事業計画を立てる前の自社分析の方法
こんにちは!
税理士・行政書士の齋藤幸生です!
今回は・・・
自社分析について解説した記事です。
それでは、スタートです!!
事業計画を立てる前に自社分析が必要な理由
事業計画は基本的に数字です。
売上目標は5,000万円で原価は75%
粗利は1,250万円になってなどと
利益計画や資金計画を数字にする
イメージになります。
事業計画そのものは数字を羅列
することで作成可能ですが
その計画の根拠が必要です。
事業計画にするための根拠が
自社分析になります。
なぜその事業を行うのかという
根本的な説明をすることになります。
そのためには自社分析をしないと
理由は出てこないのです。
ただ単に市場があって儲かるから
というレベルでは事業計画は
意味がありません。
自社分析の方法
自社分析の方法を解説します。
私が税理士業なので税理士業を
例にして分析をしてみます。
自社の事業分析をやってみます。
例えば、売上の区分を分けてみます。
税務顧問や申告業務等、記帳代行
給与計算、コンサルティング業務
といった具合です。
その中で3C分析をしてみます。
顧客、競合、自社についてです。
顧客は個人事業主や法人
相続人といった方が該当します。
競合は同業の税理士
財務関係のコンサル会社や
記帳代行会社が該当します。
自社では顧問先は〇〇件で
個人事業主は〇〇件、法人は〇〇件
業種は建設業が〇〇件になり・・・
といった具合に自社分析もします。
市場や競合の状況も併せて分析して
考えてみるとよいと思います。
税理士の市場であれば税理士が
年々登録者数の増加がある
大手税理士法人は税理士を囲って
支店を全国各地に配置し規模の
戦略を取っているなどを分析します。
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財務関係の会社だと補助金と
資金繰りの合わせ技で顧客に
売り込みを行っているとか
記帳代行会社は記帳の仕組みを作り
安価な金額で請け負っているなども
分析できます。
これらの後に自社のSWOT分析を
やってみるとわかりやすいです。
自社の強み、弱み、事業の機会
脅威に分けて分析をします。
強みというとイメージがわかないので
得意なこととかどうやって売上に
なっているのかを想像するとわかり
やすいと思います。
私であれば税務顧問を通じて
会社に税理士が訪問を行い
試算表で毎月の月次決算の説明から
短期的な利益計画のヒアリング
売上を増加させるためのヒントを
伝えたりなどもしています。
人を増やしたり給与を増加したり
という場合には税務上の優遇税制
といった節税提案も行います。
業種特化しているのでその業界
について詳しいといったことが
挙げられます。
弱みも短所や苦手なことを
イメージするとよいです。
短所は業種特化しているので
周りからは関与している業種以外は
できないだろうと認識を持たれて
しまう可能性があります。
機会は市場や社会情勢によって
プラスになることをイメージします。
例えば、現状で副業割合は4%くらい
になっています。
これが増えていくことで副業申告の
需要が多くなる可能性があります。
脅威は社会や市場の変化などで
自社にマイナスになることです。
例えば、大手税理士法人が大規模な
広告をしてプレゼンスを高めて
集客を強化するといったことがあり得ます。
税理士が増えることで顧問料が
低価格のライバルが増えるとか
がありえます。
自社分析→事業計画へ落とし込む
このようにやっていくと
どの商材やサービスで売上をあげるのか
ということがわかってきます。
私の場合であれば規模を拡大するため
その拡大するサービスを新たに市場へ
展開するといったことが考えられます。
そのサービスを構築して集客して
契約の数を増やすといった構築を
することになります。
それで売上の目標を設定して
金額に落とし込むと事業計画は
素直にできてきます。
売上は単価×依頼者数になるので
売上の根拠はわかりやすくなります。
これを基に一人雇うので人件費が
増えるといった数字に落とし込みます。
まとめると
①いきなり事業計画で数字を作らない
②自社分析で3C分析とSWOT分析をやってみる
③自社の売上を増やすポイントを見つける
④③で単価×数で売上目標を定める
⑤④から経費関係の数字を見積もる(場合によっては④を見直す)
編集後記
今回の記事を書こうと思った理由は
私が実験台で中小企業診断士の先生
からコンサルを受けたからです。
意外に自社のことについて
わかっていなかった現実があり
反省するところが多かったです。
どうしてこのようにできるのかと
その先生に質問したところ
中小企業診断士試験の知識を
実地を通して経験することでやれる
ようになるとの答えでした。
今回のコンサルで分析方法が
わかったので改めて自社分析を
やってみようと考えています。
では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!
それでは、また!
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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
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