税理士の開業にあたって




今回は税理士の開業について紹介します。

★開業前に登録とその費用について

税理士として開業するには、開業税理士としての登録と費用がかかります。

登録については、各会ごとに提出する資料が違いますので、ホームページで確認するよりは、登録資料の依頼を登録する税理士会にして、書き方を教えてもらった方が無難です。

自分でやるとあれがない、これがないといろいろ言われます。

登録者への嫌がらせとしか思えない資料があったりします。

 

 

登録費用は約30万円です。登録申請に11万円、登録会費71,000円、会費81,000円、支部会費36,000円でした。金銭的にはこういったことになりますが、登録申請するのに務めている税理士事務所から証明書を発行してもらわなければなりません。開業だと証明書の発行が難しくなるようであれば、所属税理士としていったん登録して、開業にするという手もありますので柔軟に考えた方がいいです。

 

開業している税理士はケツの穴が小さいやつが結構いますので、証明書を発行しない(公文書偽造となります。)があります。税理士会に相談に行ってもいいのですが、当事者同士で解決してといわれる場合もありますので、所属でしがったふりをして3ヶ月から半年後に開業にするということの方がスムーズになる場合もありますので、検討の余地ありです!!

 

★開業後についての生活とお客様

開業後の生活を見越して貯金はある程度ためておいた方がいいかと思います。理想は300万円くらいだと思いますが、生活費や自宅開業するのであれば、100万円~200万円あればなんとかなるかもしれません。ただ、開業準備中には突然の出費があったりますし、銀行から借りると無駄遣いをするハメになりますので、事業計画で購入するあるいはサービスを受ける、購入しないあるいはサービスを受けないということをしっかりとリストにしておいた方がいいです。私の場合には、実家での開業で、かつ、ある程度の貯金があったこと、借入を想定しない事業準備だったことなどがありますが、それでも100万円は使いました(税理士登録料込みで)。ですから通常は借入をするのが普通なのかなと思います。

 

 

あとは、お客様の獲得になるのですが・・・

これは、前の事務所から引き継いできた方がいいです。

契約で違約金を払うという契約になっていたとしても、いなかったとしても、ついてきたいという方は継続してやっていくべきです。違約金は払わなければいいんです!

私の場合は退職金と相殺になりました。一応、円満退社を支部のお歴々から言われていましたし、なんとなくめんどくさかったので(笑)

できれば、もめたくないと思いますので、お客様にはご自身が辞めた後に前事務所の契約を解除でその後合流がいいのではないかと思います。

これができない場合には、開業後に担当していた会社様に開業の連絡を入れればいいのかなと思います。私の場合は、お客様への退職理由が税理士とって開業しますということでやめていません。大原簿記学校の講師となるということでやめていますので、私が独立開業していることはごく一部のお客様しか知りません。こういったこともありますから、前事務所との付き合い方、お客様の引継方などをしっかりと行っていくことが必要です。

★新規のお客様の獲得

これは、開業した方がどのような考え方をお持ちになっているのかで変わっていきます。

私の場合には、人を雇うつもりは今のところありません。また、おそらく確定申告込みで70件はできると思いますが・・・、やりたくないです。そもそも年末調整、支払調書作成、給与支払い報告書送付など、12.月から1月までの作業が嫌いです!!

個人の確定申告については、2月中に完了できるような状況の方でなければ受けようとは思っていませんので、あまり増えないと思っています。

 

 

イケイケで事務所を大きくしたいということであれば、税理士紹介会社を使ってみることがいいかなと思います。最大で顧問料の70%の手数料が発生するようですが、売上がないよりはましかと思います。開業当初は売上がない不安解消のために、かつ、経験のために使ってみることも必要かと思います。

変な話ですが、紹介会社経由だから、料金が発生するわけです。ですから、最初の時に紹介者経由であったとしても、1カ月くらいで契約を解除してもらって個人と会社様で再契約を行こともありだと思います。考えた方次第ですので、すべてまじめに考える必要はないと思います。

ただ、注意点としては、これをやったことが紹介会社にばれると恐らく利用停止になると思いますので、あくまで内密に、バレないようにやっていくこと、自己責任でやることが必要かと思います。

これを書いている私は責任取れませんので(笑)

 

紹介会社以外にはDMは効果があるようです。私はこれからやっていこうかと思っています。ただ、これもいろいろ費用がかかります。DMのデザイン料、新規法人のリストやその会社様への送付費用です。デザイン料はクラウドワークスなどの外注サービスを利用して、新設法人のリストと郵送はトスタックという会社がいいです。地域を絞ったリストと送付にすればかなり現実的な料金で対応してくれます。

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

編集後記

 

昨日は、税理士の井ノ上陽一さんの研修に参加してきました!

内容は、一人税理士のマーケティングセミナーです!

井ノ上さんが経験されたことや知見をお聞きすることができて

自分がやっていることにプラスアルファを加えられるなと思いました。

金曜日にも井ノ上さんの研修を受ける予定です。

内容はwordpressによるブログ入門セミナーです。

このセミナーの受講後に新しいブログ型ホームページに移行します!

何とか5/20に完成をさせて新しいブログにしたいです・・・できるのかな(´・ω・`)

 

Liens税理士事務所HP

http://www.liens-tax.com/

 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。