決算分析は項目が多ければいいというものではない!




やっぱり、A4一枚で済むのがいいです!

 

決算分析ソフトの問題点

巷には、色々な決算分析ソフトが

あふれています。

総じて値段も20万円前後と

ノートパソコンが買えてしまう

ようなソフトになっています。

 

勤務していた事務所で使っていた

プロ・ビジョン株式会社の

決算参謀というソフトがあります。

 

プロ目線からしても、

こんなに色々数値が出るのか!

という印象をもっていました。

決算参謀の資料で運用する前は

私は好意的に思っていました。

 

ところが・・・

実際に説明していくと会社の

興味の薄いこと薄いこと

会社が興味をあまり示して

くれないわけです。

 

私は比較的月次決算の試算表と

短期的な経営状況、長期的なビジョン

も含めて聞いて回っていたのですが

そういった会社でもあまり意味がない

という印象に変わりました。

 

要するに中小企業が見ても意味がない

資料を作成していたことになります。

 

分析数字の問題点がここにあります。

分析ソフトに入れるだけで、

なんか仕事した感があるという

ことです。

 

要するに一人よがりのパラダイムに

陥ってしまうということです。

あくまで必要なのは、

過去の数字を使うことで、

進行期以降の事業をどうよくするのか

というアイデアになります。

 

 

現在、私の考えとしては、

遅行指標である財務経営分析を

どうやって未来会計につなげるか?

キャッシュフローと利益会計を

どのように効率的に運用するか?

 

上記の2点について何とかならない

かと考えている状況です。

 

ちなみに、決算参謀は購入する意味は

あるのかないのかなのですが、

20万円以上出して購入する必要は

ないっすね。

 

同業種比較分析があるにありますが、

細分化されたものではないので、

大枠での同業者というような感じです。

 

 

 

項目は絞った方が良い

私は、お金ない、人いないという

状況なので、

分析ソフトは購入できません。

 

では、どうするのか?

そんなんではまずいのでは?

ということになります。

 

ですので、ローカルベンチマーク

を使って分析をしようと考えて

いる状況です。

 

最近だと早期経営改善計画に

使われている様なのですが、

このexcelはネ申ではありません。

 

よくある役所の一文字一マスという

ものではなく、非常によくできてます。

 

安全性などといったレーダーチャート

財務指標もあらかた入ってます。

例えば、売上増加率や営業利益率などは

事業規模、業種分類別に出てきます。

 

もちろん、全業種があるわけでは

ないのですが、無料でこれが利用

できるということが意味あるわけです。

 

というのは、これを出しているのは、

経済産業省なので、国税庁ではないにしろ

ある程度信頼できる数字なんだろうと

思います。

 

 

 

決算だけの分析では意味がない

税理士というか、会計が分かってくると

数字で何でも見がちです。

ところが数字というのは、結果なのです。

そこにたる過程こそが意味があるのです。

 

こういった観点から、業務についても

私は確認したりします。

気に入っているのは、業務フローです。

 

関与税理士は、会社のことが分かって

いるような気になっているものです。

業務フローにて改めて、会社の状況を

確認してみることや経営診断をする

ことができます。

 

また、非財務に関する4つの視点から

会社を状況分析することも提案できます。

例えば、経営者の経営意欲、

会社内部の管理体制で人材育成は?

といったことです。

 

決算はその一年を振り返る貴重な時間

だと思っています。

ここから、進行期も含めた状況を

どうするのかを考えることができると

私は思っています。

 

 

まとめ

決算参謀に代表する分析ソフトは、

残念ながら数字だけを対象とした

数字で完結するソフトです。

 

後は、ソフトを使う個人の力量に

依存してしまうということです。

 

正直、数字だけの分析ソフトなら

SWOT分析だけの方が会社に

喜ばれると思います。

 

イメージで経営してきたものが

はっきりするからです。

数字だけの説明はどうしても

モヤっとしてします。

 

そのモヤっとしたものを

どうやってうまく説明するのか

社長に分かってもらうのか?

ということです。

 

 


編集後記

今日は、月一のバンド練習です。

気が付けば今年のバンド活動は

今月残してあと3回となりました。

 

そろそろなんか曲を増やそうかな

と思っています。

 

思い切ってアコースティック

バージョンをやっても

良いかもしれません。

 

バンド活動とは別に個人で

音楽活動を来年からやるために

準備中です。

 

やれるようになったら

ここで報告したいと思います。

完全に趣味の範囲ですけどね・・

 

 

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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。