マネーフォワードを使った関与をした税理士が解説!




マネーフォワードを使った関与をした税理士が解説!

今回は、マネーフォワードを使った関与をした

税理士がマネーフォワードを解説していきます。

 

2019年8月24日現在、私は、

5件の顧問先をマネーフォワードで関与し、

うち、法人4件、個人1件です。

 

頻繁にfreeeとマネーフォワードは比較されますが、

今回は、マネーフォワードのみを解説します。

 

それでは、スタートです!!

 

2019年8月現在のマネーフォワード

さて、2019年8月現在のマネーフォワードの

状況を解説してみます。

 

法人向け

現在は、スモールビジネスとビジネスの2つの

契約形態となっています。

 

両方とも使うことができるソフトに制限はないです。

以下のソフトを使うことができます。

 

・クラウド会計
・クラウド請求書
・クラウド経費
・クラウド給与
・クラウドマイナンバー

ただ、スモールビジネスとビジネスでは、

以下の画面にあるような制限があります。

 

料金は次のようになっています。

 

個人事業主向け

個人事業主向けは次の3つのプランとなっています。

・パーソナルライト
・パーソナル
・パーソナルプラス

 

上記のどのプランであっても、使うことが

できるソフトに違いはありません。

 

すなわち・・・

・クラウド確定申告(クラウド会計と同様)
・クラウド請求書
・クラウド経費
・クラウド給与
・クラウドマイナンバー

 

ただ、プランごとに次のような制限があります。

 

料金が次の通りです。

 

 

以上、法人向けと個人事業主向けでの違いは、

プランと料金に現れています。

 

税理士が関与することを考えると、

機能を絞ったプランを選択することも

良いでしょうし、

 

税理士の関与がバックオフィス全体にわたる

ということであれば、機能制限がないプランを

契約して、関与をすることも考えることができます。

 

逆に関与される立場であれば、

必要な部分のみの機能でも良いですが、

 

クラウド会計はすべてをクラウド上(WEB上)で

簡潔させなければ、効率化になりません。

 

そういった意味では、機能制限がないプランを

選択することもありだと思います。

 

マネーフォワード導入するために

さて、それでは、マネーフォワードの導入に当たって、

必要なことを解説していきたいと思います。

 

導入に当たって必要なこと

銀行は、インタネットバンキングを契約して、

明細取得をすることが必要となります。

 

クラウド会計は、直接入力してはいけません。

なぜなら、インストール型の会計ソフトと異なり、

入力がやり難い傾向があります。

 

マネーフォワードの入力は、日にちで英数字、

勘定科目、摘要で日本語入力、金額は英数字で

原則入力しなければなりません。

 

自動で入力規則が変換されることはないので、

常に入力を変換したり、切り替える必要があります。

 

日々の業務でいちいち切り替えていては

かなりストレスがかかります。

 

どのクラウド会計にも言えますが、銀行関係は、

自動明細取得⇒修正という流れになります。

 

また、経費はなるべくカードでの決済を推奨します。

こちらも、銀行と同様に明細取得、自動仕訳⇒修正

という流れをしたいからです。

 

因みに、現金で経費精算はできないのか?

ということになりますが、クラウド経費を使えば

それも可能ですね。

(レシートを読み取って仕訳生成となります。)

 

ただ、税理士が関与して入力の場合だと

アカウントの管理者でないとアプリの起動ができません。

 

ですから、アカウントの問題がクリアーできるのであれば、

クラウド経費を使った入力もありだと思いますね。

 

以上のことから、基本的には入力はしないことを前提に、

WEB上で完結することができるようにすることです。

 

 

 

 

 

 

効率化を上げるためのやり方

効率化を上げるためのやり方を紹介します。

基本的にはマネーフォワードだけでバックオフィスを

完結するようにしないといけません。

 

例えば、請求書の業務は、excelでの請求を止めて、

クラウド請求書を使うことも検討の余地があります。

 

この点、規模が大きくなると請求書に関わる人が

多くなってくると思います。

 

ですから、API連携でマネーフォワードに明細取得が

可能なサードパーティのクラウドソフトを使うなど

利用に関して柔軟にしていっても構いません。

 

上記の点は、請求書に限らずですが、

給料計算、勤怠管理についても同様ですね。

 

ただ、マイナンバーについては、

一元管理が基本ですので、

 

クラウドマイナンバーに集中しておくことが

最も管理しやすいと思います。

 

重要なのは、入力に関するデータはすべからく、

マネーフォワードにWEB上で簡単に集約できる

手順を整うように外部ソフトを使う点です。

 

税理士先生の評判が良くない(私も同様ですが)

クラウド会計なのですが、

 

それは、税理士事務所が使う会計ソフトとしての

役割の面だけから見た見解です。

 

業務効率化ソフトとしての視点では、

効率化を達成することができるものなので、

その点から税理士先生にも見てほしいと思います。

 

ですから、記帳代行ソフトとしての価値は

会計ソフトベンダーが出しているソフトに

かなうはずはありません。

 

旧態依然とした税理士業務で生きていくと

決めいている先生におかれましては、

そもそもクラウドソフトは必要ないです。

 

クラウド会計の導入に当たっては、

個別相談スポット業務

で相談を承っています。

(個人、法人、税理士先生だれでも利用可能です。)

 

税理士が関与するソフトでは最良

最後に、税理士が関与するクラウドソフトしての

側面を解説していきます。

 

私はfreeeとマネーフォワードの両方を使って、

どちらが税理士業務として効率化ができるか?

ということを考えると、マネーフォワードだと

思っています。

 

なぜなら、税務ソフトの達人と連動できる

という点があるからです。

 

弥生会計とかも連動できますよね?

と言われると思いますが、

 

連動するときにちょっと工夫が必要なので、

それを考えるとマネーフォワードのほうが楽

ということです。

 

それと、決算説明を行う上で、

財務指標(β)という機能があります。

 

こちらは経済産業省が公表している

ローカルベンチマークに即した機能となります。

 

自動的に連動してローカルベンチマークの

結果を出すことができますので、

入力する手間を省くことができます。

 

巷には20万円代の高額な分析ソフトがあり、

私も勤務時代に使っていましたが、

関与先の反応が薄かったです。

 

それよりも機能を絞って、会社の状況を伝えるのに、

ローカルベンチマークのほうが全体を俯瞰して見る

ということができます。

 

それに無料で分析することができますし、

難しいピボットテーブルを使うこともないです。

 

ボタンを押して、印刷して顧問先へ持って行き、

説明すれば良いわけですね。

 

以上のことを考えるに、

クラウド会計という括りで申し上げれば、

マネーフォワードが税理士にとって

最良のソフトだと思います。

 

 

 


編集後記

今日は休養日としたいと思います。

夜はバンドで毎年恒例となった

納涼祭(飲み会)となります。

 

Pythonというソフトのプログラミングの

学習を始めてみまして、なかなか面白く感じます。

 

やってみて分かったのですが、VBAの基本的なことを

知っているとその知識がPythonでも役に立つことが

分かりました。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。