろうと思い発行してきました。

 

電子証明書とは、ざっくり言うと、

パソコン上での会社の実印です。

 

例えば、行政に何かを申請するときに

会社の実印が求められますが、

その発行をしておくと、行政手続きを

インターネットでできたりします。

 

つまり、行政手続をネットでやる場合に

必要な証明となるわけです。

 

 

電子証明書の発行手続き

詳しいことは、次のサイトにあります。

電子証明書取得のご案内

ここに詳しく載っていますが、

私も取得をやったのでそれを書きます。

 

電子証明書発行までの大まかな流れ

1.申請書等の作成

2.会社所在地の法務局へ申請

3.電子証明書取得

 

ちなみに、手数料がかかります。

私はとりあえず最短の3か月を申請して

2,500円でした。

期間は最長で27カ月で手数料は、

16,900円かかります。

 

以降は、電子証明書の取得方法という

リーフレットに基づいて書きます。

最初に、以下のサイトで専用ソフトを

ダウンロードして、パソコンに入れます。

「商業登記電子認証ソフト」のダウンロード

 

後は、ソフトにしたがって必須項目を

入力していくだけなのですが、

入力上の注意点は、登記のとおりに

入力しないといけません。

手許に登記簿がない時は、

登記簿の取得から行います。

 

また、電子証明書用のフォルダを

作成しないといけません。

パソコン上ではなく、クラウド上に

作成することをお勧めします。

 

入力上の注意点として、

全部全角で入力、

鍵ペアパスワードと

電子証明書の休止のためのパスワード

の2つのパスワードが必要です。

 

パスワード管理も必要であることを

覚えておいて頂ければと思います。

ちなみに、上記のパスワードを

忘れた場合は、再発行できるのか?

というと、手続き上では何も

書かれていません。

 

忘れないようにした方が無難です。

もしかしたら、法務局で何とか

してくれるかもしれませんが、

よくわかりません。

 

必須項目入力後、フォルダを作成して

3つのファイルが作成されます。

鍵ペアファイル、SHINSEI、申請書

の3つです。

 

次の段階として、法務局へ行って、

電子証明書の申請と発行です。

申請書はPDFで出来上がるので、

内容を確認しておきましょう。

 

また、SHINSEIというデータも

必要です。USBでもっていけば

良いと思います。

他にも、CDやDVDでもOKだそうです。

 

ただ、保存時には、パスワードロックしない

フォルダに格納しない、SHINSEIのみを

入れてくるなどの注意点があります。

 

また、申請時には印鑑カードが必要です。

取得していない方は、当日でも

取得できますので、取得しましょう!

何か間違っていると厄介なので、

会社の実印は持って行った方が無難です。

 

ここまでで、申請が完了で、

電子証明書は、当日もらえるはずです。

発行時間は30分くらいでした。

 

ちなみに、手数料は、当然印紙を

購入しましょう。法務局内で

印紙屋さんがあるはずです。

印鑑カードの発行は10分くらいでした。

 

私が行った新宿出張所はあまり

混雑していなかったからこそ、

上記の時間でできたのかもしれません。

他の法務局だと時間は変わる可能性が

大いにあります。

 

それと電子証明書ですが、

紙1枚で発行されます。

次のようなものです。

これに2,500円か・・・と

思いました。

 

 

 

電子申請ではなにができるか?

さて、取得手続きは完了ですが、

電子証明書の発行をしないといけません。

これは、次の通りにやります。

①電子証明ソフトの起動後

電子証明書取得をクリック

 

②次の画面が出る

この画面に、法務局からもらった紙の

シリアル番号や鍵ぺアファイル等の

事項を入力します。

 

ここでまた、電子証明書のパスワードが

要求されますので、3つ目のパスワード

管理が必要となります。

すべて入力後、電子証明書取得実行を

クリックすると電子証明書が使えます。

 

これでようやく電子証明書が使える

訳ですが、電子証明書でできる

手続とは、次のようなものです。

 

登記・供託オンライン申請、

税金の電子申告(e-tax,eL-tax)

社会保険や労働保険関係手続

その他にもできます。

 

このような電子申請はe-Govで

することができますが、税金の電子申告は、

国税がe-taxソフト、地方税がPcdeskといった

別のソフトを使ってやることに

なりますので、注意が必要です。

 

 

まとめ

電子証明書を取得して分かった

ことなのですが、確かに、

社会保険の手続き関係が多い

会社には良いかもなと。

 

 

特に、IT業界はブラックなのか

そうでないのかという論争は

ありますが、入退社が多い業界です。

 

そのようなときには、いちいち

年金事務所等に行って、手続きを

行う煩雑さに比べたら、社会保険事務は

効率的になるなと思います。

 

今回、私は、社会保険の資格取得届を

e-Govでやりました。

土日もできるとのことなので、

本当か申請してみたところ、

本当にできました。

 

通常は土日にはやらないかも

しれませんが、土日提出できる

ということはやりやすいなと

思いました。

 

 


編集後記

今日は、電子申告ソフトが届いたので、

申告祭りになります。

ようやく1月の業務が完了です。

 

税理士業って儲かるんかいなと

思っていたのですが、

1月の作業報酬を計算してみたら

ちょっとびっくりな金額になりました。

 

ああ、だから年末調整とかを

みんなやりたがるのねと

思った次第です。

 

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。