クラウド会計freeeは税理士の信用を失ったかもしれない




自分で制度作って運用できていない
さすがfreeeですな!

 

freeeと税理士の関係

freeeと税理士の関係は、認定アドバイザー

という関係でつながっています。

 

税理士側からのメリットは、

認定アドバイザーになると、

freeeの士業検索ページに掲載でき、

顧客獲得ができるという

ことになります。

 

私がいる新宿は税理士が多いので、

ほとんどそのメリットはありませんでした。

 

現在は、認定アドバイザー資格の内容が

アドバイザーランクという意味不明な

スコア制度になったので、検索にいた

税理士がほとんど消える事態になってる

様に見受けられます。

 

最近、私と同年代の税理士と話したとき

丁度この話が出て、freeeはもういいので

MFクラウドにしたとのこと。

 

認定アドバイザーのランク制度の導入で

士業検索ページから消えてしまった

様なのです。

 

この税理士も私と同様、今年開業した

税理士でfreeeで少しずつ顧客獲得が

できていたようです。

 

そのようなときにランク制度の導入で

ビジネスモデルを変えざるを得なくなった

ということになったようです。

 

 

 

freeeはアカウントを売ればいいと思っている

最近のfreeeはというか、最初からかも

しれませんが、アカウントの購入を

頻繁に勧められます。

 

今年上半期に流行ったIT補助金で

実質負担は20万円だけといった

かたちで、営業をかけられました。

アカウント数は10だったと思います。

 

この様な営業をfreeeはたびたび行って

いるようです。また、アカウントを

多く持っている税理士事務所への

顧客紹介優遇もしています。

 

これは、販促の面から言えば当然の

営業手法だとは思います。

 

 

 

freeeの営業から考えるダメな営業

今回、認定アドバイザーの考えをfreeeは

変更してしまいました。

要するに、ただ乗りの税理士はダメで、

freeeにもっと貢献せよ!という

ことの様です。

 

新しいアドバイザー制度だと、

freeeの士業検索ページへの記載は、

アドバイザースコア10以上の様です。

 

このアドバイザースコアの算出方法

なのですが、自分のお客様のfreeeの

プランによって税理士に付与される

ポイントが違うわけです。

 

ポイントの付与と内容をみると、

おおよそ、規模が大きい税理士事務所

ほど有利なポイント制になっています。

 

私のような開業したての税理士には、

不利なポイントになっているのです。

元々freeeはスモールビジネスを

応援してきたという建前があった

はずなのです。

 

新しい制度は、これと正反対の

ポイント制を導入しています。

この様なやり方は、受け入れられない

税理士もいたはずです。

少なくとも、私の近くには1人います。

 

また、士業検索ページへの掲載が

なくなったということは、

税理士にとって不可解なことだと

思っている方がいるはずです。

 

今回の制度では、少なくともお客様が

10件以上いないと士業検索ページに

税理士は出現しないことになります。

 

開業当初の税理士が10件獲得せよ!

そして、freeeを使うように顧客を

説得せよ!と言われているのと

同じになります。

 

この様な営業手法は税理士からの信用を

失わせるだけでなく、もうfreeeを使うのは

やめようかなということも検討の余地が

あるように思えます。

 

 

まとめ

私は、freeeが営業手法を変えようが

何だろうが影響は全くないです。

 

そもそも士業検索ページの新宿で

検索しても10ページ以降の一番後ろ

だったので、顧客獲得に貢献して

はいませんでした。

 

ただ、今回のは、すでに開業している

税理士にも最低10件はfreeeを使うように

要請しているものでもあるので、

こういった営業手法は顧客の囲い込み

という営業手法とは違います。

 

顧客の囲い込みは、家電製品等で

行われているように、顧客の利便性を

第一に考えて便利、安全、手軽といった

3要素をもって行われます。

 

freeeの場合には、便利ではありません。

ネットがつがらないと使えない。

安全というと、freeeが経営破綻した場合の

会計データの扱いはどうなっているのか

分かりません。

 

手軽かというと、初期設定が面倒です。

ここで心が折れる人もいます。

 

つまり、顧客の囲い込みは無理という

ことだと思うのです。

私は、研究目的程度でfreeeを開業当初から

使っていて、現在は、MFクラウドでの

関与のお客様を増やしている状況です。

 

というのは、私が使いにくいから、

会計をコントロールしやすいこと

いちいちexcelでデータをいじって、

戻す作業自体がなくて済む。

 

という点から、MFクラウドの方が

使い勝手がいいと思うわけです。

 


編集後記

昨日は、東京税理士会周辺で活動後、

東京青税のディベート会議でした。

ディベートの立論が固まってきました

ので、今後は、想定問答と最終弁論

に向けた活動になります。

ディベート本番まであと、16日です。

 

あと、明日は新宿法人会で決算説明の

講師を行います。ご都合のつく方は

ご参加を待ちしております。

入場無料になります。

 

 

Facebook,google+,twitterやっていますので、
フォローをお願い致します。
(フォロー返します!)

 

税務顧問などのご依頼はこちら↓

Liens税理士事務所ホームページ

 

 

 




ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。