【税理士試験】直前期の予想問題が解けないにどうやって対応するか?




直前期の予想問題が解けないにどうやって対応するか?

こんにちは!

 

税理士・行政書士の齋藤幸生です!

 

今回は・・・

税理士試験の学習で直前期の予想問題への対応について

解説していきます。

 

税理士試験が近づいてくると講座を開設している

予備校では直前期に難しい問題が出てきます。

 

しかも連続で!!

 

この期間に気持ちが落ち込み、心が折れる人が

続出することになります。

 

しかし、対応のやり方を間違えなければ

意外にうまく乗り越えることができます。

 

それでは、スタートです!!

 

税理士試験予備校の直前期の予想問題とは?

税理士試験予備校の直前期の予想問題は

難しくなります。

 

回答さえできない問題も合わせ技で出題される

傾向があります。

 

予想問題は、概ね次の2つから構成されます。

①論点の深堀

②本試験の予想問題

ということです。

 

予備校としても違う予備校で出題されたものが

本試験に出題され、しかも、回答できるレベルの難易度だと

なぜ出題してくれなかったのかと批判を浴びます。

 

こうしたことから予備校の講師間で情報を交換する

といったことを行ってときに問題を作成する

といったことが起こります。

 

 

予想問題が難しすぎるに対応する

難しい予想問題に対応するには

どうしたらよいのでしょうか?

 

ある程度講師歴がある先生であれば

難しいのは飛ばしてできる問題を回答してください

というアドバイスを行います。

 

この点、講師の先生の裁量や良識に委ねられているので

対応が異なると私は受験生時代に感じました。

 

私の結論としては難しい問題で点数を取るのではなく

簡単な問題を見つけて回答し得点することが大切だと思います。

 

受験予備校の予想問題では問題全般にわたって

「解けません」という問題が出題されることがあります。

 

しかし、本試験の過去問を解いていると分かりますが

問題全般にわたって回答することが難しい問題とした

何を確認したいのか分からないレベルの問題が出題

されることは多くありません。

 

ですから簡単な問題も全般を通して必ずあるはずです。

 

直前期の予想問題では次のように対応することが

望ましいと思います。

 

 

 

①簡単な問題を探す練習

②問題を解かない恐怖感の練習

③1撃必殺で回答した問題は得点する練習

 

以上の3つの練習を行うことになります。

 

税理士試験を突破するには

簡単でみんなが回答できる問題を落とさない

ということが重要です。

 

ですから、簡単な問題を探す練習が必要となります。

 

税理士試験の本番では全部の問題を回答できるか

分からない問題量となることがあります。

 

従って問題を解かない選択をしないといけない場面が

来ることになります。

 

直前期で間違っても本試験ではありませんので

挽回することができます。

 

問題をすっ飛ばす恐怖感をなくす練習が必要です。

 

税理士試験で合格する要因の一つが

「回答した問題は必ず正解する」ことです。

 

つまり、一度手を付けたら回答するまで持って行って

さらに正解を導くことが絶対です。

 

この練習をするということです。

解けるかもで解くような問題は簡単な問題ではないのです。

 

合否判定は教科書レベルの知識で決まる!

税理士試験の講座で先生の皆さんが受験生に

話す決まり文句が合否は簡単な問題で決まる!

ということです。

 

言い換えると、難しい問題では合否は決まらない

ということになります。

 

この点、本当だと思います。

 

私が過去税理士試験を受験して落ちた時を思い出すと

①難しい問題に手を付けてしまった

②簡単な問題について正解できなかった

ということです。

 

逆に上記に対応することができた場合には

問題との相性もあるのですが合格することができました。

 

では、簡単な問題とはどういった論点なのかです。

 

とどのつまり、税理士試験講座で配布される教科書で

確認する知識で正解まで導き出せる問題です。

 

この部分を必ず正解できないと合格は難しくなります。

つまり、正解することが合格への絶対条件です。

 

例えば、消費税で原則と簡易がありますが

両方とも法令で税額計算の方法が決まっています。

その計算過程に得点が来くるので知識にしていないと

合格は難しくなりますね。

 

法人税であれば各種論点をそれぞれ計算したり

理論で回答することになります。

 

別段国税庁の細かな通達を知っていなくても

教科書の通りに回答できるようになれば良いわけです。

実務上の役員保険の処理を知っていなくても合格はできます。

 

相続税であれば、一般家屋の評価を間違えない

相続分、基礎控除、生前贈与加算、精算課税など

絶対に間違えてはいけないところは必ず正解する。

 

簿記論であれば仕訳一つで1点得点でき

他の論点から波及してこない。

 

財表であれば覚えているところを書くだけ

金額を埋めるだけの問題。

 

以上の様な簡単な問題に点数が与えられている

ことがありますので絶対に回答して正解する

ということが必要です。

 

確かに、合格するために時間をかけないと

回答できない問題、ランクで言えばB問題になる

中途半端なランクの問題も正解する必要があります。

 

ただ、Cランクの難しい問題を回答して

簡単なAランクの問題に正解できない場合には

相対的にAランクを正解した人の点数が上がって

結果として合格することができます。

 

過去問でA~Cまでランク付けされている解説がありますが

Aランクだけ回答するとどれくらいの点数になるのかを

計算してみると、問題によりますが30点くらいは得点でき

十分にボーダーラインになってくるはずです。

 

Aランクの問題は絶対に回答しなければならない

ことがわかって頂けると思います。

 

 


編集後記

税理士試験はあと2か月後くらいになりましたね。

今実力がないと思っていても教科書レベルのことを

できるようにするだけで点数は伸びてくるものです。

 

教科書を全てできなくても基礎期の総復習の問題

直前期の予想問題で簡単な問題や押さえておきたいところを

回答できるように持って行くだけで意外に本試験に合格し

その後の道が拓かれることがあります。

 

最後まで諦めないで、本試験でも諦めないで

食いついていくことが良い結果になると思います。

 

 

では税理士・行政書士の齋藤幸生でした!!

それでは、また!

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。