もう税金のためだけの経理と会計はやめよう!




税金のためだけに経理と会計はあるわけじゃない

私は、税理士事務所の職員、税理士として

会社とかかわってきて、思うことがあります。

月次決算をした試算表で社長が気にする

ことは、税金がいくらになるかどうか?

 

確かに税理士に依頼しているのですから

当然の疑問となります。

しかし、税金だけのために税理士に

顧問料を払っているのは無駄かな

と思います。

 

本来の経理と会計は会社の財政状態と

経営成績を明らかにするということ

が目的なのです。

 

中小企業だとオーナー社長が多いです。

ただ、オーナー社長が考えているのは

社長としての立場だけなのかなという

ことです。

 

株主の立場からすると利益を上げて

配当をしてほしいということです。

ともすれば、税金だけのために経理や

会計を使うのはもったいないです。

 

 

社長は自社の状況を知る義務がある

社長!わかっていないなあと感じる

ことがあります。

 

以下の質問を受けるときです。

で、売上はどれくらいなの?

黒字なの?赤字なの?

黒字なのにお金がないんだけど・・

 

あれ?売上の集計はしていないの?

使った費用の集計してない?

お金の出入りは出るのが先なんだけど・・

 

経理をするかどうかはともかくとして

社長自身がやったことを自己管理して

いないのかな?

という様に私は感じます・・・

 

これでも会社がいい時であればいいのですが

時勢に業績が左右される中小零細はそうも

言ってられないと感じます。

 

 

予算と実績を比較するようにしよう!

会社としては、まず利益計画を考える

必要があると思っています。

 

例えば、以下の様な表になります。

この様な表を用いて、予算を5年くらいは

考えてみると良いと思います。

 

当然この通りにはいきませんので、毎年

修正していくわけです。

 

この利益計画を考える良いところは、

自社がコストをかけてどのように商品を作り、

売上となり、利益を出して初期投資を

回収していくのかが分かる点です。

 

以下の本を参考に作成してみました。

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。