試算表を腐らせないためには、経営に目標を持たせる




iphone8にて撮影!

試算表がなぜ腐ってしまうのか?

毎月の月次決算で試算表を腐らせている

会社はありませんか?

税理士側からすれば、説明しているのに

社長は重要性を認識していない。

 

社長側からすれば、税金のために

記帳しているようなものだし、

毎月確認してもしょうがない。

 

よく試算表の重要性で言われるのが

将来見通しを考える(未来会計)

無駄な支出がないか

売上や利益は上がっているか

目標に届かなかった理由は?

などを考える又は分析しよう

ということです。

 

しかし、こういったことに何の

メリットがあるでしょうか?

売上や利益を上げて誰に

喜ばれていますか?

 

社長は従業員から慕われる

ことがありますか?

 

会社からすれば、正直、

上記のことはメリットないです。

税理士の独りよがりとなっている

可能性があります。

 

 

経営に目標を持たせるとは?

そこで、私が提案したいのは、

経営に目標を持ってもらうという

ことになります。

 

例えば、銀行融資に関して一緒に

社長と銀行に行って、銀行から

改善点を聞いてそれを経営目標と

してやっていくということです。

(銀行は嫌がりますが・・)

 

それだけだと目標にならないという

ことであれば、どうすれば、

銀行格付けが上がるのかを

具体的に聞いて、早期経営計画に

落とし込んでやってみるという

こともいいと思います。

 

その時に使ってほしいのが、

McSSという格付けソフトです。

銀行の格付けが出てくるのみならず、

事業計画書の入力でどうやったら

ランクが上がるのかを確認できる

ソフトです。

 

やればわかるのですが、

売上、利益は一切いじらず

事業計画書を作成しても

銀行ランクが上がってしまう

ので、一度試してみてください。

 

 

 

経営目標は実行可能性を高くする

銀行のランク付けはCRDという

データベースで行われています。

これに準ずるソフトがMcSSです。

 

先ほども申し上げましたが、

売上、利益がずっと同じで

現状維持だったとしても

銀行ランクは上がります。

 

ですから、現状維持で良いのです。

例えばこれを経営目標として

していけば、実行可能性を高く

することができませんか?

 

銀行のランク付けをあげて

どうするの?と思われますが、

ランクが上がると保証協会付き

融資ではなく、プロパー融資を

要求できますし、金利が安くなります。

 

そういったことも社長を説得する

材料になります。

 

経営目標のハードルを下げること

これが第一歩で、これを確認するのに

月次決算と試算表の確認が必要

ということになります。

 

また、税理士にとっても、

今までのサービスに追加サービスを

入れられるので顧問料の値上げを

依頼することができます。

 

 

 

まとめ

試算表は目標、目的がなく、

税金だけのためだけに作成している

状態が通常です。

 

経理はすでに付加価値はありません。

マンパワーの業務だからです。

そうではなく、何をもって付加価値を

つけていくのかを考えることが

必要になります。

 

ですが付加価値をつけることは

非常に難しいことです。

 

会社にとってのメリットを

探し続けて、一体何を求めて

いるのかということを

会社と一緒に考えてみることも

必要だと思います。

 

 


編集後記

昨日は、認定支援機関の研修に参加。

無料ですがかなり自分のやっている

ことに近いことを知れたので

サービスメニュが増えそうです。

 

顧問料アップの交渉も今後

やっていきたいと思います。

 

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。