【融資と資金繰り】最もやってはいけない借入とは?

やってはいけない




【融資と資金繰り】最もやってはいけない借入とは?

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

最もやってはいけない借入に

ついて解説した記事です。

 

それでは、スタートです!!

 

最もやってはいけない借入とは?

最もやってはいけない借入は

売上がないのに借入をする

ことです。

 

結論から申し上げると

事業が詰んでしまうからです。

 

事業の収入は売上です。

収入で事業経費を賄い

借入の返済も行います。

 

ざっくり申し上げると

入って来るお金がないのに

返済はできなくなるわけです。

 

では売上が少しでもあれば

借入をしても大丈夫かというと

そういう意味ではありません。

 

次のような状況でなければ

いつかは返済ができなくなります。

 

収入>支出の状態が継続しないと

返済ができなくなるわけです。

 

 

返済をするための売上の確保が最優先

事業をする場合の鉄則として

小さく始めて大きくする

ということがあります。

 

この鉄則の意味するところは

小さく始めれば小さいお金で

事業が始められるからです。

 

借入ができるからと言って

いきなり大きく始める必要は

 

よほどのことがない限り

やってはいけないのです。

 

例えば、絶対に売上があがる

事業で、かつ、金額もすぐに

大きくなるといった場合には

 

最初から借入をして大きく

事業を始めても問題は大きく

ならずに済みます。

 

逆に、Saasを売上とする事業は

最初の開発コストが大きく

 

すぐに成功する事業と

そうではない事業とで

かなりの差があります。

 

すぐに成果がでるわけでは

ない事業については小さく

始めるほうがよいわけです。

 

 

 

借入の返済で後々困らない

ようにするためには

 

必ずある程度の売上が必要

だと考えています。

 

売上があるということは

事業で一定の成果が出ている

ということになります。

 

その売上を大きくするために

資金調達として借入が必要

というストーリーはわかり

やすいことになります。

 

しかし、お金がないと売上を

あげられないということで

あれば

 

では、借りたお金でどの程度の

成果がでるのかという疑問が

出てくることになります。

 

そうすると将来のことなので

銀行としても審査が厳しくなる

というわけです。

 

どうしても借入で事業を開始する場合

どうしても借入しないと

事業を始められない場合には

借入をするしかないのですが

 

すぐに結果が出るように

しないとお金が持ちません。

 

通常の借入は7年で返済になり

どんなにお金を借りることが

できたとしても3,000万円くらいが

上限になります。

 

こちらを7年で返済する場合には

1年あたり約430万円の元本の返済

が起こってきます。

 

こちらを返済しようとすると

法人税を支払った後の利益が

 

430万円以上でないと2-3年で

お金がなくなる可能性が高いです。

 

結果、どうしても借入して

事業を始める場合には

 

年間の元本の返済分以上の

利益が損益計算で出る事業を

行わないといけないことに

なります。

 

 


編集後記

売上が出るかどうか不安な

場合には個人で一度事業を

試してみる必要があります。

 

上記でも申し上げたように

小さく始めてみるわけです。

 

実験をして実証を行ってから

法人で事業を開始したとしても

遅いとは思いません。

 

まずは、売上という成果と

必ず利益になる構造を作り

事業化にめどをつけると

 

借入もうまくいく可能性が

高くなります。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。