【ぼっち税理士からのアドバイス】一般企業から独立して税理士になる人へ向けて




一般企業から独立して税理士になる人へ向けて

近年、税理士業界を知らずに、

税理士試験を受けて、一般企業の経験だけで

税理士登録をする方も増えています。

 

私が税理士になった後に知り合った知人も

そういった人の一人でした。

 

先日、その知人から相談を受けたので、

一般企業からいきなり税理士になる人向けに

私なりのアドバイスをしたいと思って、

今回の記事を書いていきます。

 

それでは、スタートです!!

 

右も左もわからないことを自覚すべし

さて、初めは、右も左もわからないことを

自覚すべしということです。

 

一般企業から税理士登録をするということは、

税理士などからサービスを受ける側だったと

思われます。

 

ですから、税理士の仕事はわかっていると

思っていると痛い目に合うかもしれません。

 

また、税理士試験と税理士業の実務は異なります。

 

税法科目を受験している、していないに関わらず

お客様からはすべて知っている前提で相談が来ます。

 

当然、税理士試験でやっていないので

お答えすることはできません。

 

などど、説明するわけにはいきません。

 

ですから、何もわからないことから

スタートするということになります。

 

お客様対応だけではありません。

 

例えば、新設法人の依頼が来て、

やったー!と思うことは束の間・・・

 

何をどうしたら良いのか?

ということが分からないと思います。

 

定款認証はどうすれば良いのか?

設立登記は?

あれ、税務署に何を提出するんだっけ?

 

当然、税理士試験でやっていないことだらけで、

1から教えてくれるということはあり得ません。

 

頭が真っ白になることになりますね。

 

ですから、何もわからないということを

自覚しておくことが大切だと思います。

 

相談できる独立税理士を見つけるべし

さて、何もわからないことが分かっていても

仕事はやってきますね。

 

こういった場合には、一体どうすれば良いのか?

ということになりますね。

 

まずは、相談できる仲間を見つけることが先決です。

 

そうです、横のつながりというやつですね。

 

先日、月1で飲み会を行う税理士の知人から

相談を受けました。

 

手軽に聞けるようになるには、

相談する相手の性格、考え方などがあります。

 

人となりが重要ということになりますね。

こういった人をどうやって見つけるのか?

これも重要だと思います。

 

 

 

 

 

 

さて、横のつながりをどうやって見つけるのか?

これは、いくつかやり方があります。

 

例えば、支部活動を通して知り合っておく、

税理士の任意団体に加入して研修に参加しまくる

といった方法が考えられますね。

 

最も大切なことは、自分と同じような年齢の同業者を

見つけることだと思います。

 

年齢が上の人だと、そもそも相談にのってくれるか

わかりません。

 

ある程度稼いでいる人だと、

電話になかなかでなかったり、

 

そもそもLINEなどの連絡手段を持っていない

ということも考えられます。

 

何とかして、横のつながりは持っておいた方が

良いと私は思っています。

 

自分で調べる癖をつけるべし

では、信頼できる仲間を見つけて、

相談してそれで終わりなのか?

というと、そうでもないです。

 

相談者から返答があったことを調べる

根拠を見つけることも大切ですね。

 

裏をとるということですね。

 

相手を信頼するとかそういったことではなくて、

なぜ、そのような返答が返ってきたのかを

知ることが必要です。

 

これをしないと、いつまでたっても

自立した税理士となることができません。

 

いくら気軽に相談できる中であったとしても、

いつでも、いつまでも相談することはできません。

 

自分で何とかする

ということが必要なのです。

 

そのために、調べるということ癖をつけておく

ということが大切なのです。

 

それに、独立当初は素人も同然ですから、

どうやって調べるのかに不安を覚えます。

 

その不安をどうにかするために、

調べ方も自分で習得しなければなりません。

 

こうしたことを通じて、

少しずつ、税理士としての経験値を

高めていくことになるわけです。

 

一人で全部できるようになる

一般企業から、独立した税理士になる人のゴールは

一人で全部できるようになることです。

 

なぜか?

 

理由は、全部自分でできないと、

人を雇うことになってから、

職員さんへ指示を出すことができないからです。

 

自分ができないことを、他人に求めても

しかたありません。

 

先生からの仕事をどうにか職員さんはやるでしょうが、

そのチェックをするのは、税理士であるあなたです。

 

ですから、全部自分でやることができるようになる

ということが大切であり、ゴールなのです。

 

一般企業から独立した税理士になった方は、

税理士事務所、会計事務所から独立する人よりも

基本的なスキル、やり方が分からない分、

どうしても、仕事で最初は劣ります。

 

その劣っている部分を何とか独立後に

穴埋めしながら、やっていくことになりますね。

 

では、皆さんが最初のゴールに到達することを

楽しみにしております。

 

 


編集後記

今日は、外に出かけて、外食などをしてきました。

新生活が明日で、ようやく1ヵ月になり、

慣れてきたような気がします。

 

それと、4月からは、新サービスのための準備に

取り掛かろうかなあと思います。

 

近日中にブログのメニューに追加して

稼働したいと考えています。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

税務顧問や執筆などのご依頼はこちら↓

Liens税理士事務所ホームページ

 

この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。