税務調査はどのようのなスケジュールで行われるのか?




人間離れした超人的なことができれば
良いのですが・・・
私には不可能です。

 

税務調査のスケジュール

税務調査のスケジュールは以下の様になります。

実地調査を前提に進めます。

 

1.税理士に税務調査の連絡が税務署からくる

2.日程調整を行う(調査は2日が一般的)

3.調査日程を税務署へ連絡する

4.事前通知(3の段階で行われる)

5.調査当日

午前:会社概要のヒアリング

午後:帳簿や資料の確認

質問事項

6.調査2日目

帳簿や資料の確認、質問への回答

実地調査は終了

7.論点がある場合には法的に確認し

修正申告の勧奨がされる。

問題ない場合には是認通知

8.修正申告の内容を納税者に説明し、

申告と納付を合わせて行う

 

 

税務調査官が調査でやること

スケジュールは上記の通りです。

しかし、税務調査官は会社にきてまで、

一旦何を調べているのかがわからない

と思います。

 

調べているのは、基本的に期ズレに

関してです。

前期の売上を当期に持ち越してないか?

前期の在庫を過少にしていないか?

前期に確定していない費用を前期に計上

していないか?

 

ということを帳簿と資料から探って

いるわけです。

 

そのうえで、売上と仕入の対応関係を

質問したり、売上の計上基準を確認したり

在庫の評価方法や数え方を確認したり

してくるわけです。

 

まるで課税しようとして質問している様に

思うかもしれませんが、申告書の内容が

合っているかどうかを確認するのが、

税務調査なので、致し方ありません。

 

 

 

若い調査官だと引き立て役が付いてくる

最近の税務調査官は質の低下というか

分かっていない税務調査官が多いです。

 

そのためか、嘱託でベテランの税務調査官

を伴って若い税務調査官と一緒にくる場合が

あります。

 

どちらが主だった税務調査官なのかを聞くと

嘱託の人が彼(彼女)だと説明します。

 

こういった調査だとかなり迷惑です。

というのは、費用の相手科目がわかない

なんてことはざらで、調査とは名ばかりの

研修に付き合わされるからです。

 

自分たちで模擬調査研修をすればいいのに

と思ってしまいます。

 

こういった税務調査でいわれたのが、

次の内容でした。

事前確定届出給与の支給額欄に手取額

で記載されているので、否認してくれませんか?

 

はあ~という感じです。

条文を読むと総支給額との記載はありません。

確かに実務上、総支給額で記載するわけ

なのですが・・・

 

伝票で処理を説明して、源泉、社会保険

といった総支給額が記載されている資料で

説明したにも関わらず、上記のお願い?

になりました。

 

更正してこい!と言ってやりたかった

のですが、大人になって、実務書から

ちょっとくらい異なることをやっても

大丈夫ということや立法趣旨の説明

などを行った結果、修正申告せずに

済みました。

 

こういった若い税務調査官は、お願い?

すればいいという認識を持っている様で

どうやったら更正できるのか?という

発想では税務調査に臨んでいません。

 

要するに税法を知らない、法律をしらない

立法趣旨もわからないとりあえず違っている

から課税できるという感覚なのです。

 

 

まとめ

税務調査については、スケジュールは最初の

通りなのですが、会社から帰った後も

税務調査が続きます。

 

それに、長く税務調査になったとしても

特に罰金はありませんから、のほほーんと

していれば良いのです。

 

一点注意していおきたいのが、修正申告です。

修正申告は申告日と納付日を合わせた方が

良いです。というのは、修正申告日=納付日

になりますので、修正申告日以降に納付すると

追徴された本税に罰金がかかります。

 

こういったことを知らずに修正申告だけ

先にしてという税務調査官がいたら

修正申告の納付日を確認した方が

いいとアドバイスして差し上げましょう!

 

 


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ABOUT US
齋藤 幸生税理士・行政書士・経営革新等支援機関・ブロガー
都内税理士事務所にて7年間の勤務後独立。 2017年に税理士として独立後は建設業、フォワーディング業、IT業に特化した税務を行っています。また財務支援として資金繰り支援(会社の資金繰りと資金調達支援)を行っています。行政書士としては建設業許可、利用貨物運送事業の許可業務に特化しております。