融資とは?わかりやすく解説

融資 銀行 わかりやすく




融資とは?わかりやすく解説

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

融資についてわかりやすく解説

した記事になります。

 

それでは、スタートです!!

 

融資とは?

融資とは

銀行がお金を事業者に貸し付けること

になります。

 

逆にどうして事業者はお金が

必要になるのかというと

 

事業をやっていると手元資金

だけでは運転資金に追いつかないので

 

追加のお金を銀行に依頼して

足りない分を貸してもらう必要が

あるためです。

 

銀行は大まかに政府系金融機関と

民間金融機関に分かれています。

 

政府系金融機関とは

「日本政策金融公庫」です。

 

民間金融機関とは

「日本政策金融公庫」以外です。

 

それぞれで融資を受けることできます。

つまり・・・

 

日本政策金融公庫で3,000万円

民間金融機関で3,000万円

合計6,000万円といった融資を

行うことが可能です。

 

民間金融機関では基本的に保証協会の

保証が前提の融資になります。

 

保証とは信用の保証で融資実行段階で

一定の保証料がかかります。

 

日本政策金融公庫では逆に

団信に加入する必要があるため

団信の保険料が別途かかります。

 

このように追加の費用なしに融資が

できるというわけではなく追加で

お金がかかる場合がほとんどです。

 

融資の公的支援では2つあります。

保証料の補助と利子補給です。

 

保証料の補助は一部補助と全額補助

利子補給は融資利息の一部を補助

してくれます。

 

こういた公的支援を使って

うまく融資を実行することで

資金調達コストを下げることが可能です。

 

 

よい融資とわるい融資の違い

融資にはよい融資とわるい融資が

存在します。

 

わるい融資を確認することで

よい融資が見えてくる都合上

わるい融資を確認します。

 

わるい融資とは売上の先が

見通せないのに融資を実行することです。

 

例えば、個人事業主が独立直後に

売上の見通しがないにも関わらず

本来は生活費のためにお金を借りるのに

運転資金と称してお金を借りる場合です。

 

法人でも同様で売上が見通せないのに

法人の固定費の支払の運転資金のために

融資を受ける場合が当たります。

 

こうした融資の何が問題かというと

最終的に返済ができなくなることです。

 

 

 

融資の返済の原資を考えると

売上ー経費ー税金=残ったお金

 

まさに「余ったお金」で返済を

行うことになります。

 

実際には融資実行の翌月から返済が

始まってしまうため余ったお金で

返済しているようには感じませんが

 

理屈上では余ったお金で返済する

ということになります。

 

さて、売上が見通せないということは

売上があるのか、ないのか不明な状態です。

 

すなわち売上ー経費ー税金のうち

事業の唯一の収入である売上が

不透明で融資を受けることになるため

次のことが起こりえます。

 

融資された金額ー経費ー返済金額

という状況です。

 

融資は売上ではないですが現金は

融資されると増えることになります。

 

売上がないため融資の金額で経費など

事業に必要なお金は融資で賄い

融資の返済も融資のお金で賄う

ということになります。

 

これではじり貧です。

早急に売上を何とかすることになります。

 

まとめると

わるい融資とは売上がないとか

見通しがない上でお金を借りることです。

 

これ以外で融資を受ける場合には

基本的に普通の融資になるため

よい融資と判断して差し支えないです。

 

 

融資で絶対にやってはいけないこと

融資では絶対にやってはいけないことが

存在します。

 

先日、日本政策金融公庫の担当者が

税理士向けに行った研修で言っていた

ことになるため間違いない内容です。

 

次のことです。

①打ち合わせ時間に連絡なく遅れるとか、当日打ち合わせに現れない

②融資のための資料を依頼したが提出してくれない

担当者としては社長さんの

事業への姿勢を疑うと言っていました。

 

つまり・・・

やる気がないのかなということです。

 

融資では誠実性があるかどうかも

判断基準になると言っていました。

 

上記のように時間に遅れるとか

連絡ないとか、資料を提出しないとか

だと

 

普通のことを普通にやってくれない

人がお金を貸して返済してくれるのか

に疑問符が付くと言っていました。

 

これが誠実性の判断になるわけです。

 

まとめると

一般社会人として約束した時間に

約束したことができれば財務状況に

相当な問題があるとか

 

すでに融資上限に達していてさらに

貸してほしいというような状況で

なければ普通に融資資産は通る

ということです。

 

 


編集後記

融資は自分でやってみるとわかりやすく

非常に奥深いものです。

 

一度、融資を受けて終わりではなく

事業の成長に応じて、返済に応じて

使う制度も変わってきます。

 

日本政策金融公庫では税理士が間に

入った融資制度が存在します。

 

関与税理士が社長さんからヒアリング

して日本政策金融公庫と社長さんの

間に入って行う融資になります。

 

普通に窓口融資をしてしまうと

落ちてしまう可能性が高い審査であっても

融資までもっていくことができる

可能性があります。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。