【税理士事務所のお仕事】依頼されていない仕事はしない




税理士事務所のお仕事

今回は、税理士事務所のお仕事について

私の経験則から、考えをまとめます。

 

新人自体には、相手が求めていないのに

良かれと思ってやってしまったり、

 

暇だから・・・

という理由でやってしまったことがあったり

色々、仕事上の間違えをしたことがあります。

 

そういったことを踏まえながらの

税理士事務所のお仕事について

解説する記事です。

 

それでは、スタートです!!

 

依頼されていない仕事をやってしまう

最初は、依頼されていない仕事をやってしまう

ということですね。

 

例えば、帳簿に関して、良かれと思って、

補助科目を作成してそれを説明する。

 

良かれと思って、色々な資料を作成してあげる。

なんだかわからないけど、お客様に言われたので

その仕事を受けてきてしまう。

 

新人時代には、本人もやり方が分からないので、

トラブルや仕事の範囲外のことをやってしまうものです。

 

また、相談することが出ない場合もありますから、

本人が無駄な仕事をやっていることに気が付かない

ということも想定できます。

 

いつ本人が気が付くのかというと、

多くは繁忙期に入ってからが通常でしょう。

 

仕事に追われて、今までの蓄積があるので、

その仕事もしなくてはならなくなる。

 

時間が無くなっていって、事務所で求められた仕事が

できなくなってくる場合もあります。

 

どこまでやって良くて、ダメなのか?

これは、誰かが指導してあげるか、

自分で気が付くかのどちらかしかありません。

 

どうして、依頼されていない仕事もやってしまうのか?

それは、顧問契約からくる精神的なものだと思います。

 

お金を定額で頂いている以上、

毎月訪問している以上、

 

何かをやらければならない!!

 

このように心理的に思ってしまうことが

理由ではないでしょうか?

 

税理士事務所のお仕事をするには、

まずは無駄を省くということです。

 

これを実践することで

自分の時間が取れるのではないかと思います。

 

自分が一体何をやっているのかを

リスト化して、確認してみると良いと思います。

 

心配事、関心事を仕事にする

さて、続いては、どのように次のお仕事に

つなげるのか?という手法です。

 

税理士を始め、士業先生に依頼する場合には、

お客様は何かしらの心配事や関心事があります。

 

しかし、それを自分では解決できなかったり、

そこまで自分に専門性が無いと思います。

 

ですから、税理士事務所のお仕事を発展させるには、

まず、社長、事業主の心配事や関心事に集中して、

依頼していもらうということが大切です。

 

とどのつまり、お客様から言われたことを

まずはお仕事として引き受けることが肝心です。

 

ある程度の士業経験があれば、わかりますが、

あまり経験がないとこの辺りの察するということが

わからない場合が多いです。

 

 

 

 

 

また、私が雇われの税理士先生から話を聞くと、

お客様に対する機微がちょっと足らないなあと

思うことが多いですね。

 

話を聞いて、それって、うまくやれば

依頼してもらえるのになあと思うことがあります。

 

例えば、融資相談などがまずは考えられます。

 

銀行に行って色々資料を集めてやっていって、

社長が個人的に銀行担当者とやっていることが

多いかと思います。

 

これに、どうにかひとかみできないか?と

考えることから始めないといけなかったりするわけです。

 

ですから、決算や資金繰りが厳しくなる時期に

借入の話題を聞いておくということは

意味があることだと思います。

 

税理士先生は、簿記や会計が分かり、

会社の状況も良く知っていると思いますが、

 

なぜか、借入周りに関しては、

おざなりになっていると思います。

 

税理士先生であれば、多くが認定支援機関に

登録していると思いますので、

 

借入にひとかみできる状態なのではないかと

思われます。

 

資金繰りは、会社の心配事や関心事です。

 

資金繰り以外にもありますので、

心配事や関心事にアンテナを張っておくことが

肝心だと思います。

 

何もしないという仕事もある

それでも、毎月伺って何もない

ということもありますね。

 

私の考えとして、何もしないという仕事もあると

思っています。

 

まずは、伺って、お茶を片手に、

会社の近況を聞いてくるだけでも違います。

 

その中から、お仕事につながることは

無いのだろうか?と思って話をします。

 

その時に何もなければ、何もないで良いわけです。

 

そもそも、毎月何かがあって、それに対応する

ということ自体が異常です。

 

税理士先生に依頼することは、将来の税務調査での

リスクなどを考慮したリスクヘッジが主です。

 

それであれば、基本的には会計と税務の関与が

できていれば何も問題はありません。

 

もっと申し上げると、ネットで悪口を言われる

税理士事務所、会計事務所、税理士先生とは、

 

この辺りさえまともにやっていないように

見える方がほとんどです。

 

まずは、税務に関することを少しずつでも

積上げていって、関与を継続することでも

十分に感謝されると思います。

 

何もすることがないと思って、

経営相談やコンサルなどに走る必要はありません。

 

普通のことを普通にやって、

何もなければ何もないとお客様に説明すれば、

お客様は安心します。

 

何もしないということは、

安心を売っているということだと思います。

 

ぼっち税理士はどんな仕事をしているのか

私が今現在やっているお仕事は、

 

自計化が出てきている会社では、

毎月、税務監査を行って、残高の確認、

修正事項の洗い出し、決算業務をしています。

 

後は、決算に際して決算対策を要望に応じて

やっている状況です。

 

もちろん、自分が原因となったミスもありますが、

それを取り戻すためにも提案などもやっています。

 

記帳代行を含めてやっている会社については、

資料の収集やまとめ方から関与することが多いです。

 

まずは、税務調査に耐えられるように準備を

して頂くことが始めています。

 

資料がないこと自体がまずいので、

基本的には資料は保存してもらう

という方向でやっています。

 

後は、周辺の実務などにちょっとひとかみして

仕事をしている状況です。

 

会社で社会保険業務をやってもらって、

給料計算は私がしているところもあります。

 

会社としては、予算を士業先生に割けない状況なので、

現実的な対応だと思いますね。

 

後は、借入や資金回収に関する相談が

ありますね。

 

やりすぎると非弁行為になりますので、

やり方くらいしかお伝えしていませんが。

 

お金周りに関しては、心配される経営者が多いです。

そして、それをわかっているのは、税理士先生

ということでの相談だと思いますね。

 

税理士先生以外だと、資金繰りの理屈、考え方に

理解を示してくれることが少ないのが原因かもしれません。

 

このように、会社の御用聞きみたいにやっていても

十分感謝されているようなので、

まずは、御用聞きでも良いかなあと思っています。

 

 

 


編集後記

今日は、昨日の結婚式の疲れをいやすために

自主プレミアムフライデーです。

基本的に休もうかと思っています。

 

ようやく生活が落ち着いてきたので、

通常モードに戻れるようにしたいと思います。

 

 

ではぼっち税理士の齋藤でした~
それではまた👍

 

税務顧問や執筆などのご依頼はこちら↓

Liens税理士事務所ホームページ

 

この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。