【MFクラウドでバックヤード業務】税理士事務所がMFクラウドでバックヤード業務をする!




まさか給料計算とかをやるとは・・・

私は昨年独立後、当初予想していた業務とは

違った業務をするようになりました。

 

今回は、その中からバックヤード業務を

請け負っている会社に対してやっている

内容をまとめたいと思います。

MFクラウドはどこまでできるか?

MFクラウドはどこまでできるかというと、

会計、給与計算、マイナンバー、経費精算

売上の請求書作成、資金調達、経営分析

この辺りまでできる仕様となっています。

 

ですが、freeeとは異なり、一つのソフトごとに

料金が発生してしまいます。

 

そこで、ALL IN ONEでできるプランがあり、

こちらはバリューパックといいます。

 

いわゆるバックオフィスに必要なソフトを

まとめて使えるようにする仕様です。

 

先ほどの全部の機能を月額3,900円(税抜)から

導入することができます。

 

因みに、バリューパックには人数制限があり、

10人までは、月額3,900円の範囲で使えますが、

 

11人目以降は月額800円(税抜)の別料金と

なっているので、小規模向けと言えます。

 

ですから、別の会社で給料だけを導入しようと

思ったのですが、頓挫したことがあります。

 

会計は、今はやりの口座連携機能があります。

これは自計化をやっている会社は意味があります。

 

そうでなく、私のように入力代行として、

会社に行っている場合には必要ない機能です。

 

恐らく、他の税理士も同様の考え方を

していると思われます。

 

口座連携でおかしな仕訳修正をする

というくらいであれば、excelで取り込んだ方が

税理士にとっては早いからです。

 

当然ながら、クラウドなので動きは

もっさりしていて、とても直接入力は

選択できるレベルではないです。

 

給料に関しては、扱いずらいと

感じることが多々あります。

 

数字をいれても反映されないなど

給料計算まで行くまでに手数がかかる

印象があります。

 

まあ、慣れの問題なのですが、

設定さえしてしまえば、あとは楽です。

 

金額も直接入力すれば、社会保険、雇用保険

源泉所得税も自動計算だからです。

 

給料明細も帳票から一括PDFで出力でき

渡しやすいと思います。

 

当然、メールでも渡せるので、

もし従業員のメールアドレスが分かれば

メールで各自へ送付も可能なのです。

 

郵送や手渡しはミスにつながりますので

メールの方が安全だと私は思っています。

 

因みに給料計算では年末調整もできますが、

電子申告には対応してません。

 

ですから連動データを作成後、

税務ソフトでインポートできますので、

簡単にデータを移すことができます。

 

対応しているのは達人、TKC、

魔法陣、ミロクの4つのソフトとなります。

 

法定調書も作成できるのですが、

基本的に給料だけとなります。

報酬等は別途手書きとなります。

 

また、総括表も作成可能ですが、こちらも

電子申告の問題が出てきてしまいます。

 

結論としては、税務ソフトへデータをインポートし

電子申告をした方が早いことになります。

 

 

あとは請求書ですが、こちらも簡単に作成でき、

会計と連動することができます。

 

ただ、請求書から仕訳登録すると

回収の仕訳も同時にされるので、

そこがこちらとしてはネックですね。

 

せっかく連動しているにも関わらず、

仕訳を消去しないといけない手間が

かかるからです。

 

税理士事務所がバックヤード業務

税理士事務所がバックヤード

業務をするのか?と思われるかもしれません。

 

私はやっている税理士事務所も知っていて

どのようにやっているのかも聞いていました。

 

私が受けているバックヤード業務は、

入力代行、給料計算、債権管理です。

 

入力代行は直接法人へ行って資料を

そのまま入力することになります。

 

給料計算はクラウドなのでどこでも

できるといえばできます。

 

締め日が過ぎたら給料計算を行い、

給料明細を社長へ送っています。

 

債権管理も同様に補助元帳から

管理帳簿へ金額を反映させて報告しています。

 

 

独立当初は給料計算はしてませんでした。

というのはそういった需要がある法人が少なく、

やっていなかったためです。

 

今現在受けている法人は、

経理さんがいなくなったので、

私にお鉢が回ってきました。

 

まだ起業して2年目なのでバックヤード業務に

人件費を割けないということがあります。

 

確かに、人を雇うよりは外注化した方が

金額的には安くなると思います。

 

後は税理士事務所がどこまでやるか?

ということだけだと思いますね。

 

振込代行までするとなると完全な人海戦術で、

どれだけ安く人を雇い、顧客を取れるのか?

ということになります。

 

実際には、ALL IN ONEで丸投げする法人で

あまり良い法人はないです。

 

というのは、ただ金銭的に安くすれば良い

ということだけにこだわっている社長が

多いからだと思います。

 

自分だけが得をするような考え方の

人とは関与しないことが得策です。

 

お客様を選ぶことができない状況では

受けるしかないのだと思いますが。

 

確認作業を短縮できない

最後に、バックヤード業務をするなら

という前提で話をします。

 

税理士業務をずっとやっている人だと

言われんでもわかっている内容です。

 

それは、内容を確認することです。

 

これこれなんだけど、これで良いのか?

ということです。

 

仕事ができない、やったことない人に

よくあることなのですが、

 

確認作業をすっ飛ばして処理をしたり、

勝手な判断をしたりします。

 

どのような考えを持っているのかを聞いて

その通りに処理できれば処理すればいいですし、

 

もし法律的に不都合があるのであれば、

それを説明して都合の良い方へもっていく

ということが必要なのです。

 

これがバックヤード業務でも出てきます。

ですから、やる人とやらない人が出てきます。

 

確認は税務とバックヤード業務では

ちょっと違います。

 

社会保険の知識、一般論的な知識、

素人へわかりやすく説明するスキルなど

 

いわゆる面倒なことが降りかかって

くる場合もあります。

 

また、会社が動いてくれないと

バックヤード業務はどうしようもないです。

仕事にならない場合もあります。

 

確認作業と一口にいっても、

フェーズごとに色々やる必要があります。

 

まめな社長であれば良いですが、

だいたい大雑把な人が多いです。

 

ここをどうにかやれるように持っていくか?

それとも税理士事務所がさらに料金を上積みして

やるかという選択をするのかということになります。

 

需要があれば何でもやるに越したことない

独立後に重要なことは需要がそこにあれば

やっていくことに越したことないです。

 

やってみないとやっていいものか

やるといけないものなのかが分かりません。

料金に関しても感覚が分かりません。

 

やった結果として初めてわかり、

今後の修正事項となります。

 

特にバックヤード業務は会社ごとに

状況が異なるため料金も変わります。

これは至極当然なことなのです。

 

できなかればだれかがやることになり、

それが仕事となります。

 

ですから、普段から悩み事を聞いている

税理士が仕事を増やすことができるわけです。

 

 


編集後記

今日は上記のバックヤード業務をします。

給料計算は終わっているので、給料明細の発行、

後は会計の不明点の確認となります。

 

昨日、仮想通貨を売りました。

利益確定をしました。

 

なんか値段が何によって判断するのかが

未だによくわかりません。

非常に不思議な感じなのです。

 

 

では国際税務の税理士齋藤でした~
それではまた👍

 

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この記事は、その時の状況、心情で書いています。
また、法令に関しては、その後改正された場合には、
異なる取り扱いになる可能性があります。

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。