【資金繰り】いつ、いくら融資をうけたらよいのか?
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
融資で最も多いご質問で
いつ、いくら融資を受けたら
良いのかなどをまとめた記事です。
それでは、スタートです!!
いつ、いくら融資をうけたらよいのか?
融資はいつがよいのか?
資金繰りに困る前です。
融資はいくらがよいのか?
資金繰りに必要な金額です。
と一応は答えれるのですが
余りにも形式的な答えです。
資金繰りに困る前とは
外部への支払から売上金の回収までの間で生じる期間
になります。
会社の資金繰りは一般的に
始めに外部への支払が起こり
売上金の回収まで持っている
お金でしのがねばなりません。
言い換えると売上金の回収まで
の間が資金繰りのきついところ
ということになります。
従って、そういった取引をする前に
融資を受けることが理想です。
いくら融資を受けたらよいのか
になりますが
一般的な会社であれば
外部へ支払う原価と
販管費の合計になります。
ある程度、売上があり資金が
回っている会社であれば
販管費の月平均金額×6か月分
が上限になることもあります。
銀行が融資に消極的になる会社とは?
銀行が融資に消極的になる会社
ということがあります。
①毎年赤字
②会社から社長への貸付金がある
ということです。
毎年赤字がなぜダメなのか
というと会社の返済可能性に
疑問符が付くためです。
返済可能性に疑問符が付く
理由としては
①赤字=会社のお金が減っているため
②お金が減る構造なので将来のお金を貸してもどこかで返済ができなくなるため
銀行は基本的にノーリスクで
対応したいためお金が返せない
会社にお金を貸すことに躊躇する
というわけです。
ご依頼はこちら!
1 個別相談スポット業務
2 税務調査立会支援
3 経営革新等支援業務
4 税務顧問などの顧問業務
会社から社長へ貸付金がある
会社はお金が事業資金に使われない
可能性があると判断されます。
貸付金がある会社の資金構造は
会社に入ったお金を社長さんが
勝手に引き出して使っている
と考えられます。
何につかったのかなど理由は
聞いてくれると思いますが
基本的に社長さんが会社のお金を
流用していると判断されて
融資判断にはネガティブになります。
融資の返済シュミレーションを考えておく
融資を受けたら全部使って
よいわけではありません。
基本的に融資を受けた翌月
から返済が始まります。
お金に色はついてませんので
会社に残っているお金から
返済することになります。
融資を受ける前の段階で
返済シュミレーションを行って
会社のお金が減らないような
事業計画をして実行できないと
基本的には会社のお金がなくなり
融資を受けているのにお金が
足りないといったおかしな状況
になる可能性が高いです。
返済シュミレーションとしては
①売上ー原価ー販管費=営業利益
②営業利益+毎月返済額の上乗せの利益
という利益構造ができるように
しておく必要があります。
融資前の営業利益を維持すると
営業利益は変わらないものの
営業利益で得たお金が
返済資金に回ってしまいますし
税金の支払にも使うため
返済分だけ会社のお金が目減りする
ということになります。
編集後記
返済シュミレーションをすると
目標となる数字が高くなります。
例えば、毎月20万円の返済であれば
毎月の営業利益+25万円くらい
営業利益を増加させないと
返済と税金負担にたえることが
できる資金繰りになりません。
人員はそのままで利益だけ
増加させる必要があるわけですね。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
youtube始めました!
税理士さいとうゆきおチャンネル
現在活動中止しています。
税務顧問や執筆などのご依頼はこちら↓
この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。
ご依頼はこちら!
1 個別相談スポット業務
2 税務調査立会支援
3 経営革新等支援業務
4 税務顧問などの顧問業務